ラース・フォン・トリアー
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ラース・フォン・トリアー(Lars von Trier, 1956年4月30日 - )はデンマークの映画監督。
コペンハーゲン大学映画学科卒業後、デンマーク映画学校にて映画演出を学ぶ。技術的なミニマリズムをとなえたドグマ95という原則を1995年に発表し、デンマークの映画界に対する他国の関心を高めた中心人物たと見なされている。カンヌ映画祭において1996年に「奇跡の海」でグランプリを、2000年に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で・パルムドールを受賞した。
トリアーは、これまでの長編監督作を三作ずつ三部作としてまとめている。「エレメント・オブ・クライム」「エピデミック」「ヨーロッパ」が、未来に対するヨーロッパのトラウマを描いたヨーロッパ三部作で、「奇跡の海」「イディオッツ」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が、きびしい状況の中でも純粋な心を保ち続ける女性を主人公にした黄金の心三部作である。現在は「ドッグヴィル」、「マンダレイ」に続く機会の土地アメリカ三部作の最終作Wasingtonを製作中である。
飛行機恐怖症でアメリカに行ったことがない。カンヌ映画祭授賞式にも陸路で出かけた。
[編集] 監督作品
- 1984年「エレメント・オブ・クライム」Forbrydelsens element
- 1987年「エピデミック」Epidemic
- 1991年「ヨーロッパ」Europa
- 1994年「キングダム」(スティーブン・キングによりリメイクされた)Riget
- 1996年「奇跡の海」Breaking the Waves
- 1998年「イディオッツ」Idioterne
- 2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク」Dancer in the Dark
- 2003年「ドッグヴィル」Dogville
- 2005年「マンダレイ」Manderlay
- 2006年 Direktøren for det hele
カテゴリ: デンマークの映画監督 | 1956年生