リクルート
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種類 | 株式会社(非上場) |
本社所在地 | 103-0000 東京都中央区銀座8-4-17 |
電話番号 | 03-3575-1111 |
設立 | 1963年8月26日 |
業種 | 人材総合サービス事業、他 |
事業内容 | 広告、インターネット関連、出版、他 |
代表者 | 柏木斉(代表取締役社長) |
資本金 | 30億264万円 |
売上高 | 4,436億円(2006年3月期) |
従業員数 | 5,873名(2006年4月1日現在) |
外部リンク | www.recruit.jp/ |
株式会社リクルート(RECRUIT CO.,LTD.)は、日本の出版社である。1960年に東京大学の学生であった江副浩正によって創業され、活字媒体に囚われないさまざまな分野で情報サービスを提供している。社員全員が参加できる新事業コンペを早くから導入し、若手社員でも自由に事業を起こすことができる開放的な社風である。それゆえ人材輩出企業としても名高く、あらゆる業界でリクルート出身者が活躍している。最初から起業を目的として入社した社員も多い。1988年の、敗戦後最大級の疑獄事件ともいわれたリクルート事件の後、リクルートの創業者である江副が経営から退くと共に、大手スーパー ダイエーの創業者・社長(当時)の中内功へ保有株式が譲渡され、ダイエーの系列下に入ったが、2000年頃に離脱している。
目次 |
[編集] 会社の概要
[編集] 2006年3月31日現在の株主
括弧内は、所有株式の割合を示す。
- リクルート社員持株会 (23.8%)
- 株式会社リクルートエイブリック (10.8%) ※
- 大日本印刷株式会社 (5.0%)
- 東京電力株式会社 (〃)
- 凸版印刷株式会社 (〃)
- 株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ (4.5%)
- 農林中央金庫 (4.2%)
※ 株式会社リクルートエイブリックは2006年4月に商号を株式会社リクルートエージェントに変更している。 ※ わかりやすく出版社と言われるが、ジャーナリズムや文化の創造というよりは、広告収入の獲得を目的とした出版物が基本。
[編集] 主なサービス・情報誌
[編集] ポータルサイト
- リクナビ(大学生のための就職ポータルサイト)
- リクナビNEXT(社会人のための転職サイト)
- イサイズ(各情報誌と連動したポータルサイト)
- 住宅情報ナビ(不動産検索サイト)
- フォレント.jp(賃貸物件検索サイト)
- ハウジングナビ(ハウスメーカー・工務店検索サイト、住宅商品・施工実例・設備商品検索サイト)
- Goodリフォーム.jp(リフォーム会社、施工実例検索サイト)
- 進学ネット(高校生向けの進学ポータルサイト)
- ドコイク?(首都圏の駅別お店探しの携帯向けポータルサイト)
- R25式モバイル(首都圏M1世代向けのケータイポータルサイト)
- ここカラダ(医療情報ポータルサイト。三井物産との共同出資会社が運営)
- B-ing.jp(転職情報サイト)
[編集] ドコイク?
ドコイク?は、リクルートが提供しているローカル(地域)検索サービス。
ウェブページをロボットによりクローリングを行い、実際の店舗単位でインデックスを行う検索エンジンである。
駅やランドマークを基点として検索することが可能。
類似サービスとしてGoogleローカルなどがある。
[編集] 情報誌
- 職業系(求人情報誌)
- フロム・エー(アルバイト情報誌)
- 就職ジャーナル(一般就職情報誌)
- ビーイング(一般就職・転職情報誌 旧週刊就職情報)
- とらばーゆ(就職・転職情報誌。元は女性向けの就職・転職情報誌であったが、男女雇用機会均等法の施行以後は、男女を対象とした正社員情報を中心に、契約社員、アルバイト、派遣等も含めた多様な雇用形態の事務職、ファッション販売、クリエイター、医療・介護・美容の専門職などを網羅している)
- ガテン(土木建築、運転手、メカニックなど現業系職種(ブルーカラー)の就職・転職情報誌。創刊時に「働いて強くなる」というキャッチコピーで宣伝された)
- タウンワーク(2000年に創刊された無料の地域密着型求人誌。毎週月曜日発行。全国89版)
- 住宅情報(不動産情報誌)
- フォレント(賃貸不動産情報誌)
- エイビーロード(海外旅行情報誌 ※2006年10月号(9月9日発売)をもって休刊)
- じゃらん(国内旅行情報誌)
- アントレ(代理店・フランチャイズ情報誌)
- ケイコとマナブ(各種スキルアップ教育系情報誌)
- ゼクシィ(結婚式場情報誌)
- カーセンサー(中古車売買情報誌)
- eyeco(エコロジー情報誌)
- 赤すぐ(妊娠・出産・育児グッズの通販情報誌)
- フリーペーパー
[編集] 沿革
- 1960年、大学が発行する新聞の広告代理店「大学新聞広告社」として創業。
- 1963年8月、会社設立。社名を「大学新聞広告社」から「株式会社日本リクルートセンター」に変更。
- 1984年、社名を「株式会社リクルート」に変更。
- 1988年、リクルート事件発覚
- 事件後、会社としての信用失墜と共にバブル経済の崩壊に伴い、マンション・不動産事業の子会社リクルートコスモスや、金融子会社のファーストファイナンスなどの不良資産問題が顕在化。グループ全体が窮地に追い込まれていく。
- 1992年、江副浩正が保有株式を中内功に譲渡、事実上のダイエーグループ入り。それまでのシンボルマークだった「かもめ印」はリクルート本体から消える。(リクルートコスモスでは2006年の社名変更まで使われ続けた)
- 2003年3月に創業者の江副浩正に東京地裁で有罪の判決が確定。
[編集] 出身の著名人
- くらたまなぶ(株式会社あそぶとまなぶ代表取締役社長)
- 藤原和博(杉並区立和田中学校校長)
- 松永真理(iモード開発者、エッセイスト、現バンダイ取締役)
- 岡本文人(前 株式会社ライブドアマーケティング(現 メディアイノベーション)代表取締役社長、前 株式会社ライブドア取締役、証券取引法違反により逮捕された。)
- 小笹芳央(株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役社長)
- 杉本哲哉(株式会社マクロミル創業者)
- 福羽泰紀(株式会社マクロミル代表取締役会長)
- 辻本秀幸(株式会社マクロミル代表取締役社長)
- 長谷真吾(株式会社シンカ代表取締役)
- 田中俊資(株式会社モーハワイ・コム役員)
- いしいしんじ(小説家)
- 香山哲(セガCOO)
- 高塚猛(元福岡ダイエーホークス球団社長、セクハラ等により逮捕された)
- 斉藤由多加(『シーマン』開発者)
- 小谷中茂樹(株式会社メディックス代表取締役社長)
- 樫野孝人(株式会社アイ・エム・ジェイ取締役)
- 島田亨(株式会社楽天野球団代表取締役社長)
- 小林光夫(株式会社インターワークス代表取締役)
- 井上高志(株式会社ネクスト代表取締役)
- 今村岳司(西宮市議会議員)
[編集] 関連企業
- メディアファクトリー
- リクルートエージェント(転職人材斡旋)
- リクルートHRマーケティング
- リクルートメディアコミュニケーションズ
- リクルートスタッフィング(人材派遣会社)
- ガーディアン・ガーデン(ギャラリー)
- ネクスウェイ(FAX同報サービス)
他
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 株式会社リクルート
- リクナビ
- イサイズ
- 住宅情報ナビ
- ハウジングナビ
- リフォームのことならGoodリフォーム
- フォレント
- 進学ネット
- ゼクシィ
- 赤すぐnet
- ドコイク?
- ここカラダ
- ケイコとマナブ.net
- 携帯マーケティングASP MO-ON(ムーン):グループ会社ネクスウエイ社へ事業移管
- リクルートアフィリエイト
- ビーイング
- ホームプロ
- リクルート三洋ヒューマンネットワーク