ネクステルカップ
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ネクステルカップ(NEXTEL Cup)はアメリカで人気No.1のストックカーレース・NASCARの最高峰クラスのレースである。
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[編集] 概要
1950年にグランドナショナルとしてスタートし、1972年からタバコメーカーのReynolds American社の協賛で、ウィンストンカップとして行われたが、2004年からスプリント・ネクステル社がスポンサーとなり、現在の名称となった。
[編集] ランキング
NASCARネクステルカップでは、ドライバーランキングとチームでのランキングのポイントで総合順位を競う。各レースのポイントは下記のようになっている。ネクステルカップでは通常43台が決勝に進出するので、予選を通過し決勝をスタートさえすれば、最低でも34ポイントは必ず獲得できるようになっている。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 180 | 170 | 165 | 160 | 155 | 150 | 146 | 142 | 138 | 134 |
順位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 |
得点 | 130 | 127 | 124 | 121 | 118 | 115 | 112 | 109 | 106 | 103 |
順位 | 21位 | 22位 | 23位 | 24位 | 25位 | 26位 | 27位 | 28位 | 29位 | 30位 |
得点 | 100 | 97 | 94 | 91 | 88 | 85 | 82 | 79 | 76 | 73 |
順位 | 31位 | 32位 | 33位 | 34位 | 35位 | 36位 | 37位 | 38位 | 39位 | 40位 |
得点 | 70 | 67 | 64 | 61 | 58 | 55 | 52 | 49 | 46 | 43 |
順位 | 41位 | 42位 | 43位 | |||||||
得点 | 40 | 37 | 34 |
[編集] Chase for the Nextel Cup
さらにネクステルカップとなってから導入された新システムとして「Chase for the Nextel Cup」(通常は単に「Chase」と略されることが多い)がある。このシステムはシリーズが残り10戦となった時点(つまり第26戦終了時)のドライバーズポイントランキングにおいて、上位10名+獲得ポイントがトップから400点以内のドライバーについてポイントを下記の表に従ってリセットするというものである。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 5050 | 5045 | 5040 | 5035 | 5030 | 5025 | 5020 | 5015 | 5010 | 5005 |
※11位以下でトップからポイントが400点差以内のドライバーがいる場合は、一律5000点が与えられる。
これはシーズンが終盤になると各ドライバーの獲得ポイントに大きな差が付き、シリーズチャンピオン争いがごく少数のドライバーに絞られてしまうことにより、ファンのレースへの興味が薄れることを防ぐために導入されたもので、いわば一種のプレーオフ的な効果を狙ったものである。概ねこの制度は好評で、シーズン終盤を盛り上げることに大きな効果を挙げている。
ちなみにこの「Chase」に残れなかったドライバーについては事実上チャンピオン争いから脱落することになるが、そのようなドライバーのモチベーション低下を防ぐために、「Chase」不参加のドライバーの中でシーズン終了時のポイントランキングが最上位の者には100万ドルのボーナスが与えられるシステムも同時に導入されている。
[編集] 2006年シーズンの日程
- 第1戦:デイトナ デイトナ500
- 第2戦:フォンタナ オートクラブ500
- 第3戦:ラスベガス UAW-ダイムラー・クライスラー400
- 第4戦:アトランタ ゴールデン・コーラル500
- 第5戦:ブリストル フード・シティ500
- 第6戦:マーティンスビル ダイレクTV500
- 第7戦:テキサス サムスン・ラジオシャック500
- 第8戦:フェニックス サブウェイ・フレッシュ500
- 第9戦:タラデガ アーロンズ499
- 第10戦:リッチモンド クラウン・ロイヤル400
- 第11戦:ダーリントン ダッジ・チャージャー500
- 第12戦:シャーロット(コカ・コーラ600)
- 第13戦:ドーバー ネイバーフッド・エクセレンス400
- 第14戦:ポコノ ポコノ500
- 第15戦:ブルックリン スリーエム・パフォーマンス400
- 第16戦:ソノマ ダッジ・セーブマート350
- 第17戦:デイトナ ぺプシ400
- 第18戦:シカゴ USG・シートロック400
- 第19戦:ロードン レノックス・インダストリアル・ツール300
- 第20戦:ポコノ ペンシルベニア500
- 第21戦:インディアナポリスオールステート400
- 第22戦:ワトキンスグレン AMD・アット・ザ・グレン
- 第23戦:ブルックリン GFS・マーケットプレイス400
- 第24戦:ブリストル シャーピー500
- 第25戦:フォンタナ ソニー・HD500
- 第26戦:リッチモンド シェビー・ロック・アンド・ロール400
- 第27戦:ロードン シルバニア300
- 第28戦:ドーバー ドーバー400
- 第29戦:カンザス バンクエット400
- 第30戦:タラデガ UAW-フォード500
- 第31戦:シャーロット バンク・オブ・アメリカ500
- 第32戦:マーティンスビル サブウェイ500
- 第33戦:アトランタ バスプロショップMBNA500
- 第34戦:テキサス ディッキーズ500
- 第35戦:フェニックス チェッカー・オートパーツ500
- 第36戦:ホームステッド(フォード400)