住宅展示場
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住宅展示場(じゅうたくてんじじょう)は、一戸建て住宅を建築する際の比較検討のために、実際の住宅を建てて展示してある場所。実際の展示場の名称は「住宅公園」「ハウジングセンター」などとなっていることも多い。
一戸建て住宅のため、立地場所は都心部よりも郊外や地方の主要都市の土地が確保しやすい地域や、海沿いの埋立地、工場などが閉鎖した跡地などが多い。
[編集] 形態
ある程度の広い敷地の中に、複数の大手住宅メーカーがモデル住宅を建て、来場客に比較検討してもらうという趣向。住宅という高額商品のためか、部屋に上がると住宅メーカー営業マンの売込みなどが激しく、じっくりと住宅を見る余裕はないといわれる。家族連れで出向くことが多いため、子供向けイベントが開催されることもあるが、基本的には「住宅を建てる」という、夢を持たせるような演出が欲しいところ。
住宅を検討する際には、営業マンの口車に乗せられず、モデル住宅やカタログなどで建てようとする住宅とモデル住宅の違いなどをきちんと確認する必要がある。
カタログだけでは判らないスケール感や素材感を確かめる為に、住宅を建てる時は一度は訪れてほしい。モデルハウスによっては完成された建物の一部の壁や床の構造をスケルトンで展示しているものもある。
住宅展示場の企画運営に携わる企業の集まりが、住宅展示場協議会であり現在16社が加盟している。これらの企業が全国各地で住宅展示場を開催しており、土地選定から住宅メーカーの募集、住宅展示場への集客までトータルに行なっている。中には新聞社や放送局の主催を冠につけている会場もあるが、実際の運営はこれら一部の企業にゆだねられている。 2006年8月現在、総合住宅展示場といわれる施設は全国に380箇所余り存在する。
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