BIG MACHINE
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BIG MACHINE
BIG MACHINE | ||
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B'z の アルバム | ||
リリース | 2003年9月17日 | |
録音 | - | |
ジャンル | ハードロック J-POP |
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時間 | 51分02秒 | |
レーベル | VERMILLION RECORDS | |
プロデュース | 松本孝弘 | |
レビュー | ||
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チャート順位 | ||
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ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
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B'z 年表 | ||
The Ballads ~Love & B'z~ (2002年) |
BIG MACHINE (2003年) |
THE CIRCLE (2005年) |
『BIG MACHINE』(ビッグマシーン)は、日本のロックグループB'zが2003年9月17日にリリースした13枚目のオリジナルアルバム及びそれに収録されている楽曲のタイトルである。アルバム未収録シングル曲はない。
目次 |
[編集] 内容
B'z王道のハードロックナンバーやポップな曲、そしてバラード曲がバランスよく収録されている。ライトファンの中では捨て曲なしのアルバムとして人気が高い。B'zがちょうど15年目に発売されており、タイアップも非常に多い(13曲中8曲がタイアップつき)。実は前作『GREEN』が発売される前の2002年6月頃からすでにデモテープを用意していた。稲葉曰く「『GREEN』の発展形かつ、変わる前って感じ」だとか。アルバムタイトルの「BIG MACHINE」とは15周年をむかえ、ファンやスタッフと共につくったB'z=BIG MACHINEを意味している。 多くの音楽評論家から指摘されているが、アルバムの前半と後半で雰囲気の異なる印象がある。その二極化した構成のためか、コアなファンには不評のようであるが、前作同様初心者には聴きやすいアルバムである。尚、曲の終わり方が似ている楽曲が多く、それぞれの曲が似ている印象を持ってしまっている部分もあり、過渡期の作品といえる。しかし、稲葉の詞の視点に変化がみられ、松本も7弦ギターの導入など、名盤といわれるようになる次作『THE CIRCLE』に繋がる伏線がはられている。なお、『THE CIRCLE』に収録されている『BLACK AND WHITE』は本来ならこの作品に収録されるはずだったが、アルバムのイメージに合わないという理由で、先送りされたアウトテイクである。また、『ARIGATO』の2nd beat『輝く運命はその手の中に』もこの頃のデッド・ストックである。
[編集] 売り上げ
累計売上枚数74.6万枚。初動売上枚数50.0万枚。収録されたシングル曲に大きなヒットがなかったためか、4枚目のアルバム『RISKY』以降続いていたアルバムのミリオン記録を止めてしまったが、アルバムチャートの年間順位は今までと変わらないので問題はない。
売上はいずれも(株)オリコン調べ。
[編集] 参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター・全曲作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・全曲作詞
- シェーン・ガラース:ドラム (#1.2.6.8.9.11.13)
- ブライアン・ティッシー:ドラム (#2-5.7.12)
- クリス・フレイジャー:ドラム (#10)
- 徳永暁人:ベース・全曲編曲
[編集] 収録曲
曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。
- アラクレ (3:25)
- ファーストナンバーにふさわしい、スピーディでポップなロックナンバー。イントロのギターが印象的。どこか懐かしい感じがする。「真っ赤な心臓は理性を超えて鳴るよ」という歌詞が稲葉の一番言いたかったことだという。フジテレビ系ドラマ「あなたの隣に誰かいる」主題歌としてオンエアされて、ファンじゃない人の間に非常に知れ渡った。ライブだけでなくこのアルバムの中で人気の高い曲のひとつ。
- 野性のENERGY (4:39)
- 曲名に変わりはないが、ミックスなどを変えたアルバムバージョンである。最後が微妙に違うことが一番判りやすい。
- WAKE UP,RIGHT NOW (3:18)
- リズムは軽快であるものの、ロック色の強いポップナンバーである。ファンの中での人気の高い曲である。歌詞もかなりポジティブである。スタッフの間ではこの曲を先行シングルにしようという意見もあった。(ちなみにアサヒ”スーパドライ”のCMでオンエアされており、シングルとして発売される期待も多かったが、実際の次のシングルは「野性のENERGY」であった。)「1億3000万人が選ぶ!ベストアーティスト2003」でも演奏された。
- 儚いダイヤモンド (3:28)
- アラクレ以上にスピーディでヘヴィなハードロックナンバー。ヘヴィメタ、ハードロックファンにはたまらない。稲葉自身もノリノリでレコーディングしたそうだ。編曲は豊田みのるのアイデアを生かし徳永らとアレンジしたものらしい。この曲のメイキングがDVD「The Days of Pleasure」に収録されている。
- I'm in love? (2:59)
- 前作『GREEN』の雰囲気がする爽やかなポップナンバー。B'z本人曰く『恋心Ⅱ』らしい。でもあの曲に比べると主人公は成長しているようで「子供じゃないから、なんでも好き好きで始まればいいっていうもんじゃない」と一歩引いた位置に立っている。曲時間は3分を切るほど短い。
- IT'S SHOWTIME!! (4:00)
- 『野性のENERGY』同様、曲名に変化はないがアルバムバージョンである。ドラムを打ち込みからシェーン・ガラースによる生ドラムに変更されている。
- 愛と憎しみのハジマリ (4:26)
- ダークな匂いがするロックバラードナンバー。当時開戦したイラク戦争を知った稲葉が感じたことを歌詞にしており、稲葉曰く「『愛だと思ってやってることが、逆の立場から見れば愛じゃなかった』ということを書きたかった」とのこと。稲葉の詞の変化がでている代表的な曲。なお、松本はこの曲のギターソロがお気に入りだとか。
- BIG MACHINE (3:34)
- このアルバム表題曲であり、アルバム中で最もヘヴィなハードロックナンバー。曲名は自分達が「ビッグ(大物)」という意味ではなく、「大きな車輪」を自分達でひたすら転がして突き進むという意味であり、『RUN』(曲名)同様、B'zのことを歌っている。B'zでは珍しく7弦ギターが使用されている。
- Nightbird (3:56)
- ダークで幻想的なバラード。メロディは穏やかになったり激しくなったりする。どこか懐かしい感じがする。雰囲気を出すために鍵盤はあえて打ち込みになっている。稲葉は「こんな鳥はいないと思う。探してみて」と言っていた。
- ブルージーな朝 (3:57)
- タイトル通りブルージーな雰囲気が漂うジャジーな曲。ファンからの人気も高い。女性目線で詞が描かれている。稲葉曰く「ここから抜け出せてどこかへ行ける感じはある」らしい。
- 眩しいサイン (4:05)
- 『I'm in love?』同様ポップな曲。昔のB'zを髣髴させるナンバー。実際に松本と稲葉もレコーディング中にそんな話が出ていて、わざとそういう風にアレンジしたという話もある。『The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』ツアーのライブ終了時に流された。
- CHANGE THE FUTURE (3:56)
- サイケデリックなハードロックナンバー。収録曲では唯一L.Aで制作されたもの。歌詞は環境問題がテーマとなっており、稲葉がとある本にあった、「今の世界は未来の人々から借りているもの」という表現に共感し、そこからイメージし書いたという。アニメの世界観とも良く合っている。元々はアルバムの最後に収録される予定だった。
- ROOTS (5:13)
- ファンの間ではB'zのバラード曲の中でも名曲のひとつに入ると言われるほど評価が高い。『OFF THE LOCK』収録の『ROSY』を今のB'zでアレンジしたような儚くて優しいポップなバラード。歌詞は内容からして朝鮮の南北分断問題、そして日本と北朝鮮における拉致問題がモデルとなっており、稲葉曰く「世界中を旅行するような気持ちで書いた」とのこと。またこの歌詞は難産だったようでL.A.で書き始めて歌入れ直前まで書き直していたという。メロディはどこが懐かしい感じがし、間奏では激しく弾き、時には優しく弾く哀愁漂うギターソロと優しい感じで終わるフェードアウトが特徴的である。当初はアルバムの最後に収録される予定ではなかったが、最後に合う曲として急遽最後に収録するように変更された。実際にアルバムの終わりにふさわしい曲であり、この決断は正しかったといえる。
前作: |
次作: |
オリコン週間アルバムチャート第1位 2003年9月29日付 |
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前作: Every Little Thing 『Every Best Single 2』 |
B'z 『BIG MACHINE』 |
次作: ロードオブメジャー 『ROAD OF MAJOR』 |