宇島駅
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宇島駅(うのしまえき)は、福岡県豊前市下大無田715番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・日豊本線の駅で豊前市の代表駅である。
特急列車の約半分と快速・普通の全列車が停車するが寝台特急は停車しない。
豊前市は北九州市や大分県中津市への通勤・通学圏であり駅周辺には企業や高等学校がある事から特に朝夕の通勤時間帯には多くの人が利用している。
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[編集] 駅構造
- のりば
標準様式の2面3線で駅舎側1番のりばと島式ホームの2番・3番のりばがある。また、ホームのうち5両分はかさ上げされている。
- 1番のりば(小倉方面の特急・普通)
- 2番のりば(小倉方面の快速・普通、大分方面の普通)
- 3番のりば(大分方面の特急・快速・普通)
- 改札口
南側の1ヶ所のみである。自動改札はない。
- みどりの窓口が設置されている。
- JR九州直営駅である。
- その他
- トイレ…改札内・改札外ともに小倉寄りにある。ただし、あまり清潔ではない。
- 同駅にはエスカレーター・エレベーターおよび固定式の車椅子用階段昇降機は設置されていないが無限軌道を用いた車椅子用階段昇降機が配置されている。
- 売店は改札口外脇に小さなコンビニエンスストア型のものが営業しておりホーム上には自動販売機が設置されている。また、売店脇にはエアコン・テレビ付きの待合室がある。
[編集] 駅周辺
- 金融機関・郵便局
- 公的機関・学校
- 豊前市役所(徒歩20分)
- 福岡県立青豊高等学校
- 市民会館
- 県総合庁舎
- 京築保健所
- 豊前市商工会議所
- 豊前市立図書館(徒歩15分)
- 豊前市立八屋小学校
- 豊前市立八屋中学校
- 豊前市立宇島小学校
- 路線バス
- 宿泊施設
- 築上館
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)9月25日- 宇ノ島駅として豊州鉄道(初代)が開設
- 1901年(明治34年)9月3日- 豊州鉄道(初代)を九州鉄道(初代)が買収
- 1907年(明治40年)7月1日- 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管
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- 11月1日- 宇島駅に表記変更
- 1914年(大正3年)1月21日- 宇島鉄道(宇島~耶馬溪)間開通
- 1936年(昭和11年)8月6日- 宇島鉄道全線廃止
- 1959年(昭和34年)- 現2代目駅本屋完工
- 1966年(昭和41年)- 駅前広場完成
- 1969年(昭和44年)8月26日- 豊前松江~宇島駅間複線化
[編集] 駅名の由来
駅名の由来となっている「宇島」という地名は駅から300m東にいったところにあり駅周辺の地名は「八屋」となっている。これは宇島駅開業の際に土地を提供した者が宇島に住んでおり提供条件として「宇島駅」と名付けることとしたためとされている。
[編集] 隣の駅
[編集] 参考文献
- 『豊前市史 下巻』 豊前市、1991年
- 弓削信夫 『福岡鉄道風土記』 葦書房、1999年