阿藤快
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阿藤 快(あとう かい、1946年11月14日 - )は、日本の俳優、タレント。旧芸名阿藤 海、本名阿藤 公一(あとう こういち)。
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[編集] 人物
神奈川県小田原市出身。神奈川県立西湘高等学校→東京都立大学法学部1969年卒業。A型。有限会社さいど事務所所属。学生時代は弁護士志望だったが、俳優座養成所に入ったことをきっかけに役者を目指す。
「なんだかなー」が口癖。テレビや映画のほか『ぶらり途中下車の旅』の旅人役で知られている。雑誌の取材にてインタビューした姓名判断士の助言により、「海」より「快」に改名。女優「加藤あい」と名前が似ていて、紛らわしいため、『タモリ倶楽部』で『24人の加藤あい』に対して『24人の阿藤海』という企画が作られ、この放送で「海」から「快」に改名した。
くりぃむしちゅ~の上田には持ちネタ「加藤あいと阿藤快くらい違うよ!」というセリフがある。
コージー冨田にモノマネされたときは阿藤快本人が「そっくりだった!」と大絶賛。 自分がモノマネされるのを嫌う芸能人も多いが、阿藤は大喜びだった。 こういった性格のため、「芸能界で最もいい人」との称号を受けることもある。
「なんだかなー」は、険悪な現場を和ませるために言うようになった。 なお、グルメ番組で料理がまずいときに言う言葉ではない。コージー冨田がモノマネでまずい料理を食べて言って笑わせるのが誤解された。(本人談)
公式HPにて「阿藤快のあとを追う会」なる、センスの良いネーミングのファンクラブが結成されるも、その後活動を休止し、名称を「あとを追う会」から「阿藤快の哀悼会」に変更する事態に。
また、競馬が大好きなため、それが高じて競馬の関連書籍も執筆している。
公式HPのBBSでは、本人による丁寧なレスが付けられることもある。
食べ物でむせにくい芸能人としても有名であり、某テレビ番組の企画内で「むせるほど辛い料理」「むせるほど酸っぱい料理」を食べても何とも無いという強靭なる"むせにくさ"を持っている。
長年煙草を吸っていたが、最近某通販の禁煙パイプにより禁煙。
最近日本テレビやテレビ朝日系列の討論番組に出演することがあり、国会議員などの他力本願的発言(国民が選んだのだから)などに強烈に反発し、民主主義の本質を正す発言が一部で注目されている。
[編集] 経歴
中学時代は野球に熱中。高校に野球部がなかったため高2のとき退学。野球部名門校の編入試験を受験するも不合格、高校に戻る。東京大学を目指すも学生運動のあおりで受験できず、都立大学法学部に進学。入学後は司法試験の勉強をするが2年次にドイツ語の単位が足らず断念。劇団の俳優座に入る。その後10年間悪役専門で役者を続ける。今では、悪役・グルメレポーター・旅番組と言えばこの人の名前が挙がり、テレビになくてはならない存在となっている。 座右の銘は「一日一生」。
[編集] 出演
[編集] ミニ番組
- 親子笑劇場電太郎一家(テレビ新広島製作 中国地方4局ブロックネット)
[編集] テレビドラマ
- 木枯らし紋次郎(1972年)
- ウルトラマンレオ(1974年~1975年/第28話)
- 俺たちの勲章(1975年)
- 快傑ズバット(1977年)
- プロハンター(日本テレビ系・1981年)
- 女かじき特急便(1982年)
- セーラー服と機関銃(フジテレビ系・1982年版)
- 眠狂四郎無頼控(テレビ東京・1983年)
- 3年B組金八先生スペシャル2(TBS)※教師に恨みを持つチンピラ役で金八をボコボコにした。
- 教師びんびん物語(フジテレビ系)
- 世にも奇妙な物語(フジテレビ系)
- 『殺人者は後悔する』(1990年)
- 『バイパスの夜』(1991年)
- あなたが欲しい(1989年)
- 静かなるドン(日本テレビ系)
- 私の青空(NHK連続テレビ小説)
- 愛の劇場 うちはステップファミリー(TBS)
- はぐれ刑事純情派
[編集] バラエティ
- 謎を解け!まさかのミステリー(放送終了) ※不定期
- ぶらり途中下車の旅(日本テレビ)※隔週登場
- ちちんぷいぷい 火曜(毎日放送)※隔週登場
- 前略ヒロミ様(放送終了)
- 日曜ビッグバラエティ『小さな村の大スター』(テレビ東京系)(放送予定)
[編集] ラジオ
[編集] 映画
- 女囚さそり 第41雑居房(1972年)
- 最も危険な遊戯(1978年)
- 殺人遊戯(1978年)
- 俺達に墓はない(1979年)
- 蘇える金狼(1979年)
- 野獣死すべし(1980年)
- ヒポクラテスたち(1980年)
- 駅 STATION(1981年)
- 野獣刑事(1982年)
- 十階のモスキート(1983年)
- ゴルフ夜明け前(1987年 東宝・三吉慎蔵役)
- バカヤロー! 私、怒ってます(1988年)
- 悲しい色やねん(1988年)
- アナザヘヴン(2000年)
- 魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE(2005年 本人として)
- そうかもしれない (2006年)