マイカード
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マイカードとは、セガが同社のゲーム機のソフトウェア供給媒体として使用したICカード型ROM。ここで詳述。
[編集] 概要
マイカードは通常のROMカートリッジと比較してサイズが圧倒的に小さい。マイカード専用スロットを持たないSG-1000 / SG-1000IIおよびSC-3000では、「カードキャッチャ」と呼ばれる変換アダプタをROMカートリッジスロットへ挿入して使用する必要がある。マイカード発売後に登場したマークIIIやマスターシステムには、マイカード専用スロットが標準装備されている。
マークIII時代初期、「EPマイカード」というものがアナウンスされた。これは書き換え可能なマイカードで、お店に持っていくと有料で別のゲームに書き換えてもらえるというシステム。EPマイカードの裏側は通常と違い銀色のステッカーが貼られており、これをはがすと書き換え可能となる。予定価格はソフトが5000円、書き換えは1800円。結局発売はしなかったが、サンプル品が一部流通してるらしく、マニアの間では高値がついている。
[編集] その他
発売当初、普及のために、ソフトを買って応募券を集めると全員プレゼントでカードホルダーがもらえるというキャンペーンを行っていた。
セガは一時期、積極的にカード化を推進していたが、ゲームが大容量化するに従い、容量に制限のあったマイカードは次第に使われなくなった。