ナメコ
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ナメコ Pholiota nameko |
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Pholiota nameko | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ナメコ | ||||||||||||||
英名 |
ナメコ(滑子)は、モエギタケ科スギタケ属のキノコの一種。日本、台湾に分布し、学名は日本語のナメコをとって Pholiota nameko という。
秋、(冷夏の年は梅雨ごろにも発生)ブナやナラなどの枯れ木や切り株などに群生する。湿時はおびただしいゼラチン質の滑りがあり、ナメタケ、ヌメリタケと呼ぶ地域もある。茶褐色のかさと白色又は茶色の茎、ゼラチン質で茶色のひだをもつ。天然のものと人工栽培のものがある。近年は広く人工栽培が行われ、栽培の方法も主に原木栽培とオガクズ栽培の二通りの方法があり、一般に市場に流通しているのは後者の栽培品である。多くのメーカーから種菌が販売されており、家庭栽培も容易に行える。
食用で味噌汁の具、おひたし、炒め物をはじめとして、料理に多用される。かさの開ききっていない小さなものはツルツルとした喉越しを、かさの開いた大きなものは直火焼きなどで香りを楽しみ、シャキシャキとした歯ごたえを楽しむ。似た毒キノコが無いので、安心して食用にできる。