椿屋四重奏
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椿屋四重奏(つばきやしじゅうそう)は、中田裕二(ボーカル・ギター・代表取締役)、永田貴樹(ベース)、小寺良太(ドラムス)、安高拓郎(ギター)の4人からなるロックバンド。インディーズレーベルDAIZAWA RECORDS所属。
2000年仙台で結成。和を意識した楽曲、ライブを「演舞」と呼ぶなど艶ロックと称される強烈な個性で日本のロックシーンに新たな風を吹き込んだ。
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[編集] 演者(メンバー)
- 中田裕二(なかだ ゆうじ、1981年(昭和56年)4月17日 -)血液型:B型 必殺技:艶声 投げキッス ハイキック 愛称:代表取締役、代表(なお、近年は本人が言い出しっぺにも関わらず不満な様である)、ゆうちゃん、なかちゃん(本人不本意)、中田氏
- 永田貴樹(ながた たかしげ、1982年(昭和57年)2月8日 -) 血液型:A型 愛称:プリンス、王子、たかしげ、えろしげ
- 小寺良太(こでら りょうた、1976年(昭和51年)3月28日 -) 血液型:A型 愛称:太鼓侍、りょうちん
- 安高拓郎(やすたか たくろう、1976年(昭和51年)3月3日 -) 血液型:O型 愛称:やっちん、バッチグー・ヤスタカビッチ、バッチグー、「キモイ」
幾度かのメンバーチェンジを経て、平成14年11月に中田・永田・小寺の3人編成へ至る。 演舞・「熱視線IV ~ENDLESS GAME~」の2006年3月31日・SHIBUYA-AX公演にて、サポートメンバーとして参加していた安高(元クラッシュ・イン・アントワープ)のメンバー加入を発表、晴れて「四重奏」となった。
[編集] 備考
[編集] 結成
結成は2000年5月(日までは不明)で、結成当初の名前は「椿屋カルテット」だった。 初期のメンバー編成は男二人、女一人(太鼓)の男女混合楽団だったが、6月に初代太鼓嬢が脱退。それと同時期に楽団名を「椿屋四重奏」に改名した。なお、英語表記は現在も「Tsubakiya Quartette」である。
[編集] 由来
「椿屋四重奏」という名前については、中田が以前語っている。曰く、
- 「クラシカルで日本的な名前にしたかったこと・名前を略されるのが嫌だったことから、略されてもまだ許せる『○○屋』という屋号の形を取った。」
- 「椿を選んだのは、日本的な花でかつ同時に思い浮かべられる桜より艶っぽさ・色っぽさがあると思ったから」
- 「『四重奏』は、ナントカ管弦楽団みたいな名前にしたかったから」
とのことである。ちなみに、この際中田は椿が国花だと勘違いしていたらしい(実際は桜)。
[編集] 「和心」
このようなこだわりやライブを「演舞」と呼ぶことからも分かるように、椿屋は「和心」を重視している。 かつて今以上に「和心」を重んじて活動していた時代には、演者の衣装は作務衣に雪駄履きで統一していた。 また英語禁止令が発令され、カウントは「ひい・ふう・みい・よ」、観客のかけ声を「イヨーッ」にするよう呼びかけていたこともあった。
今ではそれらの習慣は消え、「演舞」という呼称のみがその名残となっている。 しかし、近年では中田も「ライブ」や「コンサート」という言葉を使うようになっているため、言動におけるこうした意識的な「和心」表現は悲しいかな薄れてしまっていると言って良いかも知れない。
[編集] その他
- インディーズ時代には、『雑録伍選』・『雑録伍選・改』(以上カセットテープ)・『みことすがら』・『一刹那』(以上CD-R)という自主制作盤も出している。今ではもはや手には入らないはずである。
- Vo.の中田はスペースシャワーTVの「STUDIO GROWN(終了)」でLOST IN TIMEの海北大輔とVJを数ヶ月務めていた。その番組の企画でカラオケ対決があり、スターダストレビューの「木蓮の涙」を披露したり、海北大輔と共にギターで「紫陽花」を弾き語ったこともあった。
- また中田の使用しているギターはSyrup16gの五十嵐隆のものと同じモデルであり、とある楽器店で店側の受注ミスによりその同じモデルを多重予約してしまい(お互いが謙遜して)譲り合った結果、その場では先に予約した中田が買い、違う店で五十嵐は注文して買いなおしたと言うエピソードがあり、そのことからSyrup16gと対バンする際によく「その節はすみませんでした」と言い合うらしい。
[編集] 音源紹介(ディスコグラフィ)
[編集] ミニアルバム
- 1st Mini Album「椿屋四重奏」¥1,680 (2003年8月27日)
- 群青
- 舌足らず
- 導火線
- かたはらに
- 波紋
- 風の何処へ
[編集] アルバム
- 1st Full Album「深紅なる肖像」¥2,205 (2004年4月21日)
- ぬけがら
- 終列車
- 成れの果て
- 硝子玉
- 春雨よ
- 道づれ
- 空中分解
- 小春日和
- 一刹那
- 嵐が丘
- 2nd Full Album「薔薇とダイヤモンド」¥2,205 (2005年9月14日)
- プロローグ
- 手つかずの世界
- 砂の薔薇
- 螺旋階段
- 紫陽花
- 熱病
- 踊り子
- 朱い鳥
- 君無しじゃいられない
- 陽炎
[編集] シングル
- 1st Maxi Single「紫陽花/螺旋階段」¥1,050 (2005年6月8日)
- 紫陽花
- 螺旋階段
- 十色の風
- 2nd Single「幻惑」¥840 (2006年6月7日)
- 幻惑
- サイレンス
- 3rd Single「トワ」¥1,050 (2006年9月6日)
- トワ
- 共犯
- トワ(instrumenta)
[編集] 映像作品集
- 1st Video clip「愛と幻のエンドレスゲーム」¥4,200 (2006年10月25日)
- Side 1
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- かたはらに(2004年10月16日 渋谷クアトロ)
- 導火線(2005年4月8日 SHIBUYA-AX)
- 群青(2005年6月18日 九段会館)
- プロローグ(2005年10月16日 仙台JUNK BOX)
- 空中分解(2005年12月2日 福岡DRUM Be-1)
- 君無しじゃいられない(2005年12月11日 横浜CLUB24)
- 終列車(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 手つかずの世界(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 成れの果て(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 砂の薔薇(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 群青(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 舌足らず(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 空中分解(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 空中分解(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- 風の何処へ(2005年10月8日 日比谷野外大音楽堂)
- Side 2
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- 幻惑(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- 春雨よ(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- 小春日和(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- サイレンス(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- 螺旋階段(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- 踊り子(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- 空中分解(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- プロローグ(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)
- 紫陽花(2006年3月31日 SHIBUYA-AX)