紀伊型戦艦
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紀伊型戦艦(きいがたせんかん)は日本海軍が八八艦隊計画で計画した戦艦である。4隻の建造が計画されていたがすべてワシントン海軍軍縮条約で起工前に建造中止となった。
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[編集] 概要
紀伊型は八八艦隊計画の9号艦から12号艦である。当初、41センチ3連砲4基搭載艦として計画されたが、設計期間短縮のため、本設計に変更された。基本的には天城型の装甲強化型である。装甲が強化された分、排水量も約1400トン増加したため速力は天城型の30ノットよりわずかに低下した。兵装は天城型と同一である。
また一説では、紀伊型一隻(紀伊)標準 尾張型(尾張)紀伊を武装強化して就役 新型戦艦駿河型二隻に分類して、建造していたという説もある。 また、後の「超大和型戦艦」(計画のみ)は紀伊と尾張の名を受け継ぐ予定であったとも言われる。
[編集] 要目
- 常備排水量 42600トン
- 全長 252.1m
- 幅 31.1m
- 速力 29.75ノット
- 兵装 45口径41センチ連装砲5基、50口径14センチ単装砲16基、12センチ単装高角砲4基、61センチ魚雷発射管8門
- 装甲舷側292mm傾斜12度甲板118mm
[編集] 同型艦
- 紀伊 呉工廠で起工予定であった。
- 尾張 横須賀工廠で起工予定であった。
- 十一号艦(予定艦名:駿河) 神戸川崎造船所で起工予定であった。
- 十二号艦(予定艦名:近江) 三菱長崎造船所で起工予定であった。
[編集] 関連項目
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