西武学園文理中学・高等学校
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西武文理中学・高等学校 (せいぶぶんりちゅうがく・こうとうがっこう) は、埼玉県狭山市にある私立の中高一貫校である。系列校に西武文理大学などがある。
教育方針として「すべてに誠をつくし最後までやり抜く強い意志を養う」を掲げている。
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[編集] 学科・コース
- 普通科
- 中高一貫コース(Bクラス) 中学からの内部進学者のこと。高校3年間で高入生と同じクラスになることはない。なお中高一貫生の特別選抜クラスもここに所属する。
- 文理進学コース(Aクラス) 高校から入学した普通科クラスのこと。
- 理数科(Sクラス) 理数科クラスのこと。高入生の特別選抜クラスは文型・理系問わずここに所属する。
- 英語科(Eクラス) 英語科クラスのこと。
※クラスは例えば2年A6組などアルファベットと数字を組み合わせて付けられるため、クラスを見ただけで何処の科に在籍する生徒なのかが分かるようになっている。
[編集] 校風
- 学校のシンボルマークは熊であり、校内のいたるところに熊(白熊)の像がある。
- 校則、頭髪・服装検査も厳しく頻繁に行われる。定期的に服装頭髪検査が行われ、先生が確認を行う。爪や髪色を変えている生徒に対しては、直すまで再検査や生活指導を受ける。入学式においても、1人ずつ壇上に上がり、校章のバッジを胸につけてもらうという慣例行事があるが、男子生徒の場合、髪をさっぱり短くしている生徒に対しては校長の指示のもとその場で記念撮影が行われる。
- 西武学園文理中学校から進学した中学組の生徒と高校入学の高校組とはクラス替え時には別になるため、委員会や部活動に属さない限り、交流する機会はあまりない。また、中学組は高校組の通学カバンとは違うものを使用していることもあるため、中学組の生徒か高校組の生徒かは一目でわかる。
- 狭山近辺の一部で「文理狩り」が時々発生する。文理生(特に中学組)には資産家の子弟が存在することや、校舎が伝統的な日本の校舎とは異なる、遠目からみてもわかるような西洋的な校舎であることも影響し、高額の金銭を所持していると思われていて、カツアゲにあったり、カバンを強奪されることがある。(しかし、最近では治安がよくなり「文理狩り」も減少している。)運動会の最中に参考書を広げたり、受験期になると文化祭を欠席する生徒もいるくらいに、平均的な文理生は時間があれば勉強するので、教科書や参考書を持ち歩くため、カバンもかなりの重量になる。そのため、カバンを強奪したものの、カバンが重すぎて持っていけなかったという逸話もある。
[編集] 履修単位不足問題
2006年11月、理系の高校生徒3年生111人が2005年8月に実施されたオーストラリア・メルボルンへの七日間の「海外研修旅行」(他校での修学旅行にあたる)の参加によって「世界史B」の単位を履修としていたことが判明した。 また、本来の世界史の時間には英語や数学の授業を実施していたことがわかった。
[編集] アクセス
新狭山駅北口、川越駅西口、東飯能駅東口、稲荷山公園駅、鶴ヶ島駅西口(途中、的場駅等を経由)からスクールバス、狭山市駅西口、笠幡駅から西武バスが出ている。
[編集] 本校出身の有名人
- ACIDMAN (全員が西武文理高校出身である)