和歌山銀行
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旧和歌山銀行のデータ (特記事項が無い限り2006年10月10日現在のもの) |
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旧統一金融機関コード | 0558 |
SWIFTコード | なし |
解散時の取締役会長(代表取締役) | 鈴木剛夫(すずき たけお) |
解散時の取締役社長(代表取締役) | 上野隆司(うえの たかし) |
解散時の店舗数 | 34店 (2005年3月31日現在) |
設立日 | 1921年1月 (和歌山無尽) |
本店(和歌山中央支店) | |
所在地 | 〒640-8659 |
和歌山市七番丁24番地 | |
電話番号 | 073-431-7388(代表) |
外部リンク | 公式サイト |
株式会社和歌山銀行(わかやまぎんこう)は2006年まで存在し、和歌山県和歌山市に本店を置いていた第二地方銀行。通称は和銀(わぎん)。統一金融機関コードは0558、合併前時点での店舗数は34ヶ店。金融グループ「紀陽フィナンシャルグループ」の金融持株会社である紀陽ホールディングスの完全子会社だった。
2006年10月10日をもって、同じ和歌山県で紀陽ホールディングスの完全子会社である地方銀行の紀陽銀行と合併し、解散した。
2006年4月1日付で合併時に統廃合を行わない6店舗の内、4店舗の店舗名改称を行った。これに伴って、本店営業部は和歌山中央支店となった。また、6月の株主総会前後の人事異動で、これら6店舗の支店長はすべて紀陽銀行からの出向組となった。
合併と同時にシステム統合を実施を行なった。これにより、合併後は旧和歌山銀行の通帳は使用できなくなった。また、旧和歌山銀行の店舗は6店舗を除いてすべて近隣の紀陽銀行店舗に統合されている。
合併後は、和歌山県に本拠を置く銀行は紀陽銀行が唯一となった。
[編集] 沿革
- 1921年1月 和歌山無尽株式会社として設立。
- 1951年10月 相互銀行に転換、株式会社和歌山相互銀行に商号変更。
- 1989年2月 普通銀行に転換、株式会社和歌山銀行に商号変更。
- 2005年3月16日 紀陽銀行とのあいだで、持株会社方式による経営統合に合意。
- 2006年2月1日 当行と紀陽銀行との持株会社である紀陽ホールディングスを設立。
- 2006年4月1日 合併により存続する支店のうち、重複する店名の変更を先行実施(本店営業部→和歌山中央支店etc.)
- 2006年10月10日 紀陽銀行に吸収合併され解散(存続行は紀陽銀行で、和歌山銀行は消滅行となる)、全34ヶ店中6ヶ店を紀陽銀行の店舗として転換し、残り28ヶ店を近隣の紀陽銀行既存各店舗へ統廃合。
[編集] 関連項目
[編集] 参考
りそなホールディングス国有化発表の前日に、和歌山銀行がりそな傘下に入り、「和歌山りそな構想」が一部で報じられた。それを機に経営危機説が浮上したともいわれる。これが結果として、紀陽傘下に入るきっかけになった可能性もある。