起訴
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起訴(きそ)とは、訴えを提起すること、すなわち、裁判所に対し原告の請求について判決をするよう法定の手続に従って求めることをいう。検察官による公訴の提起を指して用いられることが多いが、民事訴訟における訴えの提起を指す場合もある(「二重起訴の禁止」など)。
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[編集] 訴えの提起(民事訴訟法)
対義語は訴えの取下げである。 訴えが裁判所に提起されると、被告への訴状の送達がなされ、訴訟が係属する。
[編集] 起訴(刑事訴訟法)
- 公訴を参照。
[編集] 在宅起訴
在宅起訴(ざいたくきそ)とは、刑事訴訟法の被告人が監獄に勾留(拘置)されていない状態で起訴がなされることを言う。略式手続や、被告人が勾留されないまま公訴を提起された場合などに在宅起訴となる。
なお、日本法上は起訴後保釈のみが認められており、起訴前保釈の制度はない(刑事訴訟法207条1項)ため、一旦勾留されると、保釈により在宅起訴となることはない。