参議
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参議(さんぎ)は、令外官の朝廷組織の最高機関である太政官の職の一つである。中納言に次ぐ官で、四等官の中の次官(すけ)に相当する。宰相ともいう。漢風名称は相公。宮中の政(朝政)に参議する(「参政朝議」)という意味で、朝政の議政官に位置する。
[編集] 律令制
参議以上および三位以上の者を公卿と称し、参議は公卿に列しているが、弁官や蔵人頭を歴任した参議は実務者として重宝がられた。参議に官位相当を定めた詔勅や宣旨などが見当たらないため、相当位は無い。なお、位によって氏姓の、四位であれば姓名の後に朝臣、三位であれば姓-朝臣-名とされた。
大宝2年(702年)5月21日に大伴安麻呂、粟田真人、高向麻呂、下毛野古麻呂、小野毛野を政治に参議させたのが創始で、731年正官として参議が成立。807年参議は一時廃止され観察使が置かれたが、810年復活。復活時、参議は8人であったため、八座とも言わるようになった。しかし令外官であることから定員は定まっておらず時代によって人員数は増減した。道鏡政権下では参議と同格の法参議が置かれ僧侶が任命された。
[編集] 明治政府
王政復古により成立した明治政府の役職。1869年(明治2年)7月の太政官制の復活により、明治政府の重職としておかれ、薩長土肥からそれぞれ任命された。廃藩置県後には正院を構成し、明治六年の政変以後は各省長官を兼任する。1885年(明治18年)の内閣制度が発足すると廃止される。
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[編集] 関連項目
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