群 (軍事)
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群(ぐん)は、近代陸軍の編制の一。軍種によって規模、構成等は様々である。
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[編集] 陸上自衛隊
陸上自衛隊では、連隊より小さく、大隊より大きい単位である。一般に、いくつかの大隊または中隊からなり、いくつか集まって団を構成する。指揮官である群長は1等陸佐が充てられる。
また、自衛隊イラク派遣でイラク領内に派遣された陸上部隊は長官の直轄部隊であるが上級部隊に「団」として編成されていない関係などもあり、規模が一個連隊クラスであることなどからイラク復興支援群と称した。
基本的に長官直轄部隊若しくは団直轄部隊として運用されている。師団(旅団)の運用には当てはまらない。
[編集] 例
- 高射特科群・・・・・・4個高射中隊編成
- 野戦特科群・・・・・・2個大隊若しくは3個大隊編成
[編集] 海上自衛隊
海上自衛隊では、艦隊より小さく、隊より大きい単位である。一般に、いくつかの隊からなり、いくつか集まって艦隊または集団を構成する。指揮官である群司令は海将補又は1等海佐が充てられる。
例として、護衛艦隊は4個護衛隊群等からなり、各護衛隊群は3個護衛隊等からなる。
海上自衛隊における群には、以下のようなものがある。
- 護衛隊群(Escort Flotilla):護衛艦隊の隷下部隊
- 海上訓練指導隊群:護衛艦隊の隷下部隊
- 航空群(FIeet Air Wing):航空集団の隷下部隊
- 潜水隊群(Submarine Flotilla):潜水艦隊の隷下部隊
- 掃海隊群(Minesweeper Flotilla):自衛艦隊の隷下部隊
- 情報業務群(Fleet Intelligence Command):自衛艦隊の隷下部隊
- 開発隊群(Fleet Research and Development Command):自衛艦隊の隷下部隊
- 教育航空群(Air Training Group):教育航空集団の隷下部隊
- システム通信隊群(Communications Command):長官直轄部隊
- 海洋業務群(Oceanographic Command):長官直轄部隊
このように艦艇部隊には Flotilla の訳が充てられている。
[編集] 航空自衛隊
航空自衛隊では、団より小さく、隊より大きい単位である。一般に、いくつかの隊からなり、いくつか集まって団を構成する。指揮官である群司令は1等空佐が充てられる。
例として、航空団は飛行群や整備補給群等からなり、飛行群は2個飛行隊等からなる。
[編集] 関連項目
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