平野恵一
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平野 恵一(ひらの けいいち、1979年4月7日 - )は、神奈川県川崎市多摩区出身のプロ野球選手。オリックス・バファローズに所属。背番号は9番。右投左打。登録上のポジションは内野手だが、外野手(特に中堅手)としての出場も多い。
[編集] 来歴・人物
稲田中学校ではサッカー部に所属。桐蔭学園高校では遊撃手を務め、1997年に主将として甲子園大会に出場。この時のエースである阪神タイガースの浅井良とは、高校3年間のあいだ同じクラスだった。
東海大ではベストナインに6回選出された。
2001年のドラフト自由枠でオリックスに入団。2004年は規定打席に到達し、2005年は打率.285とチームトップの打率をマークしオールスターにも出場、新人賞を獲得した。また、この年楽天とのカードにおいて、サヨナラヒットと、セカンドライナーを好捕し2日連続のお立ち台も経験した。中村勝広監督のチーム方針もあり、2006年には二塁手から外野手へのコンバートの構想がある。
守備範囲の広さはチームトップクラスで抜群の身体能力を活かし、好プレーを連発。小柄ながらパンチ力のあるバッティングも持ち味。
2005年の契約更改において一般女性と結婚・第一子が誕生していた事を明かした。
[編集] エピソード
- 2005年6月28日での東北楽天戦、一点差で9回1死満塁と一打逆転のピンチに、沖原のライトへ抜けようかという当たりを好捕し二塁に送球、見事併殺を完成させた。この時チームメイトから抱きかかえられて祝福され、お立ち台に上がった(この時本人も二安打を放っている)。
- 2006年5月6日、千葉マリンスタジアムでのロッテ対オリックス戦でファールフライを追いボールを取った時にフェンスに顔面から直撃し、全身打撲で全治3週間の怪我を負う。この時意識は飛んでいたが、ボールを捕ったグラブはアピールのためにきちんと挙げていた。この時相手チームのロッテファンからガッツ溢れるプレーに拍手が起きた。同年9月26日、約4ヶ月ぶりに一軍復帰を果たした。
- 2006年10月21日にスカイマークスタジアムで行われた練習見学会にて、練習終了後の挨拶で「こんな小さな身体のボクを見て、頑張れば自分もプロ野球の選手になれるんじゃないか、と思ってくれているチビッコたちにひとこと言いたいと思います。そんなに甘かねぇぞ!」と発言、見学に来ていたファンらの意表を突き、爆笑の渦へと巻き込んだ。
[編集] 通算成績(2006年シーズン終了時点)
- 335試合 打率.272(1049打数 285安打) 12本塁打 89打点 20盗塁