フィルム・コミッション
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フィルム・コミッション(Film Commission、FC) は、映画等の撮影場所誘致や撮影支援をする公的機関である。自治体等の組織であることが多い。映画撮影などを誘致することによって地域の経済・観光振興を図るのが狙い。
日本では、FCの連絡機関として全国フィルム・コミッション連絡協議会が設立されている。
- 2000年 2月 - 「FC設立研究会」発足。
- 2000年 9月 - 「フィルム・コミッション設立推進全国シンポジウム」開催。
- 2000年11月 - 「東京国際映画祭・国際シンポジウム」開催。
- 2001年8月 - 「全国フィルム・コミッション連絡協議会」設立。
こうした動きはマスコミを通じて伝えられ、国内各地の自治体でフィルム・コミッション設立の動きが加速している。
2006年3月13日現在、全国FC連絡協議会の加盟FC団体は87にのぼる。
目次 |
[編集] フィルム・コミッションの業務内容
- ロケハンの協力
- ロケハンの為のロケ地情報の提供や写真提供など。
- 撮影許可申請の代行
- ロケの立会い
- 食事や宿泊施設の手配
- エキストラの募集、手配
- 映画イベントの協力
- 映画公開時のロケ地情報パンフレット製作・配布。
- 映画ポスターのロケ地での配布・手配
[編集] フィルム・コミッションを利用した日本映画の例
- 『交渉人 真下正義』(札幌市、茨城県)
- 『最終兵器彼女』(小樽市)
- 『星に願いを。』(函館市)
- 『(ハル)』(盛岡広域)
- 『スターフィッシュホテル』(会津若松市)
- 『下妻物語』(茨城県)
- 『リンダリンダリンダ』(高崎市)
- 『WASABI』(東京都)
- 『釣りバカ日誌11』(北九州市)
- 『世界の中心で愛をさけぶ』(香川県、愛媛県)
- 注 ここに紹介しているのはごく一部で網羅ではない。2004年度以降かなりの映画がフィルムコミッションを利用しているので実際は膨大な数に上る。また、本数としては、テレビ番組の方が圧倒的に多いが、ここでは紹介していない。詳しくは各フィルムコミッションのページの実績欄を見よ。
[編集] フィルム・コミッションを利用したアニメ作品の例
[編集] 全国のフィルム・コミッション一覧
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- 注・・・全国フィルム・コミッション連絡協議会に未加盟を含む。