松竹大船撮影所
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松竹大船撮影所(しょうちくおおふなさつえいじょ)は1936年から2000年まで神奈川県鎌倉市大船にあった映画スタジオ。現代劇を担当していた。
それまで松竹の撮影所は東京市蒲田区(現・東京都大田区)の松竹蒲田撮影所で撮影をしていたが、町工場の多い蒲田では騒音がトーキーの撮影に差し障るという理由から大船に移転する。
撮影所長の城戸四郎は「松竹大船調」という独特のスタイルを大船で確立する。松竹の看板映画だった『男はつらいよ』シリーズもこのスタジオで製作された。
1995年に敷地の一部にテーマパーク「鎌倉シネマワールド」を開設するが3年で閉鎖された。鎌倉シネマワールドには『男はつらいよ』のオープンセットが展示されていたが、オープンセットの一部は東京都葛飾区柴又にある『葛飾柴又寅さん記念館』に移設。
松竹の経営悪化に伴い、鎌倉女子大学に敷地を売却して閉鎖した。
現在松竹の主力映画である『釣りバカ日誌』は東映東京撮影所(東京都練馬区)で撮影されている。
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