安曇村
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安曇村(あづみむら)は、長野県の中部(中信地方)に位置する村。南安曇郡に属する。
北アルプス南部の観光地である。2005年4月1日に安曇村を含む松本市周辺4町村が松本市に合併し、松本市安曇となった。
2004年には村内の白骨温泉において共同野天風呂等への入浴剤混入が発覚、それに伴い当時の村長が辞任した。以後全国の温泉地で不祥事が次々と発覚し、その発端として話題を呼んだ。
目次 |
[編集] 地理
- 長野県中信地方の西部にあり、西側を岐阜県高山市(旧丹生川村、上宝村)に接する。松本市街からは西方にあたる。
- 村西側の岐阜県境は北アルプス飛騨山脈の最南端にあたり、焼岳や乗鞍岳といった火山をはじめ、他にも穂高岳、槍ヶ岳といった高山が多い。このうち焼岳を除く3座は何れも標高3,000m以上の高山であるが、とりわけ乗鞍岳は標高2,702mの畳平までバス又はタクシーで行けるために「日本で一番手軽に登れる3,000m級の山」として知られる。その東麓には大昔に流出した溶岩により乗鞍高原が形成されている。
- 火山に近いことから村の各地に温泉が存在する一方、村全体が山間部に位置しているため比較的雪も多く、豪雪法上の豪雪地帯の指定も受けている。
- 信濃川や犀川の上流にあたる梓川が、上高地北方を源流に東へと流れている。梓川には東京電力の発電用のダムが3つあり、上流から奈川渡ダム、水殿ダム、稲核ダムという。
- 松本と高山を結びさらに福井へ繋がる国道158号が梓川に沿って東西に走っており、高山市との境界にある安房峠東側で中部縦貫自動車道の安房トンネルに繋がっている。
[編集] 隣接している自治体
(廃止時点)
[編集] 歴史
[編集] 沿革
- 「明治の大合併」期の1874年(明治7年)に島々、大野田、稲核、大野川の4箇村が合併し成立。
- 「平成の大合併」期の2005年(平成17年)に梓川、奈川、四箇の3箇村と共に松本市に編入合併、安曇村消滅。
[編集] 姉妹都市
[編集] 国内
[編集] 海外
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 交通
[編集] 鉄道
筑摩鉄道(現:松本電気鉄道)は当初松本~稲核間で免許申請を行っており、沢渡~上高地間の登山鉄道が構想されたこともあるが、結局鉄道は(後述の森林軌道を除き)設けられなかった。
以前松本電鉄上高地線の終着駅の島々駅が、村内大野田地区に隣接する東筑摩郡波田町の前渕地区にあった。しかし利用客が減って安曇村方面のバス路線のターミナルが新島々駅に移転してたこと、台風による土砂災害の被害を受けたことから、1983年9月28日に休止、1985年1月1日に廃止となった。
また、村内数カ所に森林軌道が存在したが、1960年代までに全て廃止された。
- 梓川島々谷森林軌道
- 前川森林軌道
- 前川池ノ沢森林軌道
[編集] 道路
[編集] 高速道路
[編集] 一般国道
[編集] 都道府県道
- 長野県道24号上高地公園線
- 長野県道84号乗鞍岳線
- 長野県道278号大野田梓橋停車場線
- 長野県道300号白骨温泉線