乾浩明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
乾 浩明(いぬい ひろあき 1938年11月2日 - )は大阪府生まれの元朝日放送アナウンサーで、現在はABCリブラ代表取締役社長。
目次 |
[編集] 来歴
大阪府立阿倍野高等学校、関西学院大学を卒業後、1962年朝日放送に入社。アナウンサーとして数々のテレビ・ラジオ番組等を担当。その後、アナウンス部長、ラジオ局長、テレビ制作局長などの管理職や、朝日放送の関連会社であるホテルプラザの代表取締役社長を務めた。同ホテルが1999年3月に廃業した際は、社長として従業員の再就職先探しに尽力したとの朝日放送社員の話がある。現在は同じく関連会社・ABCリブラの代表取締役社長を務めている。
とはいえ、アナウンサー職から異動後も、「土曜ワイド劇場」の自社製作シリーズ作品「新・赤かぶ検事奮戦記」や「京都の芸者弁護士事件簿」でナレーションを担当し、「赤かぶ検事」については現在も担当している。また2003年に死去した漫才師・夢路いとしの追悼番組では、久々に司会を務めた。
[編集] 人物
標準語が求められるアナウンサーの世界において、生まれ育った関西弁で喋ることを武器に、バラエティ番組や演芸番組の司会を数多く担当。そのためお笑いタレントと間違われることもしばしあったが、様々な番組で活躍し、また奔放な司会が視聴者からの支持を集めた。
かつて、ABC主催のお笑いコンクールで司会を務めた時、審査の合間に岩崎良美がゲスト歌手として登場したのだが、岩崎の歌が終わっても声援を止めない親衛隊に対し、「もう、ええかぁ?」とリラックスした口調の関西弁で静止を求めると、声援はピタッと止まったなど、スタジオや会場を盛り上げ、かつ自ら進行する技術には定評があった。 また、ラジオ番組の担当中にも関わらず白のエナメルの靴を履くなど、ファッションにおいても個性があり、かつての部下であり後輩である宮根誠司曰く、局内では「エナメルの乾、ベルベットの道上」と言われた。
またニュース原稿も、滅多な事が無い限り読まなかった。そういった意味で、この路線は宮根が受け継いでいるといえる。
なお、元々大阪・奈良を中心に関西では「乾」姓が多いため、かつての部下で後輩である乾龍介アナウンサーと兄弟・親族関係があるようにも思われがちだが、直接的なつながりはない。また、2006年入社の乾麻梨子アナウンサーとも親子関係はなく、全くの無関係。
[編集] 現在の出演番組
- 新・赤かぶ検事奮戦記(ナレーションを担当)
[編集] 過去の出演番組
[編集] テレビ
[編集] ラジオ
- 東芝ワイドワイドサンデー
- ABCヤングリクエスト
- ポップ対歌謡曲
- 歌謡曲ぶっつけ本番 ほか
[編集] 関係項目・人物
[編集] 外部リンク
- ABCリブラ - 公式サイト
カテゴリ: ローカル局のアナウンサー | 朝日放送 | 大阪府出身の人物 | 1938年生 | アナウンサーのスタブ項目