泉福寺洞窟
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泉福寺洞窟(せんぷくじどうくつ)は長崎県佐世保市瀬戸越町にある旧石器時代から弥生時代の遺跡。国指定史跡。
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[編集] 概要
断続的に利用された住居跡で4つの洞窟からなる。泉福寺洞穴とも呼ばれる。洞窟の開口部が南向きでそばに湧き水があり、住居として適していた。1969年(昭和44年)に大野中学校の生徒が発見し、翌年から10年かけて千葉大学名誉教授の麻生優を団長の下、発掘調査が行われた。
大量の細石器や隆線文土器の他、約120,000~13,000年前といわれる世界最古級の土器である豆粒文土器(とうりゅうもんどき)が発見されており、佐世保市博物館島瀬美術センターに保管されている。尚、展示品は復元されたもの、三川内焼美術館にあるものはさらにそのレプリカである。
[編集] 豆粒文土器
粘土を摂氏500度程度で焼いた土器で、文様は粘土の粒を貼り付けている。隆線文土器の一種とする考え方もあるが、泉福寺洞窟の場合、佐世保市吉井町にある福井洞穴で隆線文土器が発見されたものと同一の層よりも下の層で発見されていることから、これを誤りとする考えもある。