終わりのクロニクル
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終わりのクロニクル(おわりのクロニクル)は、 川上稔の小説作品。電撃文庫より刊行。「AHEADシリーズ」と銘打たれているが、2006年現在同シリーズを構成する唯一の作品である。イラスト:さとやす(TENKEY)。 ライトノベル作品の中でも厚い文庫として有名で、1冊平均400ページほどもあり、最終巻の7巻では一冊で1000ページを超えるという電撃文庫の最高新記録を作った。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
第二次世界大戦という歴史の裏側にもう1つ、決して表に出ることのない戦争があった。
平行して存在したその全てを歯車にたとえG(ギア)と呼ぶ10個の世界との間で生き残りをかけて行われたその戦争は、全ての物事の究極の理由”概念”を奪い合い滅ぼすことから、概念戦争と呼ばれた。
そして戦争に勝利したわれわれの世界、「Low-G」に全てが隠蔽されてから60年、ある問題が起きた。
この世界のみが持っていた「マイナス概念」の活性化。
それにより、今や唯一のGとなったLow-Gは再び滅びの道を歩み始めていた。
滅びを回避するには、かつて滅ぼし遺恨を残した10のGの概念の力が必要だった。
概念戦争を戦いそれを知る組織「UCAT」はその為、各異世界の生き残り達との交渉の為に、専門部隊全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)を編成する。
1人の少年は祖父からその代表たる役目と権利を譲られ、「自分が本気になるために」交渉役を引き受ける。
自ら悪役を名乗る少年―――その名を佐山・御言。
全ての遺恨を収め世界を救うための交渉、全竜交渉(レヴァイアサンロード)が―――
「佐山の姓は悪役を任ずる」、その言葉とともに始まる。
[編集] ギア(世界)とは
G(ギア)とは、多重的に存在する12個の異世界のこと。全てのGの概念はそれぞれ異なり、物理法則なども全く異なる。
- 1st-G
- 表記された文字が力を持つことを母体概念とする世界。「ニーベルゲンの災い」(ニーベルングの指輪)の原型とされるG。地動説のような形をしている。
- 2nd-G
- 3rd-G
- 金属と軽度の重力制御の概念を持つ世界。武神と自動人形のGで、金属は生命を持ち、重量や硬度を変化されて重力制御で駆動される。ギリシャ神話の原型とされているG。幾つかの浮遊大陸のあるG。
- 4th-G
- 熱(人間でいう疲労)を吸収しそれを生命活動とすることを母体概念とする意思を持つ植物の世界。アフリカ神話の原型とされているG。3つの環状大陸が太陽を中心に回転するG。
- 5th-G
- 「落ちる」ことを母体概念とした世界。自分の意思で、自身が「地面と思っている方向」へと「落ちる」ことで飛行することが可能となる。ネイティブアメリカンの神話の原型とされる、機竜のG。実際はメキシコ神話が元と思われる。2つの惑星と無限の空が広がっていたG。
- 6th-G
- 7th-G
- 力は無限となる、真実のみとなる、解りあえるものはない、世界は一瞬で真逆となる(作中では攻撃態勢の入れ替えに使われた)の四つの概念が存在するがどれが母体か不明(四つとも四分された概念核のそれぞれから発せられたものなので全部が母体概念の可能性もあるが、共通して身体強化が出来るのでそれが母体概念の可能性もある)中国神話(神仙譚)の原型とされているG。9層の山と川のG。
- 8th-G
- 熱を生命に変えることが母体概念の世界。意思を持つ鉱石達が住人。アボリジニ神話の原型とされるG。住人である鉱石(砂から惑星より巨大な者まで様々な大きさ)が浮かんでいたG。
- 9th-G
- 母体概念は不明。光や熱を基本とする世界だったらしい。中東ゾロアスター神話の原型とされる、純戦闘系G。
- 10th-G
- 母体概念は不明。再生系の概念だったようだ。北欧神話の原型とされるG。1st-Gが民話や伝説のGであるのに対し、こちらは本当に神々のG。世界樹を軸に地底、地上、天上の3つに分かれていたG。
- Low-G
- Top-G
- Low-Gをマイナスと表すならTop-Gはそれと対を成すプラスのGであり、住人はLow-Gに自分たちと対となる存在を持つ。各Gの全プラス概念を併せ持つ最高のGだと思われていたが、実際は全てのGの概念の複製が集まるものだった。
[編集] 概念・概念核とは
概念(がいねん)とは、あらゆる物事が起きる究極の理由であり物理法則さえも支配するものである。
各GにはLow-Gとはまったく別の概念がある。Gを構成する概念を母体概念(ぼたいがいねん)といい、母体概念を集めたものを概念核(がいねんかく)と呼ぶ。
完全な概念を新たに生成することはできず、できるのは劣化複製のみである。 またその劣化複製を集めてその力を使えるようにしたものを概念条文(がいねんじょうぶん)、概念条文によって展開されたその概念が支配する空間を概念空間(がいねんくうかん)と呼ぶ。
また存在自体を概念化させた武器を概念兵器(がいねんへいき)と呼び、各Gの概念核が入っている概念兵器を概念核兵器(がいねんかくへいき)と呼ぶ。概念核兵器はいうなれば「世界」を武器化したものなので固有の意識を持ち、武器上のコンソールに文字を表示することで人との会話もできるものもある。
[編集] 概念戦争
この世界(Low-G)と十の異世界は一つ一つの歯車として捉えられ、ギア(G)と呼ばれる。 それぞれのGは一定周期をもって交差し、影響を与え合っていたのだが、全てのGの周期が重なる時、最も強力な力を持ったGのみが生き残り、他は衝突の衝撃で砕かれることが判明する。それを知った十一の(と思われていたが実際には十二の)G同士が互いを滅ぼしあったのが概念戦争である。
概念戦争は各Gの母体概念を奪い合うもので、Gの持つ5割以上の概念が失われるとそのGは消滅する。
[編集] 各概念核
- 1st-G 機竜ファブニール改、概念核兵器・聖剣グラム(後にグラムが吸収)
- 2nd-G 炎竜八叉、概念核兵器・十拳(後に十拳に封印)
- 3rd-G 武神テュポーン、概念核兵器・神砕雷(後に神砕雷に一本化)
- 4th-G 木竜ムキチ
- 5th-G 機竜黒陽、概念核兵器ヴェスパーカノン(後にヴェスパーカノンが吸収)
- 6th-G V-Sw(元は概念竜ヴリトラと概念核兵器・ヴァジュラ)
- 7th-G 一光、二順、三明、四吉の四人(後に四つの竜玉に姿を変える)
- 8th-G 石蛇ワムナビ
- 9th-G 概念核兵器・B-Sp(元は大機竜・暴竜ザッハークと聖槍ビルマーヤ)
- 10th-G 概念核兵器・G-Sp2(元は概念核兵器・雷神鉄槌(トールハンマー)から概念竜ラグナロク)
- Top-G 概念創造施設内包型航空艦ノア
- Low-G 全竜レヴァイアサン
なおTop-GのノアとLow-Gのレヴァイアサンは同一のものである。(ノアの戦闘形態をレヴァイアサンと称する)
[編集] 概念条文
- 登場順に記載
- 『貴金属は力を持つ』
-
- 佐山が初めて聞いた概念条文。その言葉の通り貴金属が強力な殺傷能力を得る。
- 『地に足が着いている』
-
- 日本UCATに張られていた概念。自分の足の裏側が地面と認識され(壁だろうが天井だろうが)立っていられる。
- 『惑星は南を下とする』
-
- 1st-Gの王城派が使用した概念。その言葉の通り、南が下となる。
- 『文字は力の表現である』
-
- 1st-Gの母体概念を弱くしたもの。文字が力を持つ。(例:紙に火と書けばその紙が燃える。どこの言語でも文字なら同様の効果を得る。イメージとしての文字の方が有効。)
- 『文字には力を与える能がある』
-
- 1st-G母体概念。上記同様だがより強い属性が文字に与えられる。
- 『光とは力である』
-
- 風見の持つX-Wiに搭載されている概念。光が形を持ったり、攻撃に変わったりとさまざまに応用される。
- モデルは2nd-G皇族、月読家の力。
- 『見えぬところに真実がある』
-
- 日本UCATにかかっていた概念。一定の空間の存在を認知できなくする。
- 『名は力を与える』
-
- 2nd-G母体概念。名前が力を持つようになる。
- 『鉱物は命を持つ』
-
- 3rd-G母体概念の一つ。鉱物が命を持つようになる。
- 『金属は生きている』
-
- 3rd-G母体概念の一つ。金属が命を持つ。3rd-Gの自動人形は、この概念空間内なら通常以上の活動ができる。
- 『人の思いは通じる』
-
- 意識共通概念。思いが通じている相手と人格が入れ替わる。ギュエスが使用。
- 『鉱物は生きている』
-
- 「鉱物は命を持つ」と同様。
- 『全ては落ち行く』
-
- おそらく5th-G劣化複製概念。物体が下へ落ちてゆく。「下」が設定されていない限り、重力の影響を受けない。
- 『ものは下に落ちる』
-
- 5th-G母体概念。自分が下と認識した方向に落ちるようになる。
- 『植物は支配者である』
-
- 4th-G概念。植物が動物のような生命を持つようになる。
- 『秘密とは隠し事ではない』
-
- 尋問概念。心で考えていることを口にしてしまう。米国UCATの軍曹が使用。
- 『解り合えるものは無い』
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- 7th-G概念。自分以外のあらゆるものの存在が認識できなくなる。三明の固有概念。
- 『俺とお前は同期の桜』
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- 意思疎通概念。約五分間(この時間制限は単に賢石のパワーによるものと思われる)、設定した相手との相互理解が完璧になる。京が使用。
- 『力は無限となる』
-
- 7th-G概念。あらゆる攻撃の威力が無限大(=等価)となり、出力を制御されており余力を秘めているものはその全てを引き出される。一光の固有概念。
- 『世界は一瞬で真逆となる』
-
- 7th-G概念。敵意を持つ相手の位置と自分の位置を瞬間的に逆転させる。四吉の固有概念。
- 『真実のみとなる』
-
- 7th-G概念。嘘がつけなくなり、フェイントができなくなる。また、フェイントをしようとすると物理法則すら無視してフェイントを止める。二順の固有概念。
- 『攻撃力は最大となる』
-
- 「力は無限となる」と同様。一光の固有概念。
- 『攻撃力は無限となる』
-
- 「力は無限となる」と同様。一光の固有概念。
- 『世界には真実しかない』
-
- 「真実のみとなる」と同様。二順の固有概念。
- 『文字は力を持つ』
-
- 1st-G母体概念の強化版。
- 『金属は死んでいない』
-
- 「金属は生きている」の劣化複製概念。3rd-Gの量産型自動人形や武神が通常稼動できる。
- 『能力は逆転する』
-
- おそらく10th-G概念。全ての能力が逆転する。(例:この概念下では、通常3㎏の重さをもつウエイトは物を重くするウエイトとしての能力が逆転し、他の物を3㎏軽くする能力をもつようになる。)ヨルスが使用。
- 『全ては一つに通じる』
-
- Top-G概念。対象者を中心にした周囲の空間を一つの棒状の形にする。(対象者の後ろが終わりになるようになる。)
- 空間を一周すればこの概念はとける。
- 『佐山と新庄の意思は、永遠に共にある』
-
- 全G母体概念により作られた、劇中で最も巨大であろう概念。詳しくは不明。
この他にも様々な概念が有る。
[編集] 概念兵器
- 概念兵器はさまざまな形をしており、機殻(読みはカウル(英Cowl)、武器形状に応じて「カウリングXX」と呼ぶ)することで出力等を安定させることができる。
- 確認されている機殻の形状は、機殻剣(カウリングソード)・機殻杖(カウリングストック)・機殻槍(カウリングランス)・機殻鉄鎚(カウリングハンマー)・機殻弓(カウリングアロー)・機殻銃(読み方不明。恐らくカウリングガンもしくはカウリングライフル)の6つ。
- 機殻剣
- V-Sw(6th-G概念核)
-
- 出雲・覚の使用武器
- 大剣の第一形態、光の刃とスラスターを展開する第二形態、輪廻転生の力で万物を破壊する砲の第三形態、最大出力で巨大な光の刃を形成する最終形態と4つの姿を持つ。
- グラム(1st-G概念核)
-
- 概念核を封印する為に作られた聖剣で、概念戦争中、ジークフリートはこの剣を使って暴走するファブニールを倒し、1st-G概念核の半分を封印する。また、全竜交渉でファブニール改を撃破したことによって、1st-G概念核の全てを封印するものとなった。
- 重量は3kgあるが全体のバランスがよく扱いやすい。また文字により内部の空洞を7,000倍まで拡張し、そこに文字概念を書き込み納めている。
- 劇中では佐山、ブレンヒルトが使用。
- 十拳(とつか)(2nd-G概念核)
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- 2nd-Gの「八百万の」住人の名を打ち込んだ神剣。暴走する炎竜・八叉を封印する為に作られた。
- クサナギ(Low-G製ほぼ全概念対応)
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- 鹿島が作った試作型機殻剣で、剣神・熱田でさえ両手でなければ扱いきれないほどの機殻剣。
- 持ち主がクサナギの存在を明確にすることでその力を発揮する。
- 試作品だったため、3回の使用で機殻が砕けた。
- レヴァイアサン封印戦では完成形が登場。熱田によって使用される
- フツノ(Low-G製2nd-G概念対応)
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- 鹿島によって作られた試作型機殻剣。数年前のテスト時に事故を起こし、壊れたまま放置されるが、2nd-Gとの全竜交渉の際に修理される。
- 「フツ」とは「裁ち切る音」の表現であり、その名の通りあらゆるものを切ることが出来る機殻剣である。
- 阿武さん(Low-G製2nd-G概念対応)
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- 2nd-Gとの全竜交渉時に2nd-G側が使用した。刃に水を纏う力を持ち、阿武隈川の水で作られた事よりこの名が付けられた。
- 火迦具土(Low-G製2nd-G概念対応)
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- 月読が佐山に見せた機殻剣。
- 通常は高熱で対象を焼き切るようになっているが、2nd-G概念下では火を生み出す。
- 武雷剣(Low-G製2nd-G概念対応)
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- 2nd-G側が全竜交渉時に使用した。小さな雷を出す力を持つ。
- 美明(Low-G製)
-
- UCAT空白期に月読・有人により作られた機殻剣。
- 現在は竜美が所持。能力はエネルギーの吸収と開放。
- 機殻槍
- G-Sp2(10th-G概念核)
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- 風見・千里の使用武器
- G-Spが風見に合わせて改造されてG-Sp2となった。槍の第一形態、砲撃用の第二形態、高速飛行を可能とし神焉竜『ラグナロク』を発射する第三形態、最大出力で竜の槍『タイタニックランス』を発射する最終形態と4つの姿を持つ
- B-Sp(9th-G概念核)
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- アブラムが主に使用、その後第6巻においてハジが使用。炎を操る力を持つ。
- 名称不明
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- セイル・ノースウィンドが護国課を制圧しようとした際に使用。飛場・竜徹の単車のミラーを破壊。後にリチャード・サンダーソンが黒陽に対して使用。ダン・原川が黒陽の頭部を破砕した時に砕け散った。
- 機殻杖
- Ex-St(Low-G製)
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- 新庄・運切の使用武器。バズーカのように肩に担いで用いる砲。杖という名称なのだが一見してかなりの重量級武装。
- 意思の力を光の砲弾として発射する武装であり、かなりの速度での連射が可能(コスリ連射で有効な攻撃を撒き散らす描写がある)である上にホーミング性能もある程度備えている。加えて余剰出力を一気に放出することによる瞬間的大出力砲撃も可能である(新庄本人はシューティングゲームになぞらえ「ボンバー」と表現)。
- 機殻鉄槌
- ヴィーマ(6th-G製)
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- ボルドマンが本気の時に使う機殻鉄槌。対出雲戦で使用した。
- 雷神鉄槌(トールハンマー)(元10th-G概念核兵器)
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- もともと10th-Gで概念核を収めるためにつくられた物だったが、9th-Gの地下組織に奪取された。
- 後に出雲・全によりガングニールにつくり変えられる。
- 劇中では風見&出雲とヨルスが戦った際に、10th-Gの意思として居留地から持ってきて使われた。
- 機殻弓
- 月天弓(2nd-G製、対概念戦争用兵器)
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- 2nd-G全竜交渉、及び対レヴァイアサン戦で月読が使った機殻弓。
- 月読の名の下、矢として月光を放つ。
- 機殻銃
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- アルベルト・ノースウィンドがTop-Gとの戦闘時に使用していた物。正式名称は不明。
- 1st-G王城派も使用していた。
[編集] 自動人形・武神・機竜とは
[編集] 自動人形
- 人型等身大のアンドロイド。3rd-Gを象徴する存在のひとつ。自分で思考して発言する際に「~と判断します」という語尾を付ける習慣がある。3rd-G製の純正品には4つの系統がある。
- ヘカトンケイルシリーズ:テュポーンの警備・守護を行う戦闘型の自動人形でギュエス、アイガイオン、コットスの三体が存在する。コットスのみ武神並みの大きさである。
- モイラシリーズ:1stから3rdの三体が存在し、それぞれが特殊能力を持つ。1stは記憶消去、2ndは子体自弦振動を見る、3rdが記憶生成。またこの三体も通常型同様に重力操作の機能を持ち、特にモイラ2ndはその中でも多重並列重力制御に長けているようである。
- 量産型:百十七体が存在。質素と奉仕をモットーとし、3rd-G純正ではないもののSfもこのタイプである。
- 人間に進化する自動人形:シビュレ、美影の二体。
- 厳密には自動人形ではないが「軍」では自動人形のボディを使用した遠隔操作人形を開発した。
[編集] 武神
- 巨大な人型機械。3rd-Gを象徴する存在のひとつ。搭乗者が機体と同化し操縦するタイプと、遠隔操縦するタイプがある。また、3rd-Gの戦闘型自動人形”ヘカトンケイル”のコットスは、武神の機体を使用した大型自動人形である。
- 荒人/荒人・改
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- 3rd-Gの標準的な武神。3rd-Gを滅ぼす際に飛場・竜徹が用いたものを、日本UCATが修理、改造して荒人・改とした。
- 荒帝
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- 美影の所有する黒の武神。飛場・竜司と美影が二人で合一して動かすが、美影が進化するにつれて美影一人でも遠隔操縦など可能となる。クロノスが部品として使われている。
- 3rd-G概念核の半分を収めた神砕雷『ケラヴノス』を持つ。概念戦争時には飛場・竜徹と赤子の美影が合一し、3rd-Gを滅ぼした。
- テュポーン
-
- 3rd-G概念核の半分を用いた出力炉を持つ、3rd-G最強の白の武神。アポルオンを搭乗者として機動。アルテミスとアポルオンが持つ概念を利用して短時間の時間跳躍を行える。死んだアルテミスの意思に操られていた。
- 3rd-Gの全竜交渉後は”軍”の手に渡り、遠隔操縦用に改造された機体を竜見が用いた。
- ギュエスの操る赤い武神。遠隔操縦型。名称不明。
- レアの操る白銀の武神。レアの死亡後、シビュレが遠隔操縦型として使用。名称不明。
- アルテミスを身を半合一化し、部品とした蒼白の武神。アポルオンを主搭乗者、アルテミスを常時副搭乗者として機動。名称不明。
- ゼウスの搭乗する灰色の武神。二刀流。名称不明。
- 自動人形達が操る量産型の武神。
- 他、日本UCAT開発の武神
[編集] 機竜
- 5th-Gで生み出された、意志を持つ竜型の兵器。5th-G固有の「落ちる」概念によって高速飛行が可能。
- Low-G、1st-G、5th-Gの三つのGで作られていた(Low-Gの機竜は5thの機竜の残骸をもとに作られていた)。
- また軍(Top-G)も独自に機竜の開発を行なっていた。
- 1st-Gの機竜
-
- ファブニール、ファブニール改など。
- 1st-Gは元々戦力が充実したGではなく、その機竜も概念戦争時に他Gとの関わりを持って初めて製造に成功したものである。しかしそれ故に完成度は高くなく、幾つかの深刻な構造的欠陥を有していた。
- 一つは、空中戦に充分に対応できておらず、地上戦を主にしているということ。
- 二つは、搭乗者が同化したとき強い拒絶反応を起こし、ほとんどの搭乗者をそこで殺してしまう。さらにはそれに耐えられたとしても、二度と元の姿に戻ることが出来無くなってしまう、というものである。
- 5th-Gの機竜
-
- 5th-Gの機竜は航空型であり、基本的な進化の方向性として、二形態の形状の内、どちらか一つの形状及び性能しか得られないと考えられていた。
- 一つは、内部の主骨格フレームに対し外装の位置を変えることで航空能力と格闘能力の両方を汎用的にかなえる非変形型と呼ばれる機体である。この場合フレームは形を変えないので耐久度が高いものの、航空機と格闘機のどちらの形態の長短も引きずる為、性能はどっちつかずのものとなってしまう。
- もう一つは、内部の主骨格フレーム自体を変形させ、外装も完全変形することで航空能力と格闘能力を持つ完全変形型で、この場合、フレームが分割構造である為に耐久度が低いが、機動力・攻撃力共に高いものが出来上がる。しかし根本的な問題として防御力が欠如しており、しかもそれは克服不可能なものである。
- これに対してサンダーフェロウはこの問題の克服をした機体といえる。サンダーフェロウの機体はフレームと各種パーツで構成されており、体中のパーツは自在に着脱可能である。状況にあわせて概念空間から別のフレームを取り出し、パーツをその形態に最適の位置にはめ込んでいくフレームの交換という(変形という概念をこえた)方法を用いてまったく別の機体へと自らを改造する。
- Low-Gの機竜
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- Low-Gの機竜は、5th-Gの機竜の残骸をもとに米国UCATで作られたものである。
- 概念戦争時代には変形型機竜ブランカと非変形型機竜サンダーバードの二種類の機体が存在し、米国UCATの主力量産機の座を争った。この時はブランカがその座を射止めた。
- 全竜交渉時にはブランカ9(ブランカのヴァージョンアップ)という機体が存在し、対日本UCAT戦及び黒陽中型戦では十二機が戦線に投入された。
- その性能の具体的は表現はないが、黒陽中型一機とブランカ9十二機が相撃ちになったことから、性能が推し量れる。
[編集] 用語集
ここには劇中に登場した基本的な用語を紹介する。
- 概念関係のものは「概念・概念核とは」の項に記載。
- UCAT
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- 世界各国に存在する機関の名称、読み方は普通にユーシィエーティー(ドラマCDでこう呼ばれていたので正式な呼び名と思われる)。Universal Counter Attack Teamの略。表面上は日本ではIAI、その他の国では軍の名を使っている
- 劇中に登場したUCATは以下の通り。
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- 日本UCAT(細かく分類すると、奥多摩UCAT、横須賀UCAT、出雲CUAT、鳥取UCAT、長崎UCAT、静岡UCATなど)
- 米国UCAT、独逸UCAT、中国UCAT、南アフリカUCAT、露西亜UCAT、英国UCAT、仏蘭西UCAT、サウジUCAT、伊太利亜UCAT
- Tes.
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- 各国UCAT共通の言葉で、返事や相打ちの際に用いられる。読みは「テス」「テスタメント」。聖書、契約を意味する。
- IAI
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- 日本UCATが表向きに掲げる総合企業。元出雲社、出雲航空技研。第二次世界大戦前後に護国課が設置され、それが現在の日本UCATになる。
- 手掛けている事業は幅広く、航空旅客事業(企業名はIAL)から自動車・家電製品等の製造、清涼飲料水販売まで取り扱っている。現社長は出雲・烈。息子である覚が次期社長候補である。
- ちなみにIAI製品は、通常の感覚とはかけ離れた、インパクトの強い製品が多い。主な製品には「危険者トーマス禁煙ガム(満面の笑みの男が目を見開いて線路の上をはしっている)」「まロ茶(佐山・御言が開発)」「Dashi the me(飲める入浴剤)」等々。
- 尊秋多学院
- 神州世界対応論
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- 戦前に衣笠・天恭が提唱した理論。「世界の地相を持つ日本は、世界の地脈の中心である。日本の地脈を活性化し世界の地脈と密接に結び付ける事により世界の趨勢を左右する」として、日本列島を世界大陸に当てはめている。
- この論によると、東北沿岸部は中国大陸~ロシアの東側沿岸、東京湾は黄海、伊豆半島はタイ、静岡はインド、伊勢湾はペルシャ湾、紀伊半島はアラビア半島。琵琶湖はカスピ海、大阪湾は黒海、児島半島はギリシア、呉周辺がイタリア、対馬はイギリス、島根半島はノルウェー、四国がオーストラリア大陸、九州はアフリカ大陸、佐渡が北極の島々となる。
- 北海道については、渡島半島がアラスカ、中部が北米、根室・北方領土が南米となる。
- この理論における日本は伊豆七島に、富士山はエベレストに相当する。
- この理論は、後の全竜交渉においても影響を持っている。例えば、各Gはこの理論に対応した地域に勢力や居留地を持っている。また、3rd-Gとの交渉は倉敷で行われ、4thとは長崎で行われていた。
- 全竜交渉(レヴァイアサンロード)
-
- 1995年12月25日、あるきっかけによって、Low-Gにおけるマイナス概念が活性化をはじめ、それを放置しておけば概念がマイナスに傾きすぎて、Low-Gの世界が崩壊する。
- この世界崩壊を防ぐ為に考え出された方法が、概念戦争で滅ぼした10のGから得た概念核を一斉に解放する事で、開放されたプラス概念によってマイナス概念を相殺するというものであった。
- しかし、概念核の一部や、分割された片割れなどは、未だに各Gの残党の手にあるものも多く、そこで各Gとの正式な交渉によってその所有権をLow-Gが得るために行われる交渉のことを全竜交渉と呼ぶ。
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)
-
- 全竜交渉のために作られたUCATの特殊部隊。主に「特課」と呼ばれる。
- 全竜交渉には五つの前提条件が存在する。
-
- 一、佐山・御言の探索に対し、同意する各G代表は自G以外の情報を漏洩せぬこと。また、G崩壊に関係する情報は原則として全竜交渉部隊が自ら調査、判断する者であり、他の何者かが指導する事をしてはならない
- 二、UCAT関係者は、全竜交渉の開始前提情報と、友好Gの代表紹介以外、全Gの情報と、崩壊に関する情報を指導、公開する事をしてはならない
- 三、協力者の補充は不問とするが、強制してはならない
- 四、UCATは佐山・御言が自ら行動する際、全力を持って協力体制をとること
- 五、6th-G、10th-Gの二つのGの交渉は既に終了しているので改めて交渉を行わず、他Gとの交渉を早急にあらゆる手段を持って行うこと
- 軍
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- 各Gから全竜交渉に反対する者が集った、「どのGにも属さない集団」。元9th-Gの大将軍ハジをリーダーとし、戸田・命刻や長田・竜美らが所属。
- 最終目標は日本UCATを壊滅させる事。
- 多くは9th-Gの者が所属している。
[編集] 主な登場人物
声は文化放送「電撃大賞」でのラジオドラマ放送時、及び製品版ドラマCDの声優である。
[編集] メインキャラクター
- 佐山・御言(さやま・みこと)(声:平川大輔)
-
- 本編主人公で全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)のリーダー格及び全竜交渉(レヴァイアサンロード)の交渉役。また尊秋多学院(たかあきたがくいん)生徒会副会長。
- 将来の夢は悪役になること。それは総会屋であった彼の祖父、佐山・薫の影響であり具体的に言えば祖父を越える悪役。
- 幼い頃から祖父の総会屋としての教育を受けていたのでかなり頭が良い(日本語以外の言語を15はマスターしていたり、テストは常に学年トップだったり、概念のルールの抜け穴を見つけたりその応用方法を瞬時に見つけたり、etc.)。またその祖父と現実離れした勝負をしていた(風呂の中に潜って100数えるまで我慢する、一週間どちらかが寝ようとしたら殴っていい、家の壁や屋根裏に潜んでいる田宮家の住人を槍でさして点数を競いあうetc.)。おかげで身体能力は一般人のそれよりはるかに高い。空手の大会では全国まで楽々と勝ち登っているが、その際に利き腕である左拳の骨が砕けている。
- その独特の口調は芸風らしく、万人に対してその態度で接している。時々江戸っ子発音になっているらしい。
- 両親はすでに他界。父親、佐山・浅儀(さやま・あさぎ)は関西大震災の救援にIAIの職員としておもむき、そこで二次災害にあって死亡(実際はTop-G大阪でノア=バベルの封印の際に脱出が間に合わず、ゲオルギウスの入ったアルミケースを持った左腕をのこして無の空間に取り込まれたことが判明した)。母親、佐山・諭命(さやま・ゆめ)は、佐山とともに無理心中を図るが助けが入り、自分のみが死亡したとされていた(実際は軍の過激派から佐山を守りかばって死亡した)。また祖父である薫も寿命により死亡し、他の親類はいない。また母親から「無理心中を強いられた」事が原因でストレス性の狭心症になっており家族の話となると発作が起きる。
- また浅儀に恋していた田宮家の主、遼子に抱かれたという過去があり、そのせいで急激に背が伸びたが、それに体がついてこれず骨が脆くなり、それが左拳の骨の粉砕という結果を招いた。
- 全竜交渉部隊菌、佐山ウイルス、佐山菌、佐山G、佐山空間、天動形佐山宇宙、尻神様の信仰など訳のわからない奇怪なものの原因である。(佐山いわく尻神様は新庄・運切)
- 尻フェチで、自らの守護精霊は尻の精霊「シリアスⅢ世」。
- ある程度モテるようで、人間はおろか自動人形にも好意をもたれている。
- 常にペットである7th-Gの幻獣、獏(ばく)をつれている。
- 根っからの老人嫌い。祖父の薫や飛場・竜徹らとやり合った影響からであろう。
- 使用概念兵器はゲオルギウス(Low-G製)
- 新庄・運切(しんじょう・さだぎり)(声:釘宮理恵)
-
- 本編ヒロインで全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は前衛援護)。また尊秋多学院生徒会書記。
- 夢はないが小説を書いている(7巻中盤で完成をむかえた)。またUCATで育ってきたため、現代より10-20年ほど昔の常識が最新だと思い込んでいる(テレビゲームは白黒、CDは音楽だけを聴くもの、テレビのチャンネルはスイッチで変える、ビデオカメラは全てテープ式etc.)。
- 朝と夕方の5:30-6:00の間に性別が入れ替わり、朝は男性である切(せつ)として、夜は女性である運(さだめ)として生活している。佐山と出会った当初は、そうした体の秘密を明かさず、姉弟であると説明していた。
- 彼女の体が入れ替わる理由はハッキリしていないが、Top-Gの「本物の新庄」を父としLow-Gの「偽者の新庄」を母としたことで在るべき二つの性が重複した人間として生まれたから、という説が有力である。
- 彼女も両親は他界しており、Top-G大阪でノア=バベルの封印の際に佐山夫婦に預けられているが、そのままUCATの管轄下で育つ。
- 佐山が尻神として崇めるのは彼女の尻であり、全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)のいじられキャラである。
- 終盤では佐山の奇行に慣れてきたためか、対佐山ツッコミ要員となっていた。
- 風見曰く、佐山Gの住人。佐山曰く、まロ概念の持ち主。
- 使用概念兵器はEx-St(読み方はエグジスト、Low-G製)
- 妊娠らんま問題
- 出雲・覚(いずも・かく)(声:谷山紀章)
-
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は前衛)。また尊秋多学院生徒会会長。
- 尊秋多学院の三年生であるが、帰国子女であるため(実際は10th-G住人用の居留地に暮らしていた)ダブりで現在二十歳。
- 全竜交渉部隊随一のエロ。恋人であり女房役の風見にしばしば鉄拳制裁を加えられる。
- 一度、高度数百mの高さから風見に突き落とされ、日本海あたりではぐれたサメの集団に襲われたという経験の持ち主。
- 父はIAI社長の出雲・烈。母は10th-Gの神族でヨルスの娘。
- また病死した母親から防御の加護が与えられており、異常な頑丈さを誇る(屋上から落下しても軽症、起こすのに鈍器で殴打等)。
- 悩んだり迷ったりという描写があまりないことや、要所要所での鋭さを見るに実はチーム内でも一番の大人だったりするのかもしれない。
- 使用概念兵器はV-Sw(読み方はヴィズィ、正式名称はVajraVritra-Sword、Low-G製6th-G概念核内蔵)
- 風見・千里(かざみ・ちさと)(声:前田愛)
-
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は前衛)。また尊秋多学院生徒会会計担当。
- Low-G出身のごく普通の学生だったが、移送中のV-SwとG-Spの強奪現場に居合わせ、成り行きからG-Spに持ち主と認められる。以来、日本UCATに所属する。
- それ以来、学生寮の一室で出雲と同居(同棲)生活中である。その件についてはPTAと大揉めしたが、風見の両親の了承があることと出雲が御曹司であることから黙認されている。
- 全竜交渉部隊内で最も高い戦力の持ち主であり、月読の月天弓よりも強い砲撃力をもち、弾幕ではコットスと同等であり、機動力ではアレックスと同等という、まったくバケモノクラスの強さである。
- 学校ではバンドに参加しボーカルを務める。衣装の為に日々ダイエットに勤しむ。
- 尊秋多学院生徒の恐怖の代名詞。暴力会計、エイプキラー、学園最強戦力等の異名をとる。
- 実際のこの馬鹿力はG-Sp2の加護であり、そのため覚に唯一まともな物理的ツッコミを入れられる。
- 使用概念兵器はG-Sp2(読み方はガスプツー、正式名称はGungnir-Spear2、Low-G製10th-G概念核内蔵)と、光の翼を作り飛行能力を持つバックパック、X-Wi(読み方はエクシヴィ、Low-G製)
- 飛場・竜司(ひば・りゅうじ)
-
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は対武神戦力)。また尊秋多学院生徒会会計補佐(もしくはパシリ)。
- 武神『荒帝』の搭乗者。元々は独自にテュポーンと戦闘を行っていたが、3rd-Gとの全竜交渉時に全竜交渉部隊に参加する。
- 出雲に次ぐエロ。また美影の事を溺愛するあまり、しばしばストーカー的な行動を取る。
- 自動車部に所属しており、原川の後輩。
- 全竜交渉部隊のいじられキャラの一人で一番の変人。
- 後にだんだんと扱いがテキトーになり、無視されるか視線を逸らされるかのどちらかの対応が多くなった哀れなパシリャー。(出雲いわくパシリの最上級パシレスト)
- 荒帝での戦闘しか出来ないように思われるが、飛場道場で鍛えられているため肉弾戦が特化されている。実際にTop-Gとの全竜交渉では7th-Gの概念核を使ってだがハジと互角に戦ったことがその証明である。
- 使用概念兵器は神砕雷(読み方はケラヴノス、おそらく3rd-G製3rd-G概念核内蔵、使用できるのは荒帝(すさみかど)と合一しているときのみ)。
- 美影(みかげ)
-
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は対武神戦力)。
- 人間へと進化する自動人形。
- 3rd-Gのレアの娘であった美影は他の3rd-Gの女性と同様、子供が作れない存在であった。ゆえに子供を作れるよう、クロノスが開発した人に進化する自動人形に意識を移植された。父親はゼウス。(最終巻で人間になる。意外とグラマーらしい。)
- 最終巻で一ふさのみ残し、金髪から黒髪へ
- 本当の意味で穢れを知らず、何気ない一言が常に飛場を窮地に追いやっているが本人は気づいていない模様。
- 飛場と一緒にお風呂に入るのが好き。元々は人への進化の状況を確認する為のものだったが、進化が完了した後も習慣として残った。人が居る所でもナチュラルにこの話を飛場に振るため、その度に飛場は周りに居る男性隊員達から袋叩きに遭っている。
- 使用概念兵器は神砕雷(読み方はケラヴノス、おそらく3rd-G製3rd-G概念核内蔵、使用できるのは荒帝(すさみかど)と合一しているときのみ)。
- 荒帝は通常彼女専用の概念空間に収められている。
- 八岐封印のため、大型人型機械「荒王」の制御機構に組み込まれていたことがある。
- ダン・原川(だん・はらかわ)(声:岡本寛志)
-
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は対機竜戦力)。また尊秋多学院生徒会副会長補佐。
- 父は五大頂のひとりアルベルト・ノースウィンド。母は原川(旧姓)・唯。
- 本名はダン・ノースウィンド。普段は母親の姓を名乗っている。
- 佐山や新庄の同級生。自動車部に所属しており、飛場の部での先輩でもある。横田基地でバイトをしている。ヒオを拾った事により、全竜交渉へと足を踏み入れる。
- 黒陽戦でヒオが呼び出したサンダーフェロウのパイロットになってからはその適性を示しだした。
- 主にヒオのボケにキツイツッコミをするのがお仕事。
- 相手に呼びかけるとき、わざわざフルネームを使う癖がある。
- ニヒルでシニカルな少年。全竜交渉部隊では比較的正常な人格をもつ(本人曰く、全竜交渉部隊ウィルスに罹患していないとの事)
- ただし全竜交渉部隊ウィルスに罹患(重症)しているヒオの自爆(誤爆?)に巻き込まれ、周囲から誤解されることが多く、結局は同じ穴の狢と見られることになる。
- 使用概念兵器はヴェスパーカノン(使用できるのはサンダーフェロウ搭乗時のみ、原川の担当は操縦)。
- ヒオ・サンダーソン
-
- 全竜交渉部隊(チームレヴァイアサン)の隊員(担当は対機竜戦力)。
- 曽祖父は八大竜王のひとり、リチャード・サンダーソン。父は五大頂のひとり、ジェームズ・サンダーソン。母はマリア。
- 曽祖父と共に来日するが黒陽に襲われ、逃亡の末に原川の世話になる。
- 幼い頃からショートル3(サンダーフェロウ)に守護されていたが、その気配を嗅ぎつけた〝黒陽〟に襲撃され、母親を亡くす。
- その事件によって『悪魔憑き』との誤解を受け、何度も転校を繰り返した。
- 日本が嫌いといってはいるが(ただし曽祖父に無理やり言わされた)、結構流暢に日本語を話す。しかしまだ完全に話せるわけではないようで時々噛む、そしてなんでもない事を天然に誤解の生じる発言にする。
- 代表的なおかしい日本語は「~だとおもいますにょ!」「原川さんとHになるって決めましたの(イニシャルの話なのだが)」など。
- 飛場、新庄以上のいじられキャラ。また原川曰く、何かと裸になる運に恵まれているらしい。
- 大抵の場合、その裸体は原川に目撃される事になる。
- 使用概念兵器はヴェスパーカノン(使用できるのはサンダーフェロウ搭乗時のみ、ヒオの担当はサンダーフェロウと合一しての原川の補助と各種リミッターの解除)。
- おそらくサンダーフェロウも荒帝と同様に彼女専用の概念空間に収められていると考えられる。
[編集] 全竜交渉部隊関係者
- 大城・一夫(おおしろ・かずお)(声:丸山詠二)
-
- IAIの局長。日本UCAT全部長。全世界のUCAT関係者及び各G住人から虐げられ続ける稀有な存在。
- エロゲーが趣味で、自分で製作した物を連日深夜までプレイしている。そのせいかPC内のデータの大半がエロゲーである。その他にもフィギュア、プラモの製作やカメラ(盗撮)趣味など、世に居るオタク達を煮詰めて年を取らせた最悪の場合を体現した色んな意味で凄い人。しかし、そのくせ反射神経は良かったりする(近距離の弾丸を避けたりした)
- 至曰く、関西大震災前は多少まともだったらしい
- 少年時代から今のような役割だったらしい(1st-Gとの交渉でそれが分かる)。
- 大城・至(おおしろ・いたる)(声:中井和哉)
-
- 大城・一夫の息子。全竜交渉部隊監督。
- 関西大震災の時の負傷により足がやや不自由で、杖をついている。
- 常に侍女のSfを帯同させ、漫才まがいなことを日常的にやっている。至の役目はツッコミ。
- Top-G戦で不治の病にかかる(内臓が健康な状態と不健康な状態に切り替わるもの)。
- Sf(エスエフ)(声:鹿野優以)
-
- SeinFrau/ザインフラウ。
- ドイツ語で"在るべき婦人"の意味の名を持つ大城・至の侍女。
- 独逸UCATが3rd-Gの技術を用いて作成した自動人形。オプション多数。
- 大城・至と常に漫才まがいなことをしている。sfの役目はボケ。
- リール・大樹(リール・おおき)
-
- 10th-Gの木霊で尊秋多学院生徒会顧問。英語教員で、佐山と新庄の担任。
- 全竜交渉部隊では概念核の分析を担当。超天然ボケ。
- よく遅刻をし、教科書を間違えたり、自分が何を書いたのか読めなかったりと散々な教師。が、そのことに危機感を覚えた生徒たちが自主的に勉強を行っているため逆に生徒達の成績はいい。反面教師?
- たまにいい事を言ったと思えば、その直後にいらぬ一言を付け加え台無しにすることが多々ある。
- シビュレ
- ロベルト・ボルドマン
-
- 6th-Gの帰化軍人でその指導者の血筋、全竜交渉部隊隊員(担当は通常課との連携役)。
- 名前(ボルドは英語で禿の意)の通り、禿げ頭である。
- 周囲からそのハゲ頭をネタに散々な扱いをうけている。
- 普段はUCATの中でも正常な性格を持っているが、合宿時にホモ的な発言をしていたりする。
- 元米国軍少佐。
[編集] 1st-G
- ブレンヒルト・シルト(声:豊嶋真千子)
-
- 尊秋多学院生徒で美術部部長。1st-Gの生き残りで、長寿族の最後の一人。
- 幼少時代はナインと名乗り、グートルーネに育てられる。
- 1st-Gの概念兵器「鎮魂の曲刃(レークイヴェムゼンゼ:Requiem Sense)」の所有者。
- 1st-Gを滅ぼしたとされるジークフリート・ゾーンブルク(八大竜王のひとり)に恨みを持ちつつも、慕う感情を捨てられないでいた。
- 独逸UCATのディアナ・ゾーンブルクと事あるごとに衝突している。
- 黒猫(声:野田順子)
- ハーゲン(声:阪脩)
-
- 劇中ではハーゲン翁と呼称されることが多い。1st-Gの王の弟で元・1st-G冥界管理局長。
- 機竜ファブニール改と合一。ファブニール改は全長30m以上の1st-G製機竜で、稼動用と武装用の二つの出力炉をもち、武装用の炉には概念核の半分が封じられている。
- ファーゾルト
-
- 1st-Gの半竜。語り部であり1st-G居留地の長でもある。佐山との事前交渉に臨んだ。
- 両翼を断っている。
- 穏やかな性格だが、行動は過激(親子喧嘩で壁をぶち抜く、反省を促すために人を崖に数日間つるす「反省の儀」等)。
- ファーフナー(声:竹本英史)
-
- ファーゾルトの息子。闇渡りの半竜。身長約2m、三本の角と長い金髪、漆黒の甲殻と二枚翼を持つ。
- 1st-G若手のリーダー格。
- 生ゴミのリサイクルを巡って父親と対立。敗北。反省の儀に処される。
- グートルーネ(声:小山裕香)
-
- 1st-G・ヴォータン王国の第一王女。1st-G崩壊の際、暴走した機竜に致命傷を負わされながらも、生き残った民をLow-Gへ避難させた。
[編集] 2nd-G
- 鹿島・昭緒(かしま・あきお)
-
- 日本UCAT開発部所属。試作型の概念兵器のアドバイザー。
- 機殻剣フツノ、クサナギの製作者。
- 軍神の名を持ち、軍神であるがゆえに、彼に砕けない装甲は存在しない。あるとすればそれは概念核によって作られたものだけである。
- 超愛妻家にして超親バカである。愛娘の晴美のためにホームページを作ったりDVDを作成したりそれらを隙あらば他の人に見せようとするほど。
- 動画属性持ちであり、よく家族の動画を見てはやる気を充填している。
- タケミカヅチの姓に恥じない力をもち、軍神としても剣工としても父より上にいる。
- 8年前に試作段階の機殻剣フツノの出力実験を行い、山を一つ破壊。その際に奈津が巻き込まれた。
- 月読・史弦(つくよみ・しづる)
-
- 元2nd-Gの皇族で、日本UCAT開発部部長。
- ツクヨミの姓により月光を操る力を持っており、それを使って機殻弓・月天弓を行使する。
- 彼女は当初UCATに入ることを拒んでいたが、夫である有人の捜索を条件に入った。
- 個人戦闘能力は熱田をもしのぐ。
- 車の運転は実に荒っぽく、その辺は娘の京に受け継がれている。
- 熱田・雪人(あつた・ゆきひと)
-
- 剣神の名を持つ機殻剣の使い手。日本UCAT開発部所属。鹿島の友人。
- 何かと歩法を多用する癖がある。
- スサノオの名に恥じない剣神で、戦いが大好き。
- 登場するときはほとんど、自作の奇怪なアニメソング、演歌、ラップ等々を唄いながら現れる。
- 通称レイパー。日本UCATの「秘密にしておきたかった」秘密兵器。
- 学生時代から田宮遼子に惚れているが本人には気づいてもらえていない。
- 鹿島・奈津(かしま・なつ)
- 鹿島・晴美(かしま・はるみ)
-
- 鹿島・昭緒の娘。
- 軍神の生きていく上で最も大切なもの(と鹿島は言っている)。
- 一応、2nd-Gの人間とLow-Gの人間の間に生まれた帰化一世。
[編集] 3rd-G
- 月読・京(つくよみ・みやこ)
-
- 2nd-Gの月読・史弦の娘。つまり2nd-Gの皇族の末裔。
- テュポーンと荒帝の戦闘に巻き込まれ、3th-G居留地に運ばれる。
- その後、3rd-G関係者が思いもつかなかったような行動(自動人形全員に名前をつける、など)を行い、だんだんと受け入れられていく。
- 最終的にはアポルオンの子供を身ごもり、3th-Gの后となる。
- 3rdの全竜交渉終了後は日本UCATで研修を受けた。
- また高校時代はかなりのワル(レディース?)だったらしい。
- アポルオン
-
- アポルオンの妹。テュポーンにその精神を残している。
-
- 3rd-Gの前王。息子のゼウスによって王位を奪われた後幽閉される。荒帝の開発にも関わった。
-
- 3rd-Gの王でアポルオンとアルテミスの父。概念戦争の際に飛場・竜徹との戦いの末死亡。
- モイラ1st
-
- ギリシャ神話の「記憶を紡ぐ者」の名を持つ。
- 自動人形の中で最も京を理解しているもの。
- 戦闘ではモイラ3rdとともに指揮をとる。
- モイラ2nd
-
- ギリシャ神話の「記憶を測る者」の名を持つ。
- 自動人形の中で最も無口で、最も優秀なもの。
- 多重並列の重力制御が出来、最大で8体の武神を同時に操ることが出来る。
- モイラ3rd
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- ギリシャ神話の「記憶を切る者」の名を持つ。
- 自動人形のなかで最も人間らしく、ハイテンションの持ち主。
- 戦闘ではモイラ1stとともに指揮をとる。
- 八号
-
- 3rd-Gの自動人形。始めは佐山・御言に敵対するが、3rd-Gの交渉終了後は日本UCATに正式に配属される。
- 戦闘に特化している訳ではないが、武装の選択や冷静な判断のおかげで、数百体の自動人形を相手に単騎での戦闘が可能。
- 佐山・御言を主として、そのために体をはる覚悟さえ持っている。
- が、普段の仕事は大城・一夫の世話。主に四肢を用いて瞬間的な接触で空中へと移動させている。
- 佐山にお姫様抱っこをされた時の記憶を独り占めにしており、他の自動人形との共通記憶から隔離している。
- 四号
-
- 3rd-Gの自動人形。UCAT神田研究所に身を寄せた人形たちのリーダー。
- 関西大震災時に佐山・薫と交渉を行い、薫を主とした。
- 主人である薫の命令に忠実で、孫の佐山・御言との交渉後に「命令を全うした」として自壊を選んだ。
- ヴァイオレット
-
- 3rd-Gの自動人形。スミレの名を持つ。絵に描いたようなドジっ子自動人形。
- 逆にそのボディ特性が高い戦闘能力をはじき出している。
- ギュエス
-
- 3体存在するヘカトンケイルシリーズの1体。普段はスーツに仕込まれた剣を重力制御によって操り、また専用の遠隔操縦武神を短時間限定だが操縦できる。
- アイガイオン
-
- 3体存在するヘカトンケイルシリーズの1体。精密で高出力の重力制御能力を持つ。
- コットス
-
- 3体存在するヘカトンケイルシリーズの1体。本来等身大である自動人形にもかかわらず武神用パーツで作られた巨大なボディを持つ。
[編集] 4th-G
- ムキチ
-
- 姿を見せぬ4th-Gの概念竜。
- 正体は4th-Gを循環している全ての水で構成された竜。その特性ゆえに主に樹木に浸透して活動する。
- ひらがな喋りの癒し系キャラ。
- 草の獣
-
- 小動物に似た形態で自由に動き回る植物。足が六本ある。この世界の普通の植物が、他の動物の排出する二酸化炭素を吸収分解して生活するように、人間などの疲労や熱を吸収、酸素を放出して活動する。
[編集] 5th-G
- サンダーフェロウ
-
- 元は名前を持たなかったが、ヒオによって“雷の眷属の同志”の名を与えられた機竜。機体色は青と白。不可視状態でヒオ・サンダーソンを守護していた。概念空間を利用して自らの骨格であるフレーム自体を換装することで、航空型と格闘型の非変形型機竜にチェンジすることが出来る。フレームは通常巡航型、高速巡航型、格闘型等、複数のフレームが存在。またそのメカニズムを利用して、概念核兵器ヴェスパーカノンを運用することができる。単独でも活動できるが、操縦はダン・原川、機体制御はヒオ・サンダーソンが行う。
- 黒陽(こくよう)
-
- 別名テスカトリポカ。5th-G最強の機竜。全竜交渉時には耐久重視の双胴型非変形型機竜へと進化していた。
- 以前敗れた原因を数の差と分析し、大量の中型・小型の子機を配下として作り出した。また全身の武装と装甲をパージすることで中型サイズに戻る能力を隠し持っていた。
- 白創(はくそう)
-
- 別名ケツアルコアトル。全長300m超の六枚羽の白竜。黒陽同様に自己進化する機竜。概念戦争中に、ショートル3を除く他の全ての機竜と共に宵星砲と融合しヴェスパーカノンとなった。
- ショートル3
-
- サンダーフェロウのかつての名前。概念戦争の際にリチャード・サンダーソンが搭乗し、宵星砲による直射砲撃で黒陽を大破させた。
[編集] 6th-G
- ロベルト・ボルドマン
-
- 全竜交渉部隊関係者の節を参照
[編集] 7th-G
- 一光(いっこう)
-
- 7th‐Gの概念核を宿した四老人の長男。武具の使用技術に特化し保有する固有概念は「力は無限となる」。
- 青竜刀型の概念兵器・無列(むれつ)を使用する。この青竜刀は攻撃力や耐久力は普通の鋼製のものと同程度だが、ほぼ無限に刃を複製することが出来る。通常の状態では特筆すべき能力ではないが、“全ての攻撃力が無限大で等しくなる”という概念下では無限大の攻撃力を無限回使用可能という非常に恐ろしい武器となる。
- 二順(にじゅん)
-
- 7th‐Gの概念核を宿した四老人の次男。保有する固有概念は「真実のみとなる」。
- 身体能力強化にもっとも特化した肉体を持ち、加速系の符を用いる。
- 三明(みつあき)
-
- 7th‐Gの概念核を宿した四老人の三男。保有する固有概念は「解り合えるものはない」。
- 後方支援に特化しているため、単純な戦闘力では四兄弟中最弱
- 環境操作型概念兵器「天地戯画・一丸」(てんちぎが・いちまる)を使用する。
- 四吉(よんきち)
-
- 7th‐Gの概念核を宿した四老人の四男。保有する固有概念は「世界は一瞬で真逆となる」。
- 四兄弟最高の戦闘力と引き換えに最も頭が悪い
- 他の3人が常識人な分、激しくエキセントリックな性格と言動と語尾を見せる。
- 他の3人は白髪だが、四吉のみは髪を黒く染めている。
- 固有武装である生殖攻殻「大聖」(せいしょくこうかく・たいせい)を用いた戦闘では、一人で荒帝とサンダーフェロウを手玉に取るほどの強さを見せた。
[編集] 8th-G
- ワムナビ
-
- 8th-Gの概念核。
- ワムナビの遣いの集合意思によって生まれる陽炎の竜。
- ワムナビの遣い
-
- 8th-Gの住人。
- 鉱物生命体であり、見た目は砂や石。
- 非常に高い計算能力を持ち、演算により生じる熱で活動する。
[編集] 9th-G
- ハジ
-
- 元9th-G大将軍。現「軍」のリーダー。命刻と詩乃の養父。概念戦争では3rd-Gや5th-Gへの攻撃を指揮する。サルバとサハルナズの結婚の祝いの出撃でLow-Gへ遠征する。9th-Gに帰還した際、サルバ戦死の罪を着せられるが、サハルナズがザッハークの起動部品になることで救われる。アブラムとの戦闘で片目を失う。9th-G滅亡後、Top-Gに亡命する。
- サルバ
-
- 元9th-Gの王。現Low-G八大竜王、アブラム・メサム。詳細は八大竜王の欄に記述。
- サハルナズ
-
- ハジの妹。サルバと婚約していた。概念戦争中にザッハークと同化し、サルバに討たれる。
[編集] 10th-G
- ヨルス
-
- 10th-Gの神族で出雲・覚の祖母。
- 通称は“期待はずれ”のヨルス。“期待はずれ”は彼女のもつ固有概念でもあり、その効果は「相手の期待したこととまったく逆のことが必ず起きる」というものである。
- リール・大樹(りーる・おおき)
-
- 全竜交渉部隊関係者の欄に記入。
[編集] Top-G
- 戸田・命刻(とだ・みこく)
-
- Top-G側の佐山・御言というべき存在で、ハジに言わせれば“本物”の佐山。
- 自己紹介の文は『地味に生きたい戸田・命刻』。
- Top-G消滅以降は「軍」で育てられ、飛場道場から帰ってきた竜美に鍛えられてきた。
- やはり“本物”の佐山のことだけあって行動にも微妙なボケが入っている。
- 田宮・詩乃(たみや・しの)
-
- Top-Gの中で唯一、"偽者"がいない人物(新庄は除く)。
- 何事にも一生懸命な性格のため命令には疑問を持たず、単身で日本UCATに乗り込んだ際には、セミに体液を吸われそうになる等ひどい目に会っている。
- 両親からもらった賢石によって犬の霊をあやつったり、相手に自らの意思を強制できる「意思強制」の能力をもつ。
- 長田・竜美(ながた・たつみ)
-
- Top-G側の飛場・竜司。
- 飛場・竜司の義姉でもあった。その時の名前は「飛場・美樹」。
- 月読・有人の製作した機殻剣美明を持つ。
- 竜司曰く「88のBでしかもノーブラ」。
- アレックス
-
- Top-G側のヒオ・サンダーソン。
- 機竜と合一しているがマイナス概念に侵されている。
- 正義の味方(自称)。
- 新庄・運切(しんじょう・さだぎり)
-
- メインキャラクターの欄に記入
- 新庄・由起夫(しんじょう・ゆきお)
-
- 新庄・運切の父親。由起緒の夫であり、Top-G側の由起緒。
- 不可能とされていた概念創造を研究しており、由起緒がLow-Gから持ってきたゲオルギウスの製作も行っていた。
- 彼自身はTop-G消滅の際に佐山・浅儀に子供の運切をたくし、自らをゲオルギウスに変えて死亡(正しく言えばゲオルギウスの中で生きている)。
- ノア(Arch型自動人形0号)
-
- 概念創造施設を収めた巨艦「ノア」の意思を司る自動人形。新庄・由起緒に作られ、彼女を象った容姿を持つ。
[編集] 八大竜王と護国課関係者
八大竜王(はちだいりゅうおう)とは、衣笠・天恭の元に集った、初期UCAT最強の八人のこと。「世界の滅ぼし手」とも呼ばれる。
- 衣笠・天恭(きぬがさ・てんきょう/いがさ・あまやす)
-
- 八大竜王の長(彼自身はそれに数えられない)で、隻腕の老人。
- 衣笠書庫を作り、ゲオルギウス製作を考えた人物。
- その正体は佐山・浅犠であり、衣笠・天恭という名は彼の鏡像名である(彼の本の奥付のスペルが IGASA・AMAYAS=SAYAMA・ASAGIの逆読み となっていたことから発覚)。
- 佐山・薫(さやま・かおる)
-
- 佐山・御言の祖父。総会屋で八大竜王の一人。
- 物語が始まる少し前に亡くなっている。概念戦争では4th-Gと8th-Gを担当。
- ジークフリート・ゾーンブルク(声:銀河万丈)
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- 尊秋多学院の司書。元護国課顧問・魔法使い。
- 聖剣グラムで機竜ファブニールを倒し、1st-Gを滅ぼす。
- 出雲・全(いずも・ぜん)
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- 出雲・覚の祖父で八大竜王の一人。
- 概念戦争時は6th-Gと10th-Gを担当し、両方を滅ぼす。
- アブラム・メサム
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- 日本UCAT実働部部長で八大竜王の一人。
- 実は9th-Gの王サルバで、本物のアブラムは概念戦争中に亡くなり、サルバはその名前を受け継いでアブラムとして生きてきた。
- 趙・晴(ちょう・せい)
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- 日本UCAT医療班長。若く見えるが、7th-Gの延命技術によるもの。八大竜王の一人。
- 7th-Gの仙人達に頼まれ、時間の流れが不安定な崩壊寸前の7th-Gで一光たち四兄弟を作った。
- 大城・宏昌(おおしろ・ひろまさ)
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- 技術者。大城・一夫の父。八大竜王の一人。
- 息子と違い立派な人物で、八又の暴走から2nd-Gを守る為、八又封印用大型人型機械(3rdの概念下ではなく2ndの概念下で動くので武神ではない)『荒王』を建造。
- 同時に、軍神カシマの協力の下、神剣『十拳』を作成。この2つで八又封印を行い、その際に死亡。
- リチャード・サンダーソン
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- 元米国UCATの機竜乗り。八大竜王の一人。
- 過去にショートル3に搭乗して黒陽を倒すが、曾孫のヒオと共に来日した直後、復活した黒陽に襲われ死亡。
- 飛場・竜徹(ひば・りゅうてつ)
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- 元護国課課員で八大竜王の一人。飛場・竜司の祖父。
- 飛場道場の道場主であり過去に佐山・御言を鍛えるが、その方法が滅茶苦茶だったゆえ御言からは「山猿」呼ばわりされる。
- 概念戦争では荒人と荒帝に搭乗し、3rd-Gを滅ぼす。
- 新庄・要(しんじょう・かなめ)
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- 元護国課課員で新庄の祖父。
- 元々8th-Gの担当であったが、八大竜王結成前に病に倒れ、東京大空襲の時に死亡する。
- 田宮・僚(たみや・りょう)
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- 東京大空襲の際、身重で入院していたが、新庄・要が避難用のバスの席を譲ってくれたおかげで助かることが出来た。その”恩義”として、以来田宮家は佐山家に仕えている。
- レア
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- 3rd-Gからの亡命者。Low-Gで美影を出産する。ゼウスらに美影を誘拐される際に戦闘となり、死亡。
- セイル・ノースウィンド
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- 米国UCATから護国課制圧のため派遣された。通称北風閣下。
[編集] 五大頂とその関係者
五大頂(ごだいちょう)とは、対Top-G用の部隊として関西大震災以前の旧UCATに所属していた五人の実力者(長の佐山・浅儀、副長の飛場・竜一、ディアナ、アルベルト、ジェームズ)を指す。 実際には臨時に作られた部署であり、関西大震災時の戦闘でディアナ以外全員が死亡している。
- 佐山・浅犠(さやま・あさぎ)
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- 五大頂の長で佐山・薫の養子で佐山・御言の父親。
- マイナス方向に偏ったTop-Gの破壊と、ノアの封印を立案した人物。
- 由起夫から新庄・運切とゲオルギウスの入ったアルミケースを預けられ、妻の諭命とともに結界確定前に脱出を図ったが間に合わず、二人を突き飛ばして助けたものの本人は左腕を残して虚無空間に呑まれた。
- 佐山・諭命(さやま・ゆめ)
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- 佐山・浅犠の妻。佐山・御言の母親。
- 彼女がつけている指輪には「諭命」と彫ってあり、2nd-G概念下では命を守る力をもつ。
- 軍の刺客から幼い頃の御言を抱き締めてかばい亡くなる。
- 飛場・竜一(ひば・りゅういち)
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- 五大頂の副長の一人。
- 日本刀型の機殻剣「美明」を使う。
- 関西大震災時、長田・竜美を助けた後、大規模な戦闘を行った。竜美から受けた傷が原因で動けなくなり、アルベルト、ジェームズとともに虚無空間に飲まれて死亡。
- 息子の竜司曰く、「エロい父さん」との事。実際どうだったのかは不明。
- アルベルト・ノースウィンド
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- 五大頂の副長の一人。
- ダン・原川の父で機殻銃を使う。
- 関西大震災時に何らかの攻撃を受けて行動不能となり、竜一、ジェームズとともに虚無空間に飲まれ死亡。
- 死ぬ直前にジェームズとともにお互いの子供を会わせようと約束していた。
- ジェームズ・サンダーソン
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- 五大頂の副長の一人。
- ヒオ・サンダーソンの父で機竜乗り。
- 関西大震災にて何らかの攻撃を受けて行動不能となり、竜一、アルベルトとともに虚無空間に飲まれて死亡。
- アルベルトとともにお互いの子供を会わせようと約束していた。
- ディアナ・ゾーンブルク
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- 五大頂の副長の一人。
- 全竜交渉時現在、独逸UCAT監査。階級は大佐。
- ジークフリートの姪で「母猫」の異名を持つ。
- 米国UCATのオドー大佐の妻でもある。
- 出雲・烈(いずも・れつ)
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- 出雲・覚の父でIAI社長。元日本UCAT局長。
- 月読・有人(つくよみ・あるひと)
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- 月読・史弦の夫で元日本UCAT技術部所属。関西大震災にて死亡した。
- 原川・唯(はらかわ・ゆい)
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- アルベルト・ノースウィンドの妻でダン・原川の母。
- 長い間病院で療養中(大城・至と同じ病)。
- 新庄・由起緒(しんじょう・ゆきお)
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- 新庄・運切の母。UCATで概念核の研究をしていた。後に概念核精製技術を確立させ、Top-Gへ亡命した。
[編集] Low-G
- 田宮・遼子(たみや・りょうこ)
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- 田宮家を切り盛りする。警備会社を運営する女経営者だがかなりの天然。
- 田宮・孝司は弟。
- 佐山・御言を抱いた事がある。
- 田宮・孝司(たみや・こうじ)
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- 姉のツッコミを行う。姉とは対照的にしっかりした人物である。
- 飛場・トシ(ひば・とし)
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- 飛場・竜徹の妻。竜司の祖母。
- 八大竜王時代から現在に至るまで、変わらず竜徹のエロ行動に制裁を続けている。
- 風見 父
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- テレビの企画系の仕事をしている。
- 数多くの番組を手がけているようだが、どれもこれもどこか危険な番組ばかり。まあ、この世界では普通なのかもしれないが。
- 風見 母
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- 元売れない昭和アイドル。現在は専業主婦。
- 出していた曲自体は人々の記憶に残っているようだが、本人のことを知るものは少ない。
- 関西大震災の折にチャリティーコンサートを企画したが、「自分へのこだわり」から結局唄えず、以来唄う事を封じていた。
- オドー大佐
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- 米国UCAT監査官。本名リチャード・デイビス。妻は独逸UCAT監査・ディアナ・ゾーンブルク。副官はロジャー。実はヒオ・サンダーソンの祖伯父である。
- 特殊能力は、重力系概念による直上からの打撃攻撃「敵意の悪臭(オドー)」。指パッチンで発動し、敵を真上から殴り付けて地面に叩き伏せる。
- ロジャー・シュリー
[編集] シリーズ一覧
- 終わりのクロニクル1<上> ISBN 4840223890
- 終わりのクロニクル1<下> ISBN 4840224072
- 終わりのクロニクル2<上> ISBN 4840224935
- 終わりのクロニクル2<下> ISBN 484022515X
- 終わりのクロニクル3<上> ISBN 4840226547
- 終わりのクロニクル3<中> ISBN 4840226989
- 終わりのクロニクル3<下> ISBN 4840227314
- 終わりのクロニクル4<上> ISBN 4840228841
- 終わりのクロニクル4<下> ISBN 4840229139
- 終わりのクロニクル5<上> ISBN 4840230625
- 終わりのクロニクル5<下> ISBN 4840230811
- 終わりのクロニクル6<上> ISBN 484023213X
- 終わりのクロニクル6<下> ISBN 4840232148
- 終わりのクロニクル7 ISBN 4840232407(最終巻)
- 終わりのクロニクル ドラマCD MNCA-9014 T0522640