経堂駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
経堂駅(きょうどうえき)は、東京都世田谷区経堂にある小田急電鉄小田原線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
島式ホーム2面5線の高架駅である。改札口横には小田急商事の運営する新タイプのコンビニエンスストアと「ODASISきょうどう」の名でエクセルシオールカフェと小田急グループの総合案内、インターネットサービスのスペースを併設している。
- 高架化前はホームが短くて10両編成の列車が停まれなかったため、千代田線直通準急は通過していたが、高架化後は平日朝ラッシュ時の上りを除く全ての準急が(加えて2004年12月11日からは平日の日中と土曜休日の急行が)停車するようになった。高架化で10両編成が停まれるようになっても、平日の朝ラッシュ時通過するのは1960年代に存在した「通勤準急」が当駅を通過していたため。
- 当駅始発、終着の列車が存在する。(高架化工事中には列車はホーム上に止められていた。新宿発経堂行きは翌朝、経堂始発箱根湯本行きに、小田原方面発経堂行きは翌朝、経堂始発新宿行きになる。)
[編集] のりば
- 海側から
- 1番ホーム
- 下り 町田・本厚木・小田原・箱根湯本・藤沢・片瀬江ノ島・唐木田方面 - 緩行線
- 2番ホーム
- 上り通過線 - 急行線
- 上り通過線は、専ら特急ロマンスカー・快速急行・経堂通過の急行・経堂通過の準急が当駅構内を通過する際に、ポイント通過によって生じる揺れを防ぐ目的で利用されている(上り本線から3・4番ホームへの進入線が、かなり外側に膨らんだ構造になっているためである)。
- 3番ホーム
- 4番ホーム
- 上り 新宿・綾瀬・我孫子・取手方面 - 緩行線(専ら、当駅において多摩急行・経堂停車の急行・準急と連絡する区間準急・各駅停車が停車する)
- 1番ホーム
-
- この区間では急行線・緩行線は原則として以下の通り使い分けられている。
- 急行線
- 特急ロマンスカー・■快速急行・■多摩急行・■急行・■準急が使用する。
- 緩行線
- ■区間準急・■各駅停車が使用する。
- この区間では急行線・緩行線は原則として以下の通り使い分けられている。
[編集] 駅周辺
- 東京農業大学
- 東京農業大学第一高等学校
- 鴎友学園
- 恵泉女学園
- 和光学園(幼稚園・小学校)
- 日本大学櫻丘高等学校
- 日本大学文理学部
- 世田谷区立経堂図書館
- 通学に利用されているため朝のラッシュ時は降車する乗客も非常に多い.
[編集] 路線バス
[編集] 歴史
- 1927年4月1日 開業(小田原線開業と同時)。「各駅停車」と「直通」の停車駅となる。
- 1927年10月15日 「急行」が登場し、停車駅となる。
- 1934年4月 「急行」の停車を中止、通過駅となる。
- 1946年10月1日 「準急」が登場し、停車駅となる。
- 1948年9月 「桜準急」が登場し、停車駅となる。
- 1964年11月5日 「快速準急」が登場し、停車駅となる。同時に、「準急」は通過となる。
- 1972年3月14日 平日の朝ラッシュ時の上りの「準急」を除き、「準急」の停車駅となる。
- 2002年3月23日 「多摩急行」が登場し、停車駅となる。
- 2004年12月11日 「区間準急」が登場し、停車駅となる。また同時に一部を除き「急行」の停車が復活。平日10:00~17:30経堂発着の急行と土休日、祝日の急行が停車するようになった。
- 当時は、一部の準急列車が停車となり、現在は、一部の準急列車が通過となった。
かつては経堂検車区が併設されていた。線路を挟み、北側、南側(数線程度の小さなもの)にあった。複々線化事業の際に検車区は喜多見の喜多見検車区に移転したが、現在もその名残りで新宿方に電留線があり、経堂始発・経堂止まりの運用が存在する。 当駅には従来、発車案内表示機が設置されていなかったが、2004年12月にフルカラーLED式の表示機が上下線ともに新設され、2005年1月から使用されている。
[編集] 駅名の由来
古来、駅所在地あたりを「経堂在家村」と言ったことから、「経堂」と名付けられる。
[編集] 隣の駅
- 小田急電鉄
- 小田原線