天文学者
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天文学者(てんもんがくしゃ)は、天文学の研究者のことである。理論天体物理学や宇宙論の研究者は普通は天文学者と呼ばず物理学者に含めるか、天文学者や一般の物理学者と区別して天体物理学者若しくは宇宙物理学者と呼ぶことが多い。本項では代表的な天文学者及び宇宙物理学者の一覧を掲げる。なお、天文博士は占星術・陰陽道と深く結びついた古代日本の役職名であり、近代天文学とは全く関係ない。
目次 |
[編集] 世界の天文学者の系譜
[編集] 日本の天文学者の系譜
[編集] 理論天文学
[編集] 観測天文学
- 電波天文学(萩原→畑中学派):萩原雄祐→畑中武夫と続く流れ。電波天文学はすでにビッグサイエンスと化しており、今日では祖父江義明(萩原→海野学派)のように萩原→畑中学派以外の電波天文学者も活動している。
- X線天文学(小田学派):小田稔から始まる流れ。日本のX線天文学は世界の流れにそれほど遅れを取らずに急激に成長を遂げている分野である。
- 赤外線天文学(早川学派):早川幸男から始まる流れ。
- ニュートリノ天文学(小柴学派):小柴昌俊から始まる流れ。
- 光学天文学
日本を代表する天文学者として萩原雄祐の名前が挙げられるのは、萩原の弟子・孫弟子・曾孫弟子たちが理論天体物理学・天体力学・電波天文学・光学天文学等、天文学の多くの分野の研究者を輩出し日本の天文学界に大きな影響を与えているからと考えられている。学問的業績や知名度からいえば林忠四郎や小柴昌俊の方が萩原より大きいともいえるが、日本の天文学界における影響力を考えると、林は理論天体物理学中心であり、小柴はニュートリノ天文学中心である。そのため、日本の天文学全体から考えると、萩原の功績は非常に大きいといえる。