SAPIO
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SAPIO(サピオ)は、小学館から毎月第2・第4水曜日に発行されている「国際情報誌」。1989年(平成元年)創刊。
創刊時から数年はリベラルな雑誌であり、豊富な資料が人気であった。その後、それまでは雑誌界において空白だった「保守」「親日」を志向する購読者層の要望に答える内容を「売り」とする硬派な雑誌として成長した。
目次 |
[編集] 誌名の由来
毎号目次の脇に誌名の由来が説明されている。
[編集] 内容
記事の内容は国際問題が主要だが、国内の政治問題(教育、憲法、食料、自然災害、治安など)や歴史、軍事、皇室、メディアなどといった幅広い分野をも扱う。執筆陣の主な論調は近年親米保守の傾向にあり、特に中華人民共和国・大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国の現状(人権、ネット検閲など)や反日運動などについては、比較的多くの特集が組まれており、批判的な姿勢をとる。特に北朝鮮に対しては豊富な資料等を駆使してあらゆる方向からの記事を数多く書き定評がある。余談だが、北朝鮮の賛美記事(金日成・金正日の「伝説」など)を一番載せている日本の雑誌でもある。但し、北朝鮮の異常性を示すために使用しており、SAPIOの記事の内容とは基本的に矛盾しない。
この雑誌の売りの一つとなっている新・ゴーマニズム宣言を小林よしのりが1995年から連載していることや、落合信彦、大前研一等が連載を持つなど、保守系雑誌といっても『諸君!』や『正論』などとはかなり毛色が異なっている。
保守的な路線を売りにして以降右翼関係者に愛読者が多いらしく、2006年8月15日に起きた自由民主党の加藤紘一代議士の実家放火事件を起こした右翼男性が運転していたレンタカーから当該雑誌が出ていたほどだ。(※ ちなみに発見された号は「中華人民共和国が2009年に日本を武力併合する」という内容の記事がメインである。)
[編集] 2006年4月現在の連載
- 大前研一 『最強のビジネスマン講座』
- 『NEVER GIVE UP』 前屋毅
- 書闘倶楽部
- 『SAPIO'S EYE』
- 『SAPIO語身術』 / 亀井肇
- 新製品・イベント情報 『COSA DE SAPIO』
- 『平成百色眼鏡 見たり読んだり』 / 川本三郎
- 「フロム・リーダーズ」
- 「メディアを裁く!」/CJR特約
- 「世界人の一流品」
[編集] 過去の連載
- 「ワールドグルメがはまるニッポンの味」
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[編集] 主な常連執筆者
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