横浜市立横浜商業高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横浜市立横浜商業高等学校(よこはましりつよこはましょうぎょうこうとうがっこう)は、全日制の商業科および国際学科と、別科(理容科・美容科)を持つ高等学校。学生帽のマークからY校(ワイこう)という通称で呼ばれている。所在地は神奈川県横浜市南区南太田2-30-1(別科は同磯子区丸山)。
現存する神奈川県内の高校としては、最も古い歴史を持つ。校歌は、森鴎外(森林太郎)によって作詞された。同窓会は進交会(しんこうかい)。同会は、Y校と横浜市立大学(市大)、および市大の前身である横浜市立横浜商業専門学校(Y専)の3校の卒業生を会員とする。
OB間の結束が非常に強く、実業系の高校であるが有名企業就職者や会社経営者として成功している人間は大変多い。
横浜市立横浜商業高等学校 | |
創立 | 1882年(明治15年) |
教育課程 | 全日制 定時制 |
設置学科 | 商業科 国際学科 別科(理容科・美容科) |
所在地 | 〒232-0006 |
神奈川県横浜市南区南太田2-30-1 | |
電話番号 | 045-713-2323 |
外部リンク | 公式サイト |
目次 |
[編集] 沿革
- 明治15年 - 横浜商法学校設立
- 明治21年 - 横浜商業学校と改称
- 大正6年 - 横浜市立商業学校となる
- 昭和23年 - 横浜市立横浜商業高等学校と改称
- 昭和24年 - 横浜市立港商業高等学校を統合し、男女共学となる
- 平成15年 - 国際学科を設置
[編集] 部活動
[編集] 野球部
野球部は明治29年に創部された。大正12年夏に、神奈川県の学校として初めて甲子園(全国中等学校優勝野球大会。現全国高等学校野球選手権大会)に出場した。以後、春(選抜高等学校野球大会)9回、夏7回、甲子園に出場している。昭和58年の春と夏には、準優勝した。
近年は2年連続して夏の大会初戦敗退と成績は芳しくないものの、地元ファンの人気は高い。特に横浜高等学校との試合は神奈川県屈指の人気カードである(横浜スタジアムでの横浜高校との試合の時には、横浜商のスコアボードのチーム名表記は「Y」となる)。
鮮やかな水色のユニフォームに、胸文字および帽子の「Y」の字が印象的である。
[編集] 主な出身者
- 長坂健冶 - 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 河原隆一 - 元プロ野球選手
- 荒井幸雄 - 元プロ野球選手
- 三浦将明 - 元プロ野球選手
- 武藤孝司 - 元プロ野球選手
- 大谷泰司 - 元プロ野球セントラル・リーグ審判。関西審判部に所属していた
- 山本小鉄 - 元プロレスラー、レフェリー、解説者
- 鈴木忠治 - 元鈴木商店社長、元東信電気社長、鈴木竹雄の父、横浜商業学校卒
- 野並豊 - (株)崎陽軒代表取締役会長
- 田川誠一 - 元自治大臣
- 中村全宏 - 丸全昭和運輸(株)創業者、元社長・会長
- 宮澤健一 - 経済学者、元一橋大学長、同大名誉教授
- 左右田喜一郎 - 経済学者、帝国学士院賞、元左右田銀行頭取、元貴族院議員
- 古屋文雄 - 横浜商業高校野球部元監督(Y校を春夏全国準優勝に導いた名監督である)
- 河野安通志 - 東京六大学野球・早大投手、野球殿堂
- 山口鉄也 - ダイヤモンドバックスルーキーリーグ(02~05)-読売ジャイアンツ育成選手(06~)
- 井上和彦 - 声優
- 服部桂吾- 俳優
- 森貴美子- モデル
- 宮内亮治 - 元ライブドア最高財務責任者
- 加藤龍昭 - 横浜市議会議員