マイケル・マン (映画監督)
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マイケル・マン(Michael Mann,1943年2月5日 - )はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の映画監督・脚本家・映画プロデューサー。ウィスコンシン大学で学んだ後、ロンドン・インターナショナル・フィルム・スクールへ留学し、テレビ局のドキュメンタリーを手がける。アメリカに帰国後、テレビドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」や「マイアミ・バイス」などの脚本や制作を手がけ、1979年に映画監督としてデビューした。
サム・ペキンパーのように男臭い映画を撮ることで有名。また、ペキンバーと似て女性を描くのが下手である。しかしながら、そのダンディズムや哀愁、渋さを徹底した作品は評価が高い。しかし、それ以上にガンアクションの演出に高い評価を得ており、『ヒート』での銃撃戦はペキンバー最高傑作の『ワイルドバンチ』ラストの大虐殺、別名「死の舞踏」に匹敵するとまで評された。生の銃声をわざわざ録音して映画に使用、銃痕にまでリアリティを追求する。
ハリケーン・カトリーナがアメリカを襲った際、マンはマイアミ・バイスのリバイバル版『マイアミ・バイス (映画)』を撮影中だったが、ハリケーンの影響でセットに被害が出て、当初の予定よりも制作費が膨れ上がり、2億ドルもかかってしまった。
[編集] 主な監督作品
- ジェリコ・マイル The Jericho Mile (1979年)
- ザ・キープ The Keep (1983年)
- 刑事グラハム/凍りついた欲望 Manhunter (1986年)
- ラスト・オブ・モヒカン The Last of the Mohicans (1992年)
- ヒート Heat (1995年)
- インサイダー The Insider (1999年)
- ALI アリ Ali (2001年)
- コラテラル Collateral (2004年)
- マイアミ・バイス MIAMI VICE (2006年)
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