立体交差
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立体交差(りったいこうさ)とは、複数の鉄道路線または道路が異なる平面上で交差することをいう。平面交差に比べ、一方の路線を通行する車両がもう一方の通行を妨げないため、路線の容量の増加、渋滞の解消、交通事故の防止等に役立つ。
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[編集] 種類
立体交差は以下の3種類に大別される。
- 複数の鉄道路線の立体交差
- 複数の道路の立体交差
- 複数の鉄道路線及び道路の立体交差
[編集] 複数の鉄道路線の立体交差
列車本数の多い鉄道路線が交差する場合は、線路同士を立体交差とする場合がある。鉄道は道路に比べ、曲線半径や勾配など線形条件に関する制限事項が多いため、広大な用地と建設コストが大きくなりがちである。このうち橋梁形式で立体交差を行うものを線路橋と呼ぶ。
鉄道路線の立体交差には、乗換駅が設置されることが多い。
立体交差に位置する乗換駅の例
[編集] 複数の道路の立体交差
主に交通量の多い交差点に設けられ、交差する道路のうち、交通量の多い道路が交差点を高架橋または地下道で通過する構造が多い。このうち、高架橋で通過する構造を跨道橋(オーバーパス)、地下道で通過する構造をアンダーパスという。
[編集] 複数の鉄道路線及び道路の立体交差
鉄道と道路の平面交差である踏切は、交通が錯綜することから事故が起こりやすく、渋滞の原因ともなる。特に列車本数や線路数が多い踏切では、開いている時間が閉まっている時間よりも短い「開かずの踏切」となってしまっている物もある。そのため、特に交通量の多い踏切を中心に、道路の立体交差化や、鉄道の連続立体交差化が進められている。
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[編集] 関連項目
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