国民宿舎
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国民宿舎(こくみんしゅくしゃ)とは、自然公園や国民保養温泉地等の自然環境に優れた休養地に建てられた宿泊施設・休憩施設である。国民の健全なレクリエーションと健康の増進を図り、国民の誰もが低廉でしかも快適に利用出来る事を目的として昭和31年に制度化された。
国民宿舎には、地方公共団体が設置・運営する公営の国民宿舎と、(財)国立公園協会が国民宿舎として適当な一般旅館や宿坊、山小屋等を指定する民営の国民宿舎がある。
かつては、公営のものについては、財政投融資計画にもとづく厚生年金保険積立金還元融資及び国民年金特別融資をもちいた特別地方債の起債が認められ、民営のものについては、中小企業金融公庫から増改築の資金が融資されていたが、いずれも制度としては役割を終えている。
[編集] 関連項目
- 国民休暇村
- 国民保養センター