山本おさむ
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山本 おさむ(やまもと おさむ、1954年2月16日 -長崎県諌早市出身)は、日本の漫画家。
『ぼくたちの疾走』などの青春漫画路線から、『遥かなる甲子園』以降、聴覚障害者を取り上げた作品を多く描くようになる。聾学校での重複障害の子供達を描いた『どんぐりの家』は、1997年に映画化され、社会的にも話題になった。この作品がきっかけで、2000年4月から養護学校に重複障害児のためのクラスが設けられることになった。また、『遥かなる甲子園』は、聾学校の野球部の子供たちを、『わが指のオーケストラ』は、日本のろう教育の歴史を描いて、障害児教育へ一石を投じたものとして反響を呼んだ。
彼のこうしたテーマへの取り組みの意図は、彼のエッセイ『どんぐりの家のスケッチ- 漫画で障害者を描く』(岩波書店 1998年)に読むことが出来る。
[編集] 作品リスト
- ぼくたちの疾走
- 8カラット(双葉社)
- 遥かなる甲子園(双葉社 1988-1990年)
- わが指のオーケストラ(秋田書店 1991年-1992年)
- どんぐりの家(小学館 1993年-)
- ペンだこパラダイス(双葉社 1994年-)
- コキーユー貝殻(小学館 1995年)
- 聖―天才・羽生が恐れた男(小学館 2000年-)
- 麦青(双葉社)
- 天上の弦(小学館 2003年-)