NHKプロ野球
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NHKプロ野球は、NHK総合テレビ、衛星第1テレビ、衛星ハイビジョンテレビ、ラジオ第1放送で放送されるプロ野球中継の題名。
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[編集] 放送時間帯
- 総合テレビ 8月を除いて主に週末・祝日に開催される試合が中心。ナイターの放送は土曜日の巨人戦が多い。(ナイターの放送時間・18:10~18:45→ローカルニュース・全国ニュース=ニュース7中断(デジタル総合テレビは011(一部地域は031)のみニュース中断、012(一部地域は032)は中断することなく完全放送)→19:30~21:00<延長あり>)地域により通常番組を休止(実際は別時間帯にて時差放送)して放送する場合がある(例、2005年3月28日北海道地方で札幌ドームでの日本ハムのホームゲームの中継があるため。また2005年に関しては通常放映がない8月も13日の巨人vs阪神戦を生中継する。この影響で思い出のメロディー=平年8月第2土曜が8月16日火曜日に移動した)
- 衛星第1テレビ 基本的にはJリーグ(リーグ戦)中継と被る日を除いて18:05~21:30を基準放送時間として放送している。阪神、ソフトバンクの主催ゲーム及び阪神のビジターゲームが中心、日本シリーズの中継(地上波が日本テレビ放送網系・テレビ東京系になった場合は常に衛星第1テレビでも中継。東京放送系・フジテレビジョン系になった場合はBS-i・BSフジで未放送の時に放送する場合がある。テレビ朝日系の場合は常に放送しない)もある。(19:00、20:00、21:00ごろに、ニュースを2分間放送。また土曜日・日曜日にJリーグの開催がない場合はナイターの他にデーゲーム中継が行われることもある)
- 衛星ハイビジョンテレビ 主に巨人・阪神主催ゲームを中心に17:55~21:30を基準放送時間として放送。この場合NHKニュース7はBSハイビジョンでの放送は休止となるため中断することなく完全放送。
- ラジオ第1放送 8月を除く毎週木、金曜19:30~21:30(地域〈主に球団を持つ該当地域〉により18時台から放送する場合や他の曜日に放送する場合がある。18時台から放送する場合、「NHKラジオ夕刊」は休止となり、途中18:50~19:30はニュース中断を挟む。なお祝日や衆議院・参議院選挙政見放送を放送する期間と重なる場合は編成上ナイターを放送できない日もある)を基準放送時間として、注目のカードを各チーム平等に放送している。10月以後はリーグ優勝がかかる試合についてのみ放送する。日本シリーズは全試合中継。サンヨーオールスターは以前は中継していたが、近年は協賛社・三洋電機の宣伝になるとして放送されない年が多い。
- 放送予定カードが全て中止になった場合の番組
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- 19:00~20:00 NHKきょうのニュース(列島リレー、ローカルニュースも含めてフルヴァージョンで放送)
- 20:05~21:30 アンコールアワーやスタジオからのスポーツ関連の情報
- ※放送カードが予定より早く試合終了した場合もスポーツ情報を放送する。
※NHKワールド・プレミアム(総合テレビ同時放送分 ニュースの中断あり)、NHKワールド・ラジオ日本(ラジオ第1放送同時放送分 ニュースの中断あり)でも放送。
[編集] 特記
- これまで総合テレビの巨人戦は中日、阪神、広島主催の試合しか放送できなかったが、2001年のシーズン時、野球中継の視聴率が低迷し、巨人主催試合の放映権を持つ読売新聞社が、NHKに対して試合終了まで放送する事を条件に放映を申し入れ、NHKがそれを受諾し2002年度から東京ドーム(1回だけ福岡ドームからの中継)の巨人主催の中継を数試合放送することになった。(日本テレビは同時期にTBSにも持ちかけていた)総合テレビでの巨人主催試合の中継は、1959年の天覧試合以来となった。最初の中継になった2002年4月27日の試合は、この年の大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」で主演を務めた唐沢寿明が始球式を行った。
- 衛星第1・デジタルハイビジョン単独中継の場合、試合の映像はCS放送でも利用されている各試合の公式映像を使うことがある(例:甲子園や大阪ドームの阪神戦はTigers-aiの映像)。これにNHK独自でカメラスタッフを数ヶ所配置することがある(東京ドームの巨人戦など一部ゲームはNHKによる自主制作のため除く)。
- 基本的には試合終了までの放送だが、デーゲーム中継で長時間試合となると編成の都合で途中で打ち切る場合がある。また衛星ハイビジョンテレビ(デジタルのみ)では、別チャンネルを使って継続中継することもある。
- 衛星第1テレビでは音声多重放送を実施しており、主音声で通常の実況中継を、副音声では球場内の集音マイクから拾った音声のみを放送している(ただし、番組開始の冒頭と試合終了〈ヒーローインタビュー〉後のハイライト部分は副音声に切り替えても主音声が流れる 以前は番組開始から終了までずっと球場内の音声のみだった)。デジタル衛星ハイビジョンでは5.1サラウンド放送を実施(デジタル総合テレビは一部の試合を除く)。総合テレビでは、巨人戦に絡む試合はリアルタイム字幕放送を実施している(デジタル衛星ハイビジョンは総合テレビ同時放送のときのみ)。
- 夏季オリンピックや夏季アジア大会が開催される期間は、それを優先するため放送しないことがある。
- かつて、星野仙一が第2期中日監督に就任する前年の95年(NHK解説者時代)、星野ともうひとり解説者を置き、アナウンサーを置かず(チームのリポートはアナウンサーが担当)に中継を行う試合が数試合あった。
- また、ラジオ第1放送の中継は1994年度ごろまで毎週土曜日にも行われていたが1995年度から地球ラジオなどの定時放送が組まれた関係でそれ以後は原則木・金曜のみに放送されている。また2004年度までは18:05から放送されていたが、2005年度は19:30スタートに縮小される。(ローカル中継の場合従来の18時からのスタートや、他の曜日の中継を行うこともある)
- 現在は挿入されていないが、2000年頃まではホームランが出た際、特殊スーパーインポーズと同時にジングルが流れていた。
- 民放に比べて選手やチームのより細かいデータをよく表示する。例 得点圏打率ランキング、月間打率など
- 梨田昌孝、与田剛、武田一浩、大島康徳は、メジャーリーグ中継にも登場する。また2003年のシーズンは球団に所属していなかった小宮山悟が解説をしたこともありファンを驚かせた。
- 2006年3月25日は北海道・東北地方のみ札幌ドームの日本ハム・楽天の開幕戦中継のためFM放送で放送された。通常ラジオ第1放送で放送されるのが原則だが、この時間帯はラジオ第1放送が高校野球中継の放送を行うためFMでの振替放送となっている(音声はステレオ放送だった)。
- 2006年5月12日の「中日対楽天」(ナゴヤドーム)の放送では中日のお膝元である東海地方及び楽天のお膝元である東北地方ではアナログ総合及びデジタル総合メインチャンネルにおいて20:45(東北地方と静岡県)及び20:55(東海3県)で飛び降りした。(デジタル総合サブチャンネルでは試合終了まで放送)
- 2006年9月27日の「日本ハム対ソフトバンク」(札幌ドーム)の放送では北海道地方のみBS1での放送に加えて総合テレビ(アナログは19:30~20:45 デジタルはサブチャンネルで18:05~試合終了まで)でも放送された(但し、実況・解説者は別内容)。そのため、「ためしてガッテン」は9月30日土曜日の10:05(字幕放送あり・データ放送なし)に、「クローズアップ現代」は9月28日木曜日の0:00から(その1時間前にBS2で先行放送されていた)の時差放送にそれぞれ変更された。
[編集] 解説者
[編集] NHK名古屋放送局専属
[編集] NHK広島放送局専属
- 広瀬叔功(以前は全国中継にも登場)
[編集] NHK福岡放送局スポット契約
- 山内孝徳(RKB毎日放送解説者兼)
[編集] 実況・リポート担当アナウンサー
[編集] NHK放送センターアナウンス室所属
※そのほか、BSハイビジョンで単独放送される東京ドームの巨人戦では、有名人ゲストが登場するときは堀尾正明アナが務めることがあるが、これはあくまでも司会進行役という形での放送となり、選手の情報は本来スポーツ中継の実況・リポートを担当するアナウンサーが補佐の役割として務めている。
[編集] NHK情報ネットワーク所属
- 黒氏康博
- 広坂安伸
- 福澤浩行
- 道谷眞平
- 森中直樹
[編集] NHK大阪放送局所属
[編集] 名古屋放送局所属
- 塚本貴之
- 野瀬正夫
- 渡辺憲司
[編集] 広島放送局所属
- 田中朋樹
- 永井克典
- 三浦拓実
[編集] 福岡放送局所属
[編集] NHK札幌放送局所属
- 上野速人
- 町田右
[編集] NHK仙台放送局所属
- 高木修平
- 斎藤洋一郎
- 横井健吉
- 吉松欣史
[編集] 関連項目
- PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球(NTV系)
- ザ・プロ野球(TBS系)
- BASEBALL L!VE(フジテレビ系)
- スーパーベースボール(テレビ朝日系)
- 全力闘球(テレビ東京系)