バスロケーションシステム
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バスロケーションシステムはバスの位置情報を利用者に提供するシステムである。
バスの運行にとって道路事情や天候による影響が大きく、鉄道などのほかの交通機関に比べて定時制の確保が難しい。バスロケーションシステムによってバスの位置情報を提供することで、利用者は待ち時間のだいたいの目安がわかり、時間を有効に利用することができる。
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[編集] システム
秋田県秋田市の秋田市交通局が1981年12月に全国に先駆けて試験的に導入した。(写真下)
バスが接近してくると「黄色のランプを点灯」させて接近を知らせ、最終が出ると30分間「赤いランプが点灯」するように表示していた。 しかし、初期型は通過情報との誤差が生じ、実際に来るバスが遅かったり、バスターミナルである秋田駅前停留所に接近ランプを設置したりしたため、新型(写真)に順次変更した。しかし、利用者の減少に伴い、廃止されている。
[編集] バスの位置情報の取得
バスの位置情報は
などがある。情報センターへ集められた位置情報を利用者へ提供する。
[編集] 位置情報の利用法
位置情報は写真のようにバス停にある情報掲示板で提供されるほか、インターネットや携帯電話を利用して提供される。