不動裕理
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不動裕理(ふどう ゆうり、1976年10月14日 - )は、熊本県熊本市出身の女子プロゴルファーである。2000年から2005年の「6年連続」で日本女子ゴルフツアーの賞金女王(賞金ランキング1位)になった。ルーテル学院中学・高等学校卒業。
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[編集] プロフィール
身長156cmと小柄な体格ながら、正確なショットと勝負強さには定評がある。日本女子プロゴルフ界の中でもずば抜けた安定感を持つが、後輩の宮里藍などに比べると雰囲気は地味で、寡黙なタイプの選手。往年の日本女子プロゴルフの名選手、清元登子に師事していたが、近年独立した。
[編集] プロゴルファー
1996年にプロゴルファーテスト合格。同年12月、「LPGA新人戦加賀電子カップ」でプロデビュー戦初優勝。2000年、日本国内女子ツアー史上初めて年間獲得賞金額が1億円を突破し、初の賞金女王(賞金ランキング1位)になる。2003年にはツアー新記録となる年間「10勝」を挙げた。獲得額は1億4932万5679円で、この年の男子賞金王伊沢利光を上回った。2004年7月、ツアー通算「30勝」を達成し、日本女子ゴルフ史上最年少記録となる「27歳285日」で永久シード権を獲得した。この年から宮里藍が強力なライバルとして出現する。同年の女子ゴルフツアー最終戦では宮里との一騎打ちを制して大会2連覇。2005年の「リゾートトラストレディース」で3位に入り、女子プロゴルフ生涯獲得賞金歴代1位となる。最終戦では大山志保と4打差の2位に終わって大会3連覇を逃したが、6年連続の賞金女王に輝いた。
海外メジャー大会での成績は、2001年の全米女子オープン12位や2005年の全英女子オープン15位などがある。