ライスボウル
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ライスボウル(Rice Bowl)はアメリカンフットボールチーム日本一を決定する「日本選手権」試合である。
元々この大会は1948年から学生の東西対抗戦として1月15日に行われてきたが、1983年度(1984年開催)から毎年1月3日に開催されるようになり、大会のシステムも大学王座決定戦「甲子園ボウル」の優勝校と、社会人リーグ「Xリーグ」の優勝チーム(1983~86年は日本実業団リーグ優勝チーム、1987年からは日本社会人選手権(東京スーパーボウル 1990年から日本アメリカンフットボールリーグの決勝戦を兼ねる)の優勝チーム。2003年からジャパンXボウルに改名)が直接対決する形に変更された。
試合会場も1988年度(1989年開催)までは国立霞ヶ丘陸上競技場を使用してきたが、1989年度(1990年開催)から東京ドームに移動している。
大会名称のライスとは日本の主食である米から取ったもので、アメリカで正月を中心に行われる学生アメリカンフットボール大会の名称が開催地の特産品(例・ローズボウル=バラ、シュガーボウル=砂糖、オレンジボウル=オレンジなど)が付いているのに倣って付けられたという。
'88~90年の日大3連覇以後、大学チームは'95年の京大、その後も01年の関西学院大まで社会人チームに勝てず、これが“学連はライスボウルを獲れない”というジンクスに繋がった。
テレビ中継はNHKが生中継、Xリーグ中継局のスカイ・Aが録画中継を行っている。一時はスカイ・A中継をKBS京都とテレビ埼玉がネットしたこともある。
ライスボウルの最優秀選手(MVP)には、ポール・ラッシュ杯が贈られる。
[編集] 歴代成績
年度 | 回 | 優勝 | スコア | 準優勝 |
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1983年 | 37 | 京都大学 | 29 - 28 | レナウン |
1984年 | 38 | 日本大学 | 53 - 21 | レナウン |
1985年 | 39 | レナウン | 45 - 42 | 関西学院大学 |
1986年 | 40 | 京都大学 | 35 - 34 | レナウン |
1987年 | 41 | 京都大学 | 42 - 8 | レナウン |
1988年 | 42 | 日本大学 | 47 - 7 | レナウン |
1989年 | 43 | 日本大学 | 42 - 14 | シルバースター |
1990年 | 44 | 日本大学 | 35 - 13 | 松下電工 |
1991年 | 45 | オンワード | 28 - 6 | 関西学院大学 |
1992年 | 46 | シルバースター | 29 - 20 | 京都大学 |
1993年 | 47 | シルバースター | 28 - 23 | 関西学院大学 |
1994年 | 48 | 松下電工 | 16 - 14 | 立命館大学 |
1995年 | 49 | 京都大学 | 35 - 21 | 松下電工 |
1996年 | 50 | リクルート | 19 - 16 | 京都大学 |
1997年 | 51 | 鹿島 | 39 - 0 | 法政大学 |
1998年 | 52 | リクルート | 30 - 16 | 立命館大学 |
1999年 | 53 | アサヒビール | 33 - 17 | 関西学院大学 |
2000年 | 54 | アサヒ飲料 | 52 - 13 | 法政大学 |
2001年 | 55 | 関西学院大学 | 30 - 27 | アサヒ飲料 |
2002年 | 56 | 立命館大学 | 36 - 13 | シーガルズ |
2003年 | 57 | 立命館大学 | 28 - 16 | オンワードスカイラークス |
2004年 | 58 | 松下電工 | 26 - 7 | 立命館大学 |
2005年 | 59 | オービック | 47 - 17 | 法政大学 |