国仲涼子
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国仲 涼子(くになか りょうこ、本名: 國仲 涼子、1979年6月9日 - )は、日本の女優、歌手。沖縄県那覇市出身。ヴィジョンファクトリー所属。血液型はB型。沖縄県立那覇商業高等学校卒業。
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[編集] 略歴
- 地元のぜんざい屋でアルバイト中にスカウトされ上京。
- 1998年深夜番組の「アイドルハイスクール 芸能女学館」(フジテレビ)で18歳のときデビュー。番組内で、同じ名前「りょうこ」である安田良子が「ちび良」と呼ばれたのに対して、(安田より)「大きいから」という理由で「デカ涼」と呼ばれる。ちなみに国仲の身長は158cm。
- 1999年「L×I×V×E」(TBSテレビ)でドラマにもデビューする。
- 2001年放送のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロイン・恵里役を好演。朝ドラ初の沖縄を舞台とした物語で、一躍「癒し系アイドル」と呼ばれるようになる。その後も数々のドラマや映画に出演。第9回ザ・ベスト・スマイル・オブ・ザ・イヤー賞(2001年11月)や第39回 ゴールデン・アロー賞「放送新人賞」(2002年3月)などを受賞。
- 2003年、NHK月曜ドラマシリーズ「ちゅらさん2」のテーマソング「琉球ムーン」で歌手デビュー。2004年デビューアルバム「ふるさと」、2ndシングル「めぐり逢えたね」(「ちゅらさん3」テーマソング)やDVD「音景色」をリリース。
[編集] 人物
- 出身地の沖縄県には電車が無く、上京して初めて電車に乗った。その際に本当に乗れるか不安だったらしく、隣の駅に行くのにも必要以上の値段の切符を買っていた。それがきっかけか、後にSuicaのCMにも出る事になる。
- レギュラー出演していた「JUNGLE PARADISE」(エフエム富士)に村田洋子がゲスト出演した際、村田に「デカ涼は可愛いから舐めちゃいたいくらい、いや食べちゃいたいくらい」と言われる。
- 芸能人の友人は島谷ひとみと菅原禄弥。
- 島谷とは同じマンションに2年ほど一緒に住んでいた。後に島谷は「彼女は、私の部屋にバスタオルなどを持ち込んで風呂に入りに来て、自分の部屋に戻っていた」とエピソードを語っている。
- 菅原とは『アイドルハイスクール 芸能女学館』(フジテレビ)で共演して以来の仲。国仲は菅原の事を「としっチ」と呼び「スタイル抜群で綺麗で見惚れる」と評している。2005年9月21日に放送された『恋のから騒ぎドラマスペシャル 「笑われる女」』では、『国産ひな娘』以来6年ぶりに画面での共演となった。
- 2005年10月から12月にかけて放送されたTBSドラマ『ブラザー☆ビート』の田村知里役で、メガネっ娘としての適性の高さを示した。
- 顔立ちや声などが、女優兼モデルの加藤ローサが似ていると言われており、「笑っていいとも」スペシャルでは、その時点でのクールのドラマ出演者の中に二人の姿があったが、接触はなかった。
- ちゅらさん以降は悪女や嫌われ者の役を演じる機会が少なく、それが女優としての成長を阻んでいる、と指摘される事もある。
- 理想のタイプは硬派な人、寡黙な人。グータンヌーボ出演時には体育会系と答える。
[編集] 主な出演作品
[編集] テレビドラマ
- L×I×V×E(TBSテレビ 1999年4月 - 6月)
- 国産ひな娘(テレビ東京 1999年4月 - 9月)
- 悪いオンナ「プレイヤー」(TBSテレビ 1999年7月)
- Shin-D「ナツのツボミ」(日本テレビ 2000年5月 - 6月)
- Summer Snow(TBSテレビ 2000年7月 - 9月)
- ちゅらさんシリーズ(NHK)
- 金曜時代劇「五瓣の椿」(NHK 2001年11月 - 12月)
- 金曜ドラマ「夢のカリフォルニア」(TBSテレビ 2002年4月 - 6月)
- 土曜グランド劇場「探偵家族」(日本テレビ 2002年7月 - 9月)
- 天才柳沢教授の生活(フジテレビ 2002年10月 - 12月)
- 金曜ドラマ「ブラックジャックによろしく ~Say hello to BLACK JACK~」(TBSテレビ 2003年4月 - 6月)
- 新テレアサ誕生記念スペシャルドラマ「生放送はとまらない!」(テレビ朝日 2003年10月)
- プレミアムステージ特別企画「太閤記~サルと呼ばれた男~」(フジテレビ 2003年12月)
- 新春ドラマ特別企画「ブラックジャックによろしく ~涙のがん病棟編~」(TBSテレビ 2004年1月)
- 金曜エンタテイメント 第48回江戸川乱歩賞受賞作「滅びのモノクローム」(フジテレビ 2004年2月)
- みんな昔は子供だった(関西テレビ放送 2005年1月 - 3月)※単独では民放初主演
- 水曜プレミア ドラマスペシャル!「江戸前鮨職人 きららの仕事」 (TBSテレビ 2005年5月26日)
- 恋のから騒ぎドラマスペシャル「笑われる女」(日本テレビ 2005年9月)
- ブラザー☆ビート(TBSテレビ 2005年10月 - 12月)
- SMAP×SMAP「ハッピーバレンタイン Happy Valentine─あの日の想い─」(フジテレビ 2006年2月20日)
- ドラマ・コンプレックス「銭華~銀座ホステス株バトル~」(日本テレビ 2006年6月)
- 結婚できない男(フジテレビ 2006年7月 - 9月)
- ちびまる子ちゃん(フジテレビ 2006年10月)
[編集] テレビ(ドラマ以外)
- 「アイドルハイスクール 芸能女学館」(フジテレビ 1998年4月 - 1999年3月)
- 「ミュージック・ジャンプ」(ガールズサイド)(NHK衛星第二 1999年1月 - 2000年3月)番組内では松田一沙や山田愛子らと共に、MJ-Partyとして活動。
- 「BEAT BANG」(テレビ東京 1999年4月 - 2000年3月)
[編集] ラジオ
- JUNGLE PARADISE(FM富士 1999年6月 - 7月)
[編集] 映画
[編集] ドキュメンタリー
- キヤノンスペシャル・光の惑星 5000年の旅(テレビ朝日 2004年12月に2日間連続 番組進行を担当)
- サイエンスミステリー「それは運命か・奇跡か!?」(フジテレビ 2004年12月)番組進行役として
- 宮里藍・19歳の未来地図(フジテレビ 2004年12月)ナレーション
[編集] CM
- 日清食品「麺職人」(2001年)
- 省エネルギーセンター 冬の省エネキャンペーン(2001年、2002年)・夏の省エネキャンペーン(2002年)
- JR東日本「Suica」(2001年 - 2002年)
- トヨタ自動車「10ミニッツサービス」(2002年 - )
- 東芝「家電製品シリーズ」(2003年 - 2006年)
- NTTコミュニケーションズ「CoDen」(2003年 - )
- カルビー「ポテトチップス」(2004年 - )
- 味の素「味の素KKの基本だし」(2005年 - )
- ライオン「スマイルコンタクトピュア」(2005年)
- ニベア花王「アトリックス」(2006年)
- アリコジャパン「入院保険 まもりたい」(2006年)
[編集] 受賞暦
- 第9回ザ・ベスト・スマイル・オブ・ザ・イヤー賞(2001年)
- 第26回エランドール賞新人賞(2002年)
- 第39回ゴールデン・アロー賞放送新人賞(2002年)
- 第27回ブルガリア・ゴールデンチェスト国際テレビ祭最優秀女優賞(2002年)
[編集] 作品
[編集] 写真集
- 素顔のままで。(1999年10月、テイ・アイ・エス)ISBN 4886182135
- 23ans(2002年7月、ワニブックス)ISBN 4847027205
- 国仲涼子写真館 ~風の記憶~(2004年3月、主婦と生活社)ISBN 4391129272
[編集] CD
[編集] シングル
[編集] アルバム
- ふるさと(2004年2月、ポニーキャニオン)
[編集] DVD
- 音景色(2004年11月、ポニーキャニオン)ビデオクリップ集。