堀木博禮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
堀木 博禮(ほりき ひろのり 1931年2月26日-2001年)は、1960年代後半から1990年代中盤にかけて活躍した代々木ゼミナール現代文・小論文講師。博禮が正式で、堀木博礼は略字。
大学入試現代文の第一線で活躍した講師の一人で、特に記述問題に強く、国立大学受験生からの支持が厚かった。講義は、言葉の意味・用法の理解と文脈の把握を重視するオーソドックスなものであった。代々木本校で長年にわたって「東大現代文」を講じ続け、当時、駿台予備学校で東大クラスを教えていた藤田修一と人気を分けていた。代ゼミ実施の「東大プレ」の出題なども行っていた。代々木校、町田校、名古屋校などの他、晩年には柏校へも出講。
Z会通信添削の作問歴も長く、代ゼミで第一線を退いてからは、それらの仕事をまとめて本格的に参考書を数冊執筆した。『現代文のトレ-ニング』は現在も版を重ねている。
目次 |
[編集] 経歴
- 東京生まれ
- 東京都立九段高等学校入学
- 静岡県立静岡高等学校へ転入、同 卒業
- 東京大学文学部仏文学科卒業
- 麻布高等学校教諭
- 共立女子短期大学助教授
- 1968年-1998年(?) 代々木ゼミナール講師
- 『NHK 高校講座 国語 I』講師
- 大学受験ラジオ講座講師
- Z会通信添削問題作成者
[編集] 著書
- 『基礎編 現代文のトレ-ニング』 (増進会出版社,1987年)[1]
- 『Z会 必修現代文』 (増進会出版社,2000年)-- [1] の改訂版
- 『私大編 現代文のトレ-ニング』(増進会出版社,1994年 / 改訂版 2005年)
- 『入門編 現代文のトレ-ニング』 (増進会出版社,1999年 / 新装版 Z会出版, 2003年)
- (国広功・林省之介・高橋孝・木谷喜美枝)『ラ講BooK 国語スーパーマニュアル』(旺文社, 1991年)
- 『堀木の読めてくる現代文 1』 (旺文社, 1992年)
- 『堀木の読めてくる現代文 2』 (旺文社, 1992年)
- (分担執筆)『新小論文ノート』 (代々木ライブラリー,年次版)
[編集] 関連項目
大学入試現代文で有名な講師・人物
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 予備校講師 | 1931年生 | 2001年没 | 人名関連のスタブ項目