日立金属
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 東京都港区芝浦一丁目2番1号 |
設立 | 1956年4月10日 |
業種 | 鉄鋼 |
事業内容 | 金属 |
資本金 | 262億8400万円 |
売上高 | 5,907億円(連結、2006年3月期) |
従業員数 | 単体:4492人 連結:22213人 |
外部リンク | www.hitachi-metals.co.jp |
日立金属(ひたちきんぞく、Hitachi Metals, Ltd.)は、1956年4月に日立製作所が全額出資して日立グループの鉄鋼・金属部門を統合分立させた会社であり、主力製品は刃物、金型に用いられる高級特殊鋼、その他電子製品で使用されるインバー合金等の高級金属製品、高級自動車部材、磁性材料、鉄鋼用ロール配管製品、電子部品などである。2003年6月に商法上の委員会等設置会社に移行。
目次 |
[編集] 沿革
(戦前)
- 1899年日立金属安来工場前身の雲伯鉄鋼合資会社(後、安来製鋼所)設立
- 1910年鮎川義介によりう戸畑鋳物設立
- 1917年帝国鋳物(若松)を吸収合併
- 1922年木津川製作所(桑名)を吸収合併
- 1929年戸畑鋳物(株)東京製作所(深川)新設し自動車用マレブル鋳鉄製造開始。
- 1934年安来製鋼所を吸収合併
- 1935年戸畑鋳物、国産工業に社名変更
- 1937年国産工業、日立製作所に吸収合併
(戦後)
- 1956年日立金属工業株式会社設立(日立製作所全額出資にて分離独立)
- 1961年熊谷工場新設
- 1962年東京、大阪証券取引所一部上場
- 1965年米国に Hitachi Metals America, Ltd.を設立
- 1967年株式の額面及び社名変更の目的で日立金属株式会社に合併
- 1970年ドイツに Hitachi Metals Europe GmbHを設立
- 1979年シンガポールに Hitachi Metals Singapore Pte. Ltd.を設立
- 1995年日立フェライト(株)と合併
- 2001年執行役員制および社内カンパニー制を導入
- 2003年商法上の「委員会設置会社」に移行
- 2004年住友特殊金属の筆頭株主となり自社磁材事業をNEOMAXとして傘下企業とする。
- 2005年米国アライド社の非晶質金属事業を買収し、日本非晶質金属株式会社を傘下に設立。
- 設立 1956年(昭和31年)4月10日
- 資本金 26,283百万円(2005年3月末現在)
- 代表者 代表執行役執行役社長 本多義弘
[編集] 特徴
分野は、自動車、エレクトロニクス、IT、環境エネルギー、鉄鋼、宇宙航空機、医療用の材料及び部品で多角的でかつニッチな経営であるが、コア技術は鉄周辺の合金および製造技術、それより発展した磁性材料、電子部品、非鉄金属や無機材料の鋳造、塑性加工、焼結成形品などの新素材および部品製造というまとまりがある。株式市場では鉄鋼部門に属するが、研究開発型企業を志向しているところも特徴的であり、トムソンサイエンティフィック社の調べによると1990年代のナノテク関連特許数で世界11位(国内5位)といったハイテク企業でもある。
http://www.derwent.co.jp/news/20011031.pdf
[編集] 日立金属グループ企業
- NEOMAX
- 日立ツール
- 日立金属工具鋼
- 日立金属アドメット
- 日本非晶質
- 安来製作所
など