交響曲第1番 (ラフマニノフ)
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セルゲイ・ラフマニノフの交響曲第1番(こうきょうきょくだい1ばん)ニ短調作品13は、ラフマニノフが最初に完成させた交響曲。この交響曲以前に1楽章だけ書かれた交響曲があり、ユース・シンフォニーと呼ばれる(作品番号なし)。
ラフマニノフは1895年8月30日にこの曲を完成させたが、初演はその2年後となった。
[編集] 曲の構成
4つの楽章から構成される。モチーフはラフマニノフがよく用いる『怒りの日』。
- 第1楽章 Grave - Allegro ma non troppo
- 第2楽章 Allegro Animato
- 第3楽章 Largetto
- 第4楽章 Allegro con fuoco
[編集] 作曲の経緯
モスクワ音楽院の卒業後に書き始めたもの。途中、病気による遅れがあったが、なんとか完成させた。しかし、初演が失敗だったため(グラズノフの無理解といわれている)、この楽譜は本人により出版禁止となり、ラフマニノフも精神疾患になった。死後、楽譜が発見され、1945年にモスクワで、またユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団で1948年に演奏されたことにより、世に知られるようになった。