豊田自動織機
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | コンプレッサー フォークリフト 自動車 エレクトロニクス |
代表者 | 取締役社長 豊田鐵郎 |
資本金 | 804億6200万円(2006年3月31日現在) |
売上高 | 単体:950,746百万円(2006年3月期) 連結:1,505,955百万円(2006年3月期) |
従業員数 | 単体:10584人 連結:32977人(2006年3月31日現在) |
外部リンク | www.toyota-shokki.co.jp/ |
株式会社豊田自動織機(とよたじどうしょっき、英語表記Toyota Industries Corporation)は、愛知県刈谷市豊田町2-1に本社を置く日本の機械メーカー。トヨタ自動車の源流である。現在のトヨタ自動車は豊田自動織機の自動車部が独立したもの。1926年11月18日創業。
現在は、社名の通りの繊維機械の製造や、トヨタ自動車の自動車生産の一部(ヴィッツ、RAV4など)、フォークリフトの生産から販売、ニューエレクトロニクスの生産まで多岐に渡る事業を展開している。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーは世界トップシェア。
また、ソニーと共同出資の液晶ディスプレイメーカーであるエスティ・エルシーディーを傘下に持つ。
目次 |
[編集] 会社概要
- 商号 株式会社豊田自動織機
- 本社所在地 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地
- 設立 1926年(大正15年)11月18日
- 事業内容
- 代表者 取締役社長 豊田鐵郎
- 資本金 804億6200万円(2006年3月31日現在)
- 株主 17279名(2005年3月31日現在)
- トヨタ自動車株式会社(23.51%)
- 株式会社デンソー(9.10%)
[編集] 沿革
- 1926年 - 豊田佐吉発明の「自動織機」を製造するため、愛知県碧海郡刈谷町(現刈谷市)に株式会社豊田自動織機製作所〈現株式会社豊田自動織機〉を設立。
- 1927年 - 刈谷工場完成,一部が稼動。
- 1929年 - 精紡機の生産開始。イギリスのプラット社と、自動織機の特許権譲渡契約を締結。
- 1931年 - ハイドラフト精紡機の完成。
- 1933年 - 自動車製造のため、自動車部を設置。
- 1934年 - 製鋼工場、試作工場の完成。乗用車用A型エンジンの完成。
- 1935年 - 大衆乗用車A1型の試作車完成。「豊田綱領」を制定。東京芝浦で、トヨダG1型トラック発表会を開催。
- 1936年 - 大衆乗用車完成記念展覧会開催、自動車製造許可会社に指定。
- 1937年 - 四線式スーパーハイドラフト精紡機の完成。自動車部を分離し、トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車株式会社)を設立。
- 1940年 - 製鋼部を分離独立し、豊田製鋼株式会社〈現愛知製鋼株式会社〉を設立。
- 1943年 - 豊田病院開設。(現刈谷総合病院の前身)
- 1944年 - 軍需会社に指定。大府工場の操業開始。〈鋳造品〉
- 1945年 - 民需転換許可。
- 1946年 - 見返り輸出用織機出荷。(戦後、わが国初の機械輸出)
- 1948年 - 大府工場、自動車部品用鋳鋼品の生産工場に指定。
- 1949年 - 東京、名古屋及び大阪の各証券取引所に株式上場。
- 1951年 - 紡機、月産10万錘を達成。
- 1952年 - 自動車用プレス型の生産開始。
- 1953年 - S型ガソリンエンジンの生産開始。共和工場の操業開始。〈自動車用エンジン、自動車組立〉
- 1955年 - 車両部を新設。
- 1956年 - フォークリフト初号機1トン車LA型を発売。
- 1957年 - D型ディーゼルエンジン部品の生産開始。0.85トン積LAT型トーイングトラクターを発売。
- 1958年 - APA特需車両の生産開始。
- 1959年 - 3気筒クランク式固定容量コンプレッサーの生産開始。P型ガソリンエンジンの生産開始。
- 1960年 - ショベルローダの生産開始。共和工場にフォークリフト専門工場を完成。トヨタ系10社の出資により、株式会社豊田中央研究所を設立。
- 1963年 - 摩擦圧接機の販売開始。ダンプトラックの生産開始。
- 1964年 - J型ディーゼルエンジンの生産開始。6気筒斜板式コンプレッサー(6P)の生産開始。通産省より第1回輸出貢献企業の認定。TAS式連続自動紡績法を発表。
- 1966年 - 「豊田佐吉生誕100年記念展」を名古屋市立科学館で開催。
- 1967年 - 長草工場操業開始、パブリカピックアップの生産開始。カウンター式バッテリーフォークリフト生産開始。産業車両月産1000台を達成。ミニエースの生産開始。H型ディーゼルエンジンの生産開始。
- 1968年 - オープンエンド精紡機1号機の完成。
- 1969年 - C型自動織機1号機の完成。
- 1970年 - FBR10/15型(立席型)リーチ式バッテリーフォークリフトを発売。高浜工場の操業開始。〈産業車両〉
- 1971年 - 事業部制を確立。〈本社機構、繊維機械、産業車両、車両及び大府工場〉カローラバンの生産開始。スイス・スルザー社とグリッパー織機製造の合弁会社、豊田スルザー株式会社を設立。産業車両生産累計10万台を達成。
- 1972年 - ヘッドガード一体構造のフォークリフトを生産開始。
- 1973年 - 産業車両月産3000台を達成。
- 1974年 - カークーラー用コンプレッサー生産累計100万台を達成。
- 1975年 - コンプレッサ部を新設。
- 1976年 - 長草工場、月産10,000台達成。
- 1977年 - 繊維機械事業部からコンプレッサ事業部を分離。クライスラー社及びフォード社に、斜板式コンプレッサーを技術供与。スキッドステアローダー「ジョブサン」を発売
- 1978年 - スターレットの生産開始。国産メーカー初の三輪タイプバッテリーフォークリフトFBE型「ナローエース」を発売。
- 1980年 - JA型エアジェット織機の生産開始。
- 1981年 - 世界初の10気筒斜板式固定容量コンプレッサー(10P)の生産開始。
- 1982年 - 碧南工場の操業開始。〈自動車用ディーゼルエンジン〉小型乗用車用C型ディーゼルエンジンの生産開始。TQCの導入。
- 1984年 - 車両事業部を自動車事業部に改称。
- 1985年 - 自動車事業部からエンジン事業部を分離。フォークリフト生産累計50万台を達成。10PA17コンプレッサーの生産開始。
- 1986年 - 大府工場を鋳造事業部に改称。無人搬送車の発売開始。1Z型産業車両用直噴ディーゼルエンジンの生産開始。1986年度デミング賞実施賞を受賞。
- 1987年 - TPM導入を宣言。スプリンターシエロ(国内)、カローラリフトバック(輸出)の生産開始。電子事業室を設置。商号の読み方(「とよだ」から「とよた」)及び社章を変更。
- 1988年 - C型ディーゼルエンジン生産累計100万台を達成。スプリンターセダンの生産開始。RX100型リング精紡機の生産開始。米国で産業車両製造のため、トヨタ自動車株式会社との合弁により、トヨタ インダストリアル イクイップメント マニュファクチャリング株式会社を設立。無人フォークリフト「AFBR」シリーズを発売。
- 1989年 - 米国でカーエアコン用コンプレッサー製造のため、日本電装株式会社〈現株式会社デンソー〉との合弁により、ミシガン オートモーティブ コンプレッサー株式会社を設立。静電誘導トランジスタ「SIT」をバッテリーフォークリフト「B300」のコントローラに搭載。HZ型ディーゼルエンジンの生産開始。
- 1990年 - FZ型ガソリンエンジンの生産開始。繊維機械用主制御装置の生産開始。スプリンターカリブの生産開始。1990年度PM優秀事業場賞を受賞。
- 1991年 - ブロアモータコントローラ用SIT及びICにより自動車向け半導体の生産開始。エンジン生産累計500万台を達成。企業行動規範委員会を発足。
- 1992年 - 環境委員会を新設。JAT600型エアジェット織機の生産開始。パレット式自動倉庫「ラックソーターP」を発売。バケット式自動倉庫「ラックソーターB」を発売。
- 1993年 - 環境取り組みプランを発表。産車・機器事業部から物流システム事業部を分離・独立。FL100型粗紡機の生産開始。EV用充電器の生産開始。RX200型リング精紡機の生産開始。
- 1994年 - 1~3トン積エンジン式フォークリフト「X500」を発売。中国江蘇省で鋳物素形材製造のため、(台湾)及び豊田通商株式会社、との合弁により、豊田工業昆山有限公司を設立。リーチタイプバッテリー式フォークリフト「R500」を発売。
- 1995年 - フランスで産業車両製造のため、トヨタ自動車株式会社及びマニトウB.F.株式会社との合弁により、トヨタ インダストリアル イクイップメント株式会社を設立。世界初の片側斜板式連続可変容量コンプレッサー(7SB) の生産開始。スプリンターセダンをモデルチェンジ。DC-DCコンバーター用ICの生産開始。スプリンターカリブをモデルチェンジ。車載用ACインバータ(100W) の生産開始。フォークリフト生産累計100 万台達成。1~3トン積カウンタータイプバッテリーフォークリフト「B500」を発売。インドで精紡機製造のため、キルロスカグループ(インド)との合弁により、キルロスカ トヨダ テキスタイル マシナリー株式会社を設立。スターレットをモデルチェンジ。
- 1996年 - JAT610型エアジェット織機の生産開始。RX240型リング精紡機の生産開始。
- 1997年 - スターレットカラットを発売。コンプレッサー生産累計1億台達成。世界初のクラッチレス外部可変容量コンプレッサー(6SE)の生産開始。液晶ディスプレイ製造のため、ソニー株式会社との合弁により、エスティ・エルシーディ株式会社を設立。10気筒斜板式コンプレッサー(10Sシリーズ)の生産開始。
- 1998年 - 1~5トン積エンジン式フォークリフト「GENEO」を発売。ドイツでカーエアコン用コンプレッサー製造のため、株式会社デンソーとの合弁でテーデー ドイチェ クリマコンプレッサー 有限会社(TDDK)を設立。ICチップ用のプラスチックパッケージ基板製造のため、イビデン株式会社との合弁により、株式会社ティーアイビーシーを設立。
- 1999年 - アルミ事業部を設置。プリウス用ダイオードの生産開始。小型乗用車ヴィッツの生産開始。固定ラック「パートナーラック」を発売。日産テクシス株式会社よりウォータジェット織機事業の営業譲渡。1~3.5トン積カウンタータイプバッテリーフォークリフト「GENEO‐B」を発売。SS無線モデム「GIGA WAVEシリーズ」の生産開始。
- 2000年 - プリウス用DC-DCコンバータの生産開始。スウェーデンのウェアハウス用機器メーカーBT インダストリーズ 株式会社を子会社化。「パートナーラック移動タイプ」を発売。東知多工場の操業開始(繊維機械鋳物の一部)
- 2001年 - 1~3トン積リーチタイプバッテリーフォークリフト「GENEO‐R」を発売。トヨタ自動車株式会社よりL&F 事業部門を営業譲渡。RAV4 の生産開始。千葉県にトヨタL&Fカスタマーズセンターオープン。車載用ACインバータ(1.5kW) の生産開始。bBオープンデッキの生産開始。商号を株式会社豊田自動織機に変更。アメリカでリビルトコンプレッサー製造のため、アクティス マニュファクチャリング LLCを設立。
- 2002年 - 物流企画・物流センター運営のため、アドバンスト・ロジスティックス・ソリューション(株)を設立。東浦工場操業開始<コンプレッサー部品>
[編集] 製品
[編集] トヨタグループの本家として
現在もトヨタ自動車の筆頭株主(信託銀行分を除く)であり、トヨタグループ各社の株も多数保有しており、 時価総額が保有資産総額を下回っていることから敵対的M&Aによりトヨタグループの支配権を握られることを危惧されていたが、 2005年に、トヨタグループ各社による自動織機の持株比率合計を過半数以上に引き上げる事により防衛策を取っている。
[編集] 関連項目
- トヨタグループ
- トヨタ自動車株式会社
- 愛知製鋼株式会社
- 株式会社ジェイテクト
- トヨタ車体株式会社
- 豊田通商株式会社
- アイシン精機株式会社
- 株式会社デンソー
- トヨタ紡織株式会社
- 東和不動産株式会社
- 株式会社豊田中央研究所
- 関東自動車工業株式会社
- 豊田合成株式会社
- 日野自動車株式会社
- ダイハツ工業株式会社
- トヨタL&F
- 産業技術記念館
- アイチコーポレーション
- アサヒセキュリティ
- ワンビシアーカイブズ
- ティーアイビーシー
- 豊田自動織機女子陸上競技部
- 豊田自動織機ソフトボール部
- 豊田自動織機ラグビー部
- 豊田自動織機サッカー部