釧路空港
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釧路空港 | |||
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IATA:KUH - ICAO:RJCK | |||
概略 | |||
空港種別 | 公共 | ||
運営者 | 国土交通省 | ||
開港日 | 1961年 | ||
運用時間 | 8:00 - 21:00 (JST) | ||
受け持ち | 釧路市 | ||
海抜 AMSL | 311 ft (94.8 m) | ||
位置 | 北緯43度2分27秒東経144度11分34秒 | ||
滑走路 | |||
方向 | 全長×全幅 | 表面 | |
ft | m | ||
17/35 | 8,202×150 | 2,500×46 | 舗装 |
釧路空港(くしろくうこう Kushiro Airport)は、北海道釧路市にある第二種空港。「たんちょう釧路空港」の愛称がある。
目次 |
[編集] 特徴
釧路市西部に位置する。道東一体の各空港を管轄する東京航空局の空港事務所、空港監視レーダーが置かれているほか、海上保安庁の航空基地、釧路地方気象台釧路空港出張所が併設されている。 国内初の空港気象霧観測レーダーの実験を開始している。
海岸から約5キロと霧の影響を受けやすいため、ILS(Instrument Landing System、計器着陸装置)カテゴリーIIIAを運用している。これにより濃霧時でも安全な離発着が可能となっている。 また、2006年4月13日からは成田国際空港・熊本空港とともに、ILSカテゴリーIIIB(滑走路視距離が100mまで)が運用を開始した。 しかし、対応できる機材や運行乗務員は羽田便などに限られ十分に活用されていない。
2000年台湾経済界(台湾青年商工会)から釧路空港への国際チャーター便受入要請があり国際チャーター便の受入を開始し、その後は順調に就航数が増加している。
[編集] 歴史
- 1957年 運輸大臣が設置・管理する公共用空港としての設置予定を告示。
- 1961年 1,200mの滑走路を持つ空港として供用を開始。
- 1996年 新旅客ターミナルビル竣工
- 1996年 4月26日 着陸時スポーツ用品アルペンの小型機が着陸に失敗、墜落。同社常務ら6名全員死亡。
- 2000年 2,500m×45mの滑走路の供用を開始。
- 2001年 空港利用旅客 累計2千万人達成。
- 2003年9月26日 平成15年十勝沖地震の被害を受けロビー・管制室の天井が落下。一時業務が中断したが、当日午後3時に仮復旧。
- 2004年10月18日 中華航空による釧路空港へのチャーター便が100便に到達。
- 2004年10月20日 植物検疫の指定空港になる。
- 2004年 1月~12月の国際チャーター便238便(旅客数34,918人北海道企画振興部交通企画室)
- 2005年2月17日 北海道で初めて香港ドラゴン航空のチャーター機が到着。
- 2005年4月1日 動物検疫の指定空港になる。
- 2006年10月 たんちょう釧路空港の愛称を使用開始。
[編集] 航空管制
- 釧路TWR 118.050MHz
TWRは、国土交通省東京航空局 釧路空港事務所 航空管制管が担当
[編集] 航空灯台
- 釧路NDB 194KHz(8:00~19:30/KS)
- 阿寒NDB 221KHz(8:00~19:30/KQ)
- 釧路VORDME 112.50MHz(24時間/KSE)
保守は、国土交通省東京航空局 釧路空港事務所 航空管制技術官が担当
受信報告書は、国土交通省東京航空局 釧路空港事務所 先任航空管制技術官へ発送
[編集] 路線
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- 丘珠空港(エアーニッポンネットワークの機材・乗務員で運航)
- 東京国際空港
- 大阪国際空港(7月・8月の臨時増便運航)
[編集] 空港へのアクセス
- 阿寒湖温泉各ホテル発着便(阿寒湖バスセンター経由)
- 2便運行
- 30系統 釧路駅 - 大楽毛駅 - 釧路空港 - 鶴公園 - 丹頂の里 - 阿寒湖バスセンター
- 4~5便運行
空港施設併設の駐車場が慢性的に不足しており、特に祝祭日前後には駐車場の確保は困難になることが多い。
釧路市中心部まで約22km、阿寒湖温泉まで約56km。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
空港情報 (RJCK) |
空港情報(worldaerodata.com) | 定時航空気象(METAR) | 飛行用飛行場予報(TAF) | 定時航空気象 |