霊山寺 (鳴門市)
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霊山寺 | |
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山門 |
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所在地 | 徳島県鳴門市大麻町板東 |
山号 | 竺和山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 天平年間(729年 - 749年) |
開基 | 行基、聖武天皇(勅願) |
別称 | 一乗院 四国88箇所一番札所 |
文化財 |
霊山寺(りょうぜんじ)は徳島県鳴門市大麻町にある高野山真言宗の寺院。竺和山(じくわさん)一乗院(いちじょういん)と号する。釈迦如来を本尊とする。
四国八十八箇所霊場の一番札所である。第一番札所ということで多くの巡礼者が集まり、巡礼用具である白衣や金剛杖、菅笠さらに納経帳、掛け軸などを揃えることができる。また宿坊も併設されている。
目次 |
[編集] 起源と歴史
奈良時代、天平年間(729年 - 749年)に聖武天皇の勅願により、行基によって草創されたと伝える寺である。行基は菩薩と尊称され、1400か所もの寺を草創したと伝えられる僧である。
その後、弘仁6年(815年)に空海(弘法大師)がここを訪れ21日間留まって修行したという。その際、88か所の霊場を開くこと、そしてここをその一番とするようにとの仏のお告げを受けたのが四国八十八か所の起源とされる。空海はそれに従い釈迦如来の像を彫りそれを本尊とし、天竺(インド)の霊山である霊鷲山を日本、すなわち和の国に移すとの意味から竺和山霊山寺と名付け第一番札所としたという。
室町時代には三好氏の庇護を受け七堂伽藍の並ぶ大寺院であったが、天正年間(1673年 - 1693年)に長曽我部氏に焼かれた。その後再建されたが明治時代の出火でまた多くの建物を失った。
[編集] 堂塔
- 仁王門
- 本堂 本尊釈迦如来を安置
- 多宝塔
- 大師堂
- 納経所 納経を行い受印、墨書を受ける
[編集] 行事
- 正月三が日
- 正月護摩祈祷
- 2月節分
- 星祭り、厄除け祈祷
- 2月21日-31日
- 接待講 お遍路さんを菓子などで接待する
- 4月第1日曜
- 釈迦誕生会、青葉祭り、花祭り
- 6月15日
- 大師誕生会、青葉祭り
他、毎月1日には護摩供養が行われる。
[編集] 交通アクセス
- 鉄道
- 道路
- 高速道路:鳴門IC
[編集] 関連項目
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