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『芸恋リアル』(げいこいリアル)はよみうりテレビ制作のバラエティ番組であり、「キスだけじゃイヤッ!」の後番組である。
[編集] 概要
- 放送は2006年4月17日から、日本テレビ系月曜21:00~21:54。
- 番組タイトルの由来は、島田紳助が、芸能人の恋をリアルにプロデュースする事から取られている。また、当初は仮のタイトルとして「島田紳助の芸能人だって恋愛するんだ」があげられたが、結局現在の番組タイトルに変更となった。
- 内容は、「芸能界の厳しさ教えますスペシャル!」での1コーナーだった「芸能界・恋のキューピッドあなたの思い届けまショー」をレギュラー化。他に、フットボールアワー・岩尾望や青田典子、安田大サーカス・クロちゃんの恋人を募集する企画などがある。
- 収録スタジオは、東京・テイクスタジオARK(旧:テレビ朝日社屋)である。キスイヤは大阪のよみうりテレビ本社にて収録していた。
- 「視聴率が取れる島田紳助」と期待されていたが、初回11.9%と不振開始となった。これは某番組で明石家さんまが発言した「面白いからって本格的にしたら受けない場合もある」と言う言葉が的中している。因みに関西の初回視聴率は16.7%であり、「キスイヤ」同様西高東低の様子を見せている。一部では「紳助の出演者いじりが飽きられたのでは?」との厳しい意見もある。また、このタイプの番組は視聴者はどうしてもヤラセだと勘ぐってしまう面がある。
- TOKYO-FMのラジオ番組「放送室」では、放送作家の高須光聖が強引な撮影の手法を、ダウンタウンの松本人志が番組企画を批判した。
- 視聴率面だけでいえば、一桁台をとる事も多かった「キスイヤ」に比べ、多少の改善は見られる。また、広島地区では毎週20%前後の高視聴率をマークしており、広島地区視聴率ランキングの常連となっている。
[編集] 主なコーナー
- 芸恋キューピッド・あなたの思い届けまショー
- 出演パネラーがひそかに想いを抱く相手にラブレターを書き、スタッフがそれを届けて可否を聞く。相手は2人ないし3人まで指定可能で、失敗したら次の相手へ進む。成功した場合、相手から個人的な連絡先が渡され、本番中に連絡を取る場合もある。「芸能界の厳しさ教えますスペシャル!」では、相手は芸能人のみだったが、レギュラー化に当たりラブレターをおくる相手は芸能人だけでなく、芸能人のマネージャーや一般人でも可となった。
- 芸能人の恋人探し
- あまり恋愛に縁のない人生を歩んできたり、長年恋人が居ない芸能人の男女のために番組で恋人を大募集し、書類審査なしで本人と直接面談してもらい、最終的に1人の恋人を決定するもの。
- 芸恋アンケート対決
- 出演パネラーの一人がライバル五人の中から一人を選び、一般人20人を対象として俎上にのせられた2人の芸能人に関する2択イメージを調査する。
- 芸恋グランプリ
- 5人の有名人の中から「抱かれてみたいのは誰?」というアンケート調査を行い、先に20人の支持を得られた有名人が1着となる。パネラーは誰が1着になるかを予想する。
- 今週のラッキー・バースデー
- 福運アドバイザー・下ヨシ子が、これから一週間の恋愛運がグンと高まる人の誕生日を発表する。
- 風船で飛ばそう!運命の人
- メッセージが入ったる数百個の風船を飛ばし、風船を拾った人の内、スタジオに来た人が運命の人というもの。
- 芸能人の愛妻度チェック
- 結婚している男性芸能人に、どれだけ妻のことを知っているか10の質問をし、その正解数によって愛妻度を6つのランクにわける。
- 芸恋ドラマリッジ
- 幸せに結婚生活を芸能人が、いかにその幸せをつかむためにはどんな過程があったのかをドラマ化する。
- 全国1万人アンケート
- その名の通り、全国1万人に「○才~○才に聞いた抱かれてみたい男性」「○才~○才に聞いた恋人にしたい女性」などのランキングを発表する。(今でも公式サイトから結果が見られる。)余談だが、「芸能界の厳しさ-」時代の街頭アンケートとは違い、Yahoo! JAPAN協力によるアンケートのため、世間にあまり知られていない声優が上位になるなど、若干傾向が変わっている。
- ジャッジDEデート
- タイトルは「パンチDEデート」から由来していると思われる。あるタレントが、あらかじめ「一緒にデートしたい人」として応募してきた人と1人ずつ対面してデートする相手を決定するもの。ただし、タレントには集まった人数は一切知らされず、いったん「OK」の札を上げた時点で選考は終了し、以降の応募者との面接はできない。また、最後まで「ごめんなさい」の札をあげると強制的に最後の1人とデートすることになる。
- 以上のようにシビアなルールから、紳助から「まさにこれは人生の縮図」と表現されている。
- また、このコーナーに限り司会を斉藤洋介が務めている。彼が、「ごめんなさい」の札をあげたタレントに時々浴びせる冷ややかなコメントが、視聴者の笑いを誘っている。
- 私はこんなにも人を好きになった!
- スタジオ出演者が、過去に経験した恋愛体験をトークする。また、司会の紳助も自身の恋愛経験を喋ることが多い。
[編集] 出演者
- 島田紳助
- ユンソナ
- 岩尾望(フットボールアワー)
- 後藤輝基 (フットボールアワー)
- 藤田勇児
- 南かおり
- 中島怜美
- 今井ちひろ
[編集] スタッフ
- 演出:村上雅俊、西川義嗣
- ディレクター:藤田愛子、中田大介、松本洋平、抜居剛
- 構成:三木聡、詩村博史
- アシスタントプロデューサー:中嶋信之、栄江真紀子、梅野麻未、小野謙吾
- チーフプロデューサー・総合演出:梅田尚哉
- 製作著作:よみうりテレビ
[編集] 外部リンク