白馬八方尾根スキー場
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所在地 | ||||
長野県北安曇郡白馬村北城八方 | ||||
標高 (標高差) |
1,831 m / 760 m ( 1,071 m ) |
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コース数 | 13 本 | |||
コース面積 | 200 ha | |||
最長滑走距離 | 8,000 m | |||
最大傾斜 | 35 度 | |||
索道数 | 31 本 | |||
パーク | ボックス、キッカー レール、パイプ |
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公式HP | www.hakuba-happo.or.jp/ |
白馬八方尾根スキー場(はくばはっぽうおねすきーじょう)は、長野県北安曇郡白馬村八方にあるスキー場で、単体のスキー場としては日本国内最大のスキー場である。「八方尾根スキー場」と呼ばれることが多い。1998年の長野オリンピックの際にはアルペンスキーの高速系種目および複合の競技会場となった。
夏季は唐松岳登山の入山コースとして、スキー場のゴンドラ、リフトが使われる。
[編集] ゲレンデ
北アルプス唐松岳の東側斜面に広がり、八方尾根の名の通り尾根上にコースが広がる。ほとんどが中上級者向けのコースで、初級者ゲレンデは麓の各ゲレンデと上部エリアからの夏道迂回コースに限定される。
- 名木山ゲレンデ…上部の急斜面「名木山の壁」が名物。
- 白樺ゲレンデ…ゴンドラ「アダム」の出発点。
- リーゼンスラロームコース…歴史・規模・人気どれをとっても日本を代表するダウンヒルコース。クワッドリフトを使っての繰り返し滑走が可能。
- 白樺セントラルコース
- 白馬国際ゲレンデ
- チャンピオンコース
- パノラマゲレンデ
- 兎平ゲレンデ…アルペンリフト沿いに並んだ大きなコブは八方の象徴となっている。名物コース。
- リーゼングラート…北アルプスを間近に望む絶景のコースだが、風の通り道ともなっているため閉鎖されていることが多い。リフトの山頂駅から少し歩くと第一ケルンがある。
- 黒菱ゲレンデ…兎平と並ぶ名物コース。コブの難易度は兎平をしのぐと言われる。
- スカイラインコース…幅が広く何通りものコース取りが可能なクルージングコース。高速リフトが無いのが難点で、常にリーゼンスラロームより空いている。
- 北尾根コース…
- 咲花ゲレンデ…スキー場で唯一と言ってもよい純粋な初心者ゲレンデである。
[編集] オリンピックコース
長野オリンピックの際にアルペン競技場として使用されたのは、以下のコースである。
- 男子コース
- 滑降はスキー場最上部ゲレンデの標高1,765m地点から兎平ゲレンデ、チャンピオンコースを経て国際ゲレンデ(ゴール標高840m)に至る全長3,270m、標高差945mのコース。標高1,680m地点より下のみFIS公認。
- スーパー大回転は兎平ゲレンデの中腹、標高1,490m地点からスタート。
- 女子コース
- 黒菱ゲレンデ最上部の標高1,680m地点から、兎平ゲレンデ、パノラマコースを経て咲花ゲレンデの標高899mへ至る、全長2654m、標高差781mのコース。コース全体に渡ってFIS公認である。
男子滑降コースの設定にあたっては、競技の難易度向上と自然保護との対立から発生したスタート地点問題などの紆余曲折があった。また、兎平付近は霧が発生しやすく、プレオリンピック、大会本番ともに天候に悩まされた。