四日市港
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四日市港(よっかいちこう)は、三重県四日市市にある指定特定重要港湾。貨物取扱量が国内13位(2002年度)という、日本でも有数の港湾である。
伊勢湾北西部に位置する。四日市コンビナートが隣接するなど工業港としての性格が強いが、中部国際空港への高速艇も出ており(セラヴィ観光汽船)、三重県から同空港への重要なアクセスとなっている。また土曜・日曜・祝日には名古屋港ガーデン埠頭までの船も運航される。
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[編集] データ
- 総取扱貨物量(2004年)
- 内国貿易:2074万t
- 国際貿易:4156万t
- 総取扱貨物量(2004年)
- 内航船:1340万総t
- 外航船:4710万総t
[編集] 輸出品目
- 自動車:ホンダ製の乗用車等
[編集] 輸入品目
- 羊毛:オーストラリアから
- ボーキサイト:オーストラリアから
- 石油・天然ガス
[編集] 施設
- 四日市地区(千歳地区)
- 第一埠頭 大型船係留施設。自動車専用船など
- 第二埠頭 大型船係留施設および穀物専用サイロ
- 第三埠頭 大型船係留施設および穀物専用荷役機械
- 旧港 潮吹き堤防、プロムナード
- 第二コンビナート
- 霞ヶ浦地区
- 浜園旅客ターミナル 中部国際空港・名古屋港への旅客船が出航。
- 四日市港ポートビル
- 霞ヶ浦南埠頭 四日市コンテナターミナル、第26コンテナターミナル、各種大型クレーン、石炭貯炭施設
- 霞ヶ浦北埠頭 現在も拡張中
- LNG・LPG受入桟橋
- 第三コンビナート
- 塩浜地区、石原地区
- 石炭埠頭
- 第一コンビナート、石原産業
- 川越地区
- LNG受入桟橋
- 漁港
- 中部電力川越火力発電所
- シーバース
- インナーシーバース
- アウターシーバース
- コスモシーバース
[編集] 歴史
幕末以降、伊勢湾最大の商業港として発展していく。1870年(明治3年)には東京港までの定期貨客船が就航。1873年から廻船問屋の稲葉三右衛門が私財を投げ打って11年に及ぶ大規模な改修工事を行う[1]。その後、ヨハニス・デ・レーケの設計による「潮吹き堤防」(重要文化財)が整備された(設計者については懐疑的な見解もある[2])。1899年(明治32年)に開港場に指定され、当初は食料品・肥料などの、後に綿花の輸入港として栄えた。戦後は綿花に代わり羊毛の取扱が増えたが、程なく原油輸入が伸び、1950年代に日本初の本格的石油化学コンビナートが立地すると、典型的な工業港となった。
なお、四日市港は1968年(昭和43年)、シドニー港と姉妹港提携を結んでいる。これは当時四日市港が世界最大の羊毛輸入港であった一方、シドニー港が世界最大の羊毛輸出港であった縁による。霞ヶ浦地区には、大阪万博のオーストラリア記念館が移築されている。
[編集] 観光
- 四日市ポートビル 開港100周年を記念して1999年に完成。地上100m
- 四日市ドーム 四日市市市制施行100周年を記念して1997年に完成
- 霞第一・第二野球場
- オーストラリア記念館
- 遊覧船いなば
- 港まつり