連雀
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連雀(れんじゃく)
[編集] 背負子
物を背負うのに用いる背負子(しょいこ)の連雀は、肩に当たる部分を広く編んで作った縄や、それを木の枠に取り付けた物などである。連尺とも書く。
江戸時代の行商の多くは、この連雀に荷物を担いで、各地を往来していた。又、連雀で運搬する行商を連雀衆ともいう。
本来、「連雀」とは渡り鳥の雀を指していた。「連尺」を用いる行商が渡り鳥のように見えた事から、「連雀」が「連尺」の同義語として用いられるようになった。
江戸時代の城下町には、行商が連尺に荷を繋げたまま荷物を下ろし、そこに店を出した地域があり、これが各地の「連尺」「連雀」「連尺町」の由来となっている。
[編集] 地名
- 高崎市連雀町(れんじゃくちょう)
- 川越市連雀町(れんじゃくちょう)
- 三鷹市上連雀(かみれんじゃく)・下連雀(しもれんじゃく)
- 岡崎市連尺通(れんじゃくどおり)
[編集] 関連項目
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