宇宙家族ロビンソン
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宇宙家族ロビンソン(うちゅうかぞく - 、原題:Lost in Space)は、1965年から1968年までCBSネットワークで放送されていた、アメリカ製SFドラマ。日本では1966年から1968年にかけて、TBS系列で放送された。
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[編集] 概要
1997年(番組内時間)、人口問題を解決するため人類は宇宙移住計画を開始した。ロビンソン一家は初の宇宙移民として、アルファ・ケンタウリのアルファ・セントリー星を目指して飛び立った。しかし、スパイのドクター・スミスが紛れ込んでいたため、宇宙船ジュピター2号は重量オーバーから軌道を逸れ目的外の惑星に着陸するはめになった。あくまでもアルファ・セントリー星を目指そうとするロビンソン一家に対し、ドクター・スミスは地球帰還工作を陰で進めるため宇宙船の修理もままならず未知の惑星上で毎回、未知の生物などと冒険が繰り返された。のちに『ロスト・イン・スペース』として映画化された。 日本では第1期、第2期のみが放送されている。
[編集] TV日本語版スタッフ
- 台本:山田実
- 効果:石橋参次郎
- 録音:杉原日出弥
- 演出:菊地弘
- 監修:福島正実
[編集] キャラクター
- ジョン・ロビンソン(ガイ・ウィリアムズ、金内吉男〔第1期〕、黒沢良〔第2期〕))
- ステラー・ダイナミクス大学の天体物理学教授。200万世帯の中から抽選で最初の宇宙移民の資格を得た人物。その結果ロビンソン一家も宇宙移民となる。ロビンソン一家の大黒柱。
- モーリン・ロビンソン(ジューン・ロックハート、香椎くに子)
- 生化学者でもあり、宇宙医学にも精通した人物。ジョンの妻でありロビンソン一家を支える母親。
- ジュディ・ロビンソン(マルタ・クリステン、武藤礼子)
- ロビンソン一家の長女。19歳の容姿端麗な彼女は女優を目指していたが、両親とともに宇宙移民団の一員となる。
- ペニー・ロビンソン(アンジェラ・カートライト、松島みのり)
- ロビンソン一家の次女。動物学の知識を持つIQ147という天才少女とされている。11歳。
- ウィル・ロビンソン(ビル・マミー、山本嘉子)
- ロビンソン一家の長男。科学研究所での歴史の成績がトップということで晴れて宇宙移民団に加えられた。9歳。
- ドン・ウエスト少佐(マーク・ゴッダード、市川治)
- アルファ・セントリー星への人類移住の可能性を最初に説いた人物とされている。宇宙船のパイロット。
- ザッカリー・スミス(ジョナサン・ハリス、熊倉一雄)
- 某国のスパイであり、一大事業である宇宙移民計画を阻止しようと環境測定ロボットに宇宙船破壊プログラムを仕込もうとする。その作業に手間取り宇宙船とともに発射されてしまい、彼の体重分の重量オーバーにより宇宙船は宇宙の迷子となる。人工冬眠から目覚めたロビンソン一家にはドクター・スミスと名乗りなんとかごまかして地球帰還をもくろむ。
- フライデー(声の出演:ディック・タフェルド、塩見竜介)
- 本来は環境測定ロボット・モデルB-9。英語版では名前は無く単にロボットと呼ばれている。日本放映時には一般公募でフライデーという愛称を得るが、その源は『ロビンソン・クルーソー』から。
[編集] 放送リスト(日本版)
- 宇宙船出発
- 難破宇宙船
- 宇宙の孤島
- 巨人出現!
- 魔の海
- 宇宙流転
- 姿なき声
- 第五次元の侵入
- 恐怖の渇き
- 声なき侵入者
- 希望は空の彼方に
- S.O.S宇宙船
- 疑惑と恐怖
- 幻を生む花
- ウィル地球に帰る
- 謎のコレクターその1
- 謎のコレクターその2
- 宇宙の海賊
- 幽霊のいる星
- ロボット戦争
- 魔法の鏡
- 挑戦
- 嵐を売る男
- 二人のスミス
- 狼人間
- 宇宙の財宝
- 宇宙の地下王国
- 宇宙の変身
- 亡霊を呼ぶ声
- 宇宙への脱出 以降第2期
- 宇宙の美女
- 幽霊の星
- 人間爆弾
- 宇宙サーカス
- 宇宙裁判
- 宇宙の商人
- 戦慄のルーレット
- 宇宙の盗賊
- 醜い争い
- 宇宙のガンマン
- 謎の竪琴
- フライデイの危機
- 金色の怪人
- 黄金の宇宙人
- 宇宙の魔女
- 宇宙の騎士道
- 宇宙の玩具工場
- 宇宙船の反乱
- 嘆きの雷神
- 宇宙の魔法使い
- 謎の洞窟
- 埋もれた財宝
- 怪力アンドロイド
- 植民遊星
- ジャイアントフライデイ
- 幽霊一家
- 機械人間
- 異次元の幽霊
- 宇宙の宝物
[編集] 外部リンク
[編集] 追記
- あさりよしとおのコメディSF漫画『宇宙家族カールビンソン』は本作のパロディである。
- おだ辰夫の絵本『だじゃれ家族ドビンソン』は、タイトルは本作のパロディであるが、内容は本作とは無関係である。