パオロ・サヴォルデッリ
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パオロ・サヴォルデッリ(Paolo SAVOLDELLI、1973年5月7日-)はイタリアを代表する自転車ロードレースの選手。
2002年ジロ・デ・イタリアはジルベルト・シモーニ、ステファノ・ガルゼッリがドーピング疑惑でレースを去る事となり、更にフランチェスコ・カーザグランデが危険行為により失格となったため、残ったサヴォルデッリがたなぼた的優勝といわくつきの勝利となってしまった。 その後所属したインデックスは給料未払い問題が発生し、さらに移籍先であったドイチェテレコム(後のT-モバイル)では、病気・怪我によりレースすらままならず不遇を囲っていた。
しかし2005年にディスカバリーチャンネルチームに移籍すると本来の実力を発揮し、ジロ・デ・イタリアではイヴァン・バッソがレース途中で腸炎を引き起こすという不運にも助けられ見事総合優勝をなしとげ、総合優勝者に与えられるジャージであるマリア・ローザを獲得する。ツール・ド・フランスでもランス・アームストロングの総合7連覇のアシストを務めながら第17ステージ勝利を獲得し、完全復活の印象を与えている。
クライマーでもあるが、まるで素人のようなフォームでありながら下りに滅法強く「ファルコ」(はやぶさの意)というあだ名を持つ。また、滅多に表情を変えない事でも有名で、レース勝利のシャンパンファイトでも表情を変えずという事もある。現在、アームストロングが引退したチームでエースの一角を担っている。
[編集] 戦績
- 2002年
- ジロ・デ・イタリア 総合優勝
- 2005年
- ジロ・デ・イタリア 総合優勝
- ツール・ド・フランス 第17ステージ区間優勝