野獣死すべし
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『野獣死すべし』(やじゅうしすべし)は、小説家・大藪春彦の小説、およびそれを映画化したもの。幾度となく映画化され、現在では、松田優作の主演作品として認知する人が多いが、東宝で映像化された2作品にも根強いファンが存在する。なお、仲代達矢(1959年版)と藤岡弘(1974年版)が主演した東宝作品は、2006年7月に大藪春彦没後10年企画としてDVD発売された。
[編集] 小説
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
伊達邦彦は戦争で心に傷を受けた世代の生き残り。大学院に籍を置き、普段は優秀な学生を演じるが、それは表向きの顔、射撃、スポーツ、特殊技術の習得に影ではストイックに没頭し、心の奥には暗い憎悪と怒りが渦巻く。頼れるのは金と武器。彼の憎悪と怒りはやがて完全犯罪の計画に向けられていく。最初の殺人、強盗を犯し、逃げおおせる伊達。ローンウルフ伊達邦彦“野獣”の人生が幕を開けた…。
- 野獣死すべし
- 野獣死すべし 渡米編
- 野獣死すべし 復讐編
- 血の来訪者
- 諜報局破壊班員
- マンハッタン核作戦
- 日銀ダイヤ作戦
- 不屈の野獣
- 優雅なる野獣
- 野獣は甦る
- 野獣は、死なず
[編集] 映画
- 『野獣死すべし』監督:須川栄三、主演:仲代達矢(1959年)
映画化第一作。音楽を黛敏郎が担当。
- 『野獣死すべし 復讐のメカニック』監督:須川栄三、主演:藤岡弘(1974年)
前作から15年後に制作された続編。なお、DVDのOPは、映画公開時とは異なりモノクロ仕様。
- 『野獣死すべし』監督:廣西眞人、主演:木村一八(1997年)
- 『野獣死すべし 復讐篇』監督:廣西眞人、主演:木村一八(1997年)
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