佐藤章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐藤 章 (さとう あきら、1894年 - 1921年11月3日)は、日本の民間パイロット。本名要蔵。
秋田県仙北郡金沢西根村(現美郷町)の出身。空への憧れが強く、学童期には友人の傘を落下傘に二階から飛び降りたこともあったという。早稲田大学理工科中退。その後帝国飛行協会に入り、1917年初飛行。その年に所沢からの東京訪問飛行で、当時の民間飛行高度記録である2130mを打ち立てた。翌1918年には当時はまだ珍しかった宙返りを成功させた。1919年第1回東京-大阪懸賞郵便飛行大会で6時間59分で優勝、1921年アルプス越え成功と短期間のうちにいくつも記録を作ったが、1921年11月3日千葉県津田沼で練習生を乗せ訓練飛行中に墜死。